1時間の日次メンテナンス・プロセスを開始するのに最も都合のよい時間を決定して設定する方法について理解します。
ビジネス・プロセス・インスタンスでは、定期的なメンテナンスの実行に毎日1時間が必要です。サービス管理者は都合のよい時間を選択(および変更)して1時間のメンテナンス・プロセスを開始できます。
環境の日次メンテナンス操作とメンテナンス開始時間のスケジュールについては、管理者用スタート・ガイドの日次メンテナンスの管理を参照してください。
注:
日次メンテナンス時に増分データ・インポートのためにCloud EPMスマート・リストのテキスト・データをエクスポートというシステム設定があり、この設定が有効になっているかどうかによって、エクスポートの時間に影響を与える可能性があります。この設定の使用の詳細および推奨事項については、次のトピックを参照してください:
日次メンテナンス中に実行されている特定のジョブが原因で自動バックアップが失敗するのを防ぐために、Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Managementでは、日次メンテナンス・プロセスの実行中は特定のジョブの開始が許可されません。
次のジョブは、日次メンテナンス中は開始されません:
データのインポート
メタデータのインポート
データのエクスポート
メタデータのエクスポート
データベースのリフレッシュ
キューブのクリア
キューブの再構築
アウトラインの圧縮
データ・スライスのマージ
集約の最適化
これらのジョブは、スケジュールされたジョブであるか、アド・ホック・ベース(未スケジュール)で開始されるジョブであるかに関係なく、開始できません。
このため、未スケジュール・ジョブについては、日次メンテナンス・プロセス中にジョブのスケジュール・ページの「今すぐ実行」オプションを使用してジョブを開始しようとしても、またはジョブ定義のリスト・ページからジョブを送信しても、ジョブが開始されません。システムによってアド・ホック・ジョブの開始が防止された場合は、エラー・メッセージが表示されます。
たとえば、日次メンテナンスの実行中にキューブのクリア・ページにリストされているジョブを表示し、「アクション」、「送信」の順にクリックすると、エラー・メッセージが表示され、ジョブは開始されません。同様に、日次メンテナンス中にジョブのスケジュール・ページで「キューブのクリア」ジョブを作成し、「今すぐ実行」を選択した場合、システムによってジョブの開始が妨げられ、エラー・メッセージが表示されます。
ジョブが開始されない場合、その理由が「ジョブの詳細」に示されます。ジョブ・コンソールの電子メール通知を有効にしている場合は、ジョブが開始されないときに電子メール通知を受信します。日次メンテナンス・プロセス中に開始されるようにスケジュールされているジョブがある場合、日次メンテナンス・ウィンドウ外で開始されるようにジョブを再スケジュールすることをお薦めします。ジョブのスケジュールを参照してください。