Tax Reportingでは、前年度の引当金額を調整できます。税引当は、自動的にフォームに移入されます。申告データは、手動で入力するか、アプリケーションにロードできます。
システムでは、期間13またはP13 (RTA)で申告額の未払処理調整が処理されます。アプリケーションは、複数年の分析と、現在の期間への調整の転記に対応しています。入力スケジュールに対するデータ変更は、法人税の現在の期間の引当金に必要な申告額の未払処理調整を決定するために、連結によって追跡される必要があります(当期引当金や繰延引当金など)。計算された金額は、追加引当金項目としてRTA自動化で構成されたターゲット会計年度と宛先期間の当期引当金に取得され、一時差異フォームにも取得されます(この場合、システムのデフォルトでは、すべての申告額の未払処理調整が繰延税金費用にのみ影響すると仮定されます)。設定の詳細は、RTA自動化ルールの定義を参照してください。
注:
RTA金額に前年度レートを使用する場合、RTA金額への前年度レートの適用を参照してください申告額の未払処理調整は、エンティティに応じて異なる四半期中に計算および計上できます。たとえば、カレンダ年中に、カナダのエンティティではQ3で調整を計上し、アメリカのエンティティではQ4で計上できます。つまり、システムは、ユーザーがデータを移入し、RTA自動化を使用して宛先期間と会計年度を設定し、調整が転記されるRTA期間および年とターゲット期間および年の両方を連結した場合のみ申告額の未払処理調整の差異を計算するよう設定されます。
フォームには、次のロールフォワード・メンバーが含まれます。
表11-10 国の一時差異
カテゴリ | サブカテゴリ | 説明 |
---|---|---|
P12 |
自動 |
POVに指定された年度の引当金からの自動金額。 |
調整 |
POVに指定された年度の引当金からの手動入力金額。 |
|
合計 |
「自動」と「調整」の合計。(合計引当金) |
|
RTA |
自動 |
POVに指定された年度の申告からの自動金額。 |
調整 |
POVに指定された年度の申告からの手動入力金額。 |
|
合計 |
申告からの「自動」と「調整」の合計。(合計申告額) |
|
RTA |
RTA差異 |
合計引当金と合計申告額の差異 |
計算されると、当期引当金に取得される金額は、当期の申告書/申告上の当期の税額という勘定科目の金額となります。一時差異の差異は、申告額の未払処理調整における一時差異ロールフォワードの列に対して計算されると、自動的に取得されます。
調整を入力するには: