重複除去ルール
重複除去ルールは、データベースでレコードが重複しないようにデータ・エンティティ(コンタクトやアカウント)をチェックするためのルールです。重複除去ルールを作成すると、複数のフィールド、部分一致および表音一致を使用して、重複するコンタクトやアカウントを識別できます。
注意: 単一表重複除去ルールを使用すると、同じエンティティ・タイプの重複を除去できます(コンタクトとコンタクトの照合や会社とアカウントの照合)。複数表重複除去ルールは、エンティティ・タイプ同士を照合して(たとえば、コンタクトとアカウントの照合)、重複を除去するために使用します。
重複除去精度の詳細を参照してください。
単一表重複除去ルールの作成
名前を入力するときは、可能なかぎり明確に示し、かつ、次のオプションを設定すると最適です。
- 完全一致を除外
- 一意の結果のみ含める
- ルール表としてアカウントやコンタクトを選択する
ベスト・プラクティス: 名前を入力するときは、可能なかぎり明確に示すことが最適です。
例:
- C: Eメール・ドメインと姓。
- M: アカウント名(ファジー、一意のみ)。
- C/M: 名前の照合。
- C/M: SFDCアカウントID照合(大/小文字を区別する照合が必要です)
複数表重複除去ルールの作成
- ソースと宛先のデータを定義する必要があります。
重複除去ハンドラ・セットの作成
- ハンドラは、コンタクトかアカウントかによって異なります。
重複除去ハンドラ
重複除去ハンドラは、重複(一致)または不一致が検出された場合の処理ステップです。更新、削除、マージまたはパージのオプションがあります。ハンドラでは、条件付きの更新およびインテリジェントな更新も可能です。重複除去ハンドラは、コンタクトと会社に対して使用できます。
重複除去ハンドラ・セットは、重複除去ルールに関連付けられた重複除去ハンドラのグループです。
ハンドルにはハンドラ・セットからアクセスします(編集のために重複除去ルールをオープンした状態で、
「重複除去ルール・オプション」をクリックし、「重複除去ハンドラ・セット」または「新規重複除去ハンドラ・セット」をクリックします)。
コンタクト
ハンドラ | 詳細 |
---|---|
コンタクト・グループに追加 | コンタクトを特定のコンタクト・リストに追加します。 |
プログラム・ビルダーのステップに追加 | プログラム・ビルダーの自動マーケティング・プログラムの指定したステップにコンタクトを追加します。いくつか制限が適用されます。* |
フィールド・データを別のフィールドにバックアップ | あるコンタクト・フィールドから別のコンタクト・フィールドにコピーしてバックアップするデータを指定します。 |
会社の作成 | 会社を作成してそのコンタクトにリンクします。新規に作成した会社の会社グループを指定する必要があります。ハンドラを不一致に対して実行した場合、会社はリンクされません。 |
完全に削除 | コンタクトは、マーケティング・データベースから完全に削除されます。 |
現在のグループまたはプログラム・ステップから削除 | 手動で実行すると、このコンタクトは関連付けられている現在のグループから削除されます。あるいは、プログラム・ビルダーでは関連先のプログラム・ステップから削除されます。 |
特定のグループから削除 | このコンタクトは、指定したグループから削除されます。 |
定数値でフィールドを更新 | 定数値で更新するコンタクト・フィールドを指定し、値を指定します。 |
一致したレコードからのフィールド値でフィールドを更新 | 別の一致したデータ・エンティティ・フィールドからのフィールド値で更新されるコンタクト・フィールドを指定します。このオプションは、不一致には使用できません。 |
*「プログラム・ビルダーのステップに追加」重複除去ハンドラが機能するためには、次の条件が満たされる必要があります。
- 選択したデータ・エンティティ・タイプ(コンタクトまたは会社)をサポートするためにプログラム・ステップを設定しています。
- 指定のデータ・エンティティがプログラムにすでに存在する場合、そのエンティティが再度追加されることはありません。
- プログラムが複数のデータ・エンティティ・エントリを禁止している場合、以前にプログラムに存在したエンティティは追加されません。
会社
ハンドラ | 詳細 |
---|---|
会社グループに追加 | アカウントを特定の会社グループに追加します。 |
プログラム・ビルダーのステップに追加 | アカウントは、プログラム・ステップに追加されます。いくつか制限が適用されます。* |
フィールド・データを別のフィールドにバックアップ | ある会社フィールドから別のアカウント・フィールドにコピーしてバックアップするデータを指定します。 |
完全に削除 | アカウントは、マーケティング・データベースから完全に削除されます。 |
現在のグループまたはプログラムから削除 | 手動で実行すると、このアカウントは指定したグループから削除されます。プログラム・ビルダーでは、アカウントはプログラム・ステップから削除されます。 |
特定のグループから削除 | このアカウントは、指定したグループから削除されます。 |
定数値でフィールドを更新 | 定数値で更新するアカウント・フィールドを指定します。 |
一致したレコードからのフィールド値でフィールドを更新 | 別の一致したデータ・エンティティ・フィールドからのフィールド値で更新されるアカウント・フィールドを指定します。このオプションは、不一致には使用できません。 |
*「プログラム・ビルダーのステップに追加」重複除去ハンドラが機能するためには、次の条件が満たされる必要があります。
- 選択したデータ・エンティティ・タイプ(コンタクトまたはアカウント)をサポートするためにプログラム・ステップを設定しています。
- 指定のデータ・エンティティがプログラムにすでに存在する場合、そのエンティティが再度追加されることはありません。
- プログラムが複数のデータ・エンティティ・エントリを禁止している場合、以前にプログラムに存在したエンティティは追加されません。