データ・インポート優先度
データ優先度によって、新しいデータが既存のデータと比較され、ソースに基づいてコンタクト・データを更新するかどうかが決定されます。
Oracle Eloquaでは、システム内に存在するものとは異なるフィールドを持つ入力データを受信した場合、フィールド情報を更新する前に、新しいデータと既存のデータの両方のソースが検討されます。入力データのソースが、既存のデータのソースよりも優先度が高い場合、既存のデータは上書きされます。一方、入力データのソースの優先度が低い場合、既存のデータは変更されません。
データ優先度はフィールドごとに評価されるため、以前に優先度がより高いデータ・ソースによって書き込まれていないフィールドのみが更新されます。入力データに応じて、更新されるフィールドと更新されないフィールドが発生することがあります。これにより、コンタクト・データベースには最も正確なデータが含まれること、および既存の情報が信頼性の低いソースによって上書きされないことが確実になります。
注意: バルクAPIインポート定義を作成するときに、importPriorityUri
を使用すると、インポートを別の優先度に設定してデフォルトのバルクAPI優先度を上書きできます。インポート優先度は、このエンドポイント経由で参照できます。
コンタクトが次の方法のいずれかを使用して更新される場合、データ優先度ルールは適用されません。
- コンタクト・レコードに対する手動更新
- プログラム・ビルダーまたはカスタム・オブジェクト・サービスを介した更新ルール
- フォーム提出更新
これらの方法のいずれかを使用した更新が発生すると、データ優先度ルールを使用する次の更新が発生するまで、データ・ソースを示すメタデータはOracle Eloquaによってクリアされます。
データ・インポート優先度の表示
注意: データ優先度を変更すると統合の破損などの悪影響を及ぼす場合があるため、変更は管理ユーザーのみが加えるようにしてください。
データ・インポート優先度を表示する手順は、次のとおりです。
- 「設定」
> 「統合」にナビゲートします。
- 「インバウンド」 > 「管理」をクリックし、「データ優先度順」をクリックします。
「データ・インポート優先度」には、優先度が最も高いものから最も低いものの順に表示されます。