控除なしの再キャストの計算

再キャストの計算に税額控除は含まれません。

この機能を有効にするには(アプリケーションの機能の有効化も参照):

  1. 「Pillar 2(グローバルおよびローカル・トップアップ税)」移行税額控除チェック・ボックスを選択します。
  2. 「有効化」をクリックします。

この機能を有効にすると、次のようになります:

  • シナリオ・ディメンション(関連項目: シナリオ・ディメンション): 移行年およびソース・シナリオを特定するために、次のカスタム属性が作成されます:
    • PillarTwoTransitionTaxCreditsYear: デフォルトでは、アプリケーションで使用可能なすべての年がリストされます
    • PillarTwoTransitionTaxCreditsSourceScenario:
      • デフォルトでは、アプリケーションで使用可能なすべてのシナリオ・メンバーがリストされます
      • いずれの割当てでも、ソース・シナリオがターゲット・シナリオと同じであることは示されません
  • 勘定科目ディメンション(関連項目: 勘定科目ディメンション): 暫定税額控除額の逆仕訳を保持するための次の新しいメタデータ・メンバーが作成されます: TRCS_ReversalTaxCredits

    新しいメタデータ・メンバー

計算の仕組み

  • シナリオに構成されている移行税額控除年に基づいて、税額控除スケジュールから使用可能な控除がプルされます
  • 対象税金には金額が再キャストされません

ユースケースの例

次の構成は、税額控除の移行年がFY20であり、移行ソース・シナリオの割当てでは、ソースがそれ自体、つまり「実績」であると示されていないことを示しています。

税額控除

税額控除

次のスクリーンショットでは、移行年(FY20)の後に使用可能になる税額控除は3000ドルであり、対象税金に転記される予定であることが示されています。

移行年より後の税額控除

「TRCS_TLCOtherAdj (その他の調整)」、「TRCS_TLCUtilizationTotal (今年度使用合計)」および「TRCS_TLCExpirationTotal (期限切れ合計)」合計のこれらの増減に入力された税額控除が、移行年に基づく対象税金にコピーされることに注意してください。

対象税金

移行税額控除の逆仕訳には、移行年より後の控除金額が移入され、その再キャストの計算からは除外されます。

移行税額控除の逆仕訳