ユース・ケース例

次の例では、遅延増減"PYAutomated"を作成して構成し、税金自動化がサポートされるようにします。

  1. 「ナビゲータ」「作成および管理」「ディメンション」「増減」に移動します。
  2. TRCS_CYDTNRTOTALの下に2つの子メンバーを作成します。名前(PYAutomated (税金自動化用)とPYnoAuto (データ入力用))と別名を入力します。Tax Reportingの管理メンバーの追加または編集を参照してください

    子メンバーの作成

  3. 「属性値」タブに切り替え、新しい属性TaxAutoTargetMovementが作成されていることを確認します。
  4. 追加(>)アイコンをクリックしてTaxAutoTargetMovementを割り当てます。

    属性が割り当てられていません

    属性を割り当てます

    属性は増減メンバーに割り当てられます。PYnoAutoはデータ入力用であるため属性は割り当てません。

    Note:

    増減メンバーは自動増減とデータ入力のどちらにもできます。
  5. 「保存」をクリックします。
  6. 続行してデータベースをリフレッシュします。
  7. 「構成」カードに移動します。
  8. 「税金自動化」をクリックします。
  9. 「グローバル・ルール」タブをクリックします。これで、「税金自動化」フォームに、"PYAutomated"が税金自動化の「ターゲット増減」として表示されるようになります。このことは、法定住所ルール、エンティティ・ルールおよび税金自動化(地域)についても同じです。例で適用されたロジックが「年換算」であることに注意してください。

    グローバル・ルール

  10. ルールを保存して連結を実行します。
  11. 帳簿フォームを開き、値を参照します。ホーム・ページ -> 「ライブラリ」 -> 「帳簿データ」で、

    帳簿データ

    年間値はP1value * 12です。

    年間値

    このため、前述の例では、「一時差異」の年間値は20000*12=240000になります。

  12. 「一時差異」フォームを開きます。
  13. 列"PYAutomated"に、帳簿勘定科目からプルされた値が移入されています。PYAutomatedとPYnoAuto (自動化なし)の2つの列があります。PYAutomatedは自動としてタグ付けされ、税金自動化にのみ使用されるため、読取り専用列として表示されます。一方、PYnoAutoは編集可能な列となり、ユーザーが任意のデータ・エントリを調整できます。

    「一時差異」フォーム

    この例では240000は年換算のプルのルールです。

    Note:

    PYAutomated増減の税金自動化ターゲット増減属性を削除(ディメンション > 増減メンバー > メンバーの選択 > 属性値 > 削除)し、「データベースのリフレッシュ」を実行すると、関連付けられたルールは無効になり、データがクリアされなくなります。

    属性値の削除

    増減メンバーから税金自動化ターゲット増減属性を削除する前に、そのメンバーに関連付けられたすべての税金自動化ルールを削除する必要があります。