Oracle Eloquaトラッキング・パラメータ

Oracle Eloquaでは、ハイパーリンクを作成し、それらのハイパーリンクをアセット内のテキストまたはイメージに追加できます。ハイパーリンク・パラメータを使用すると、受信者の行動をトラッキングし、その属性を適切に設定し、各受信者に必要なコンテンツを提示できます。

次のパラメータを使用できます。

ElqTrackId

ElqTrackIdは、Oracle Eloquaがアセット内のリンクされた各項目を個別に識別するための、一意の一連の英数字です。イメージまたはテキストにハイパーリンクを追加すると、Oracle EloquaはリンクにelqTrackIdパラメータを自動的に追加します。Eメールにイメージが2つあり、それらのイメージの両方ともhttp://www.example.comにリンクされている場合、それぞれのイメージでelqTrackIdパラメータは異なります。

また、このパラメータはレポートに役立つとともに、デバッグ時にも便利な場合があります。

: Oracle Eloquaは、http://www.example.comを次のものに変換します。

http://www.example.com/?elqTrackId=9A3A8A5B29B5C3C7C075CE12B85BB8FE

elqTrackIdパラメータは、わずかな例外を除き、すべてのアセット内のすべてのリンクに追加されます。

  • 「新規Eメール・メッセージ」リンク・タイプは、このパラメータを受け取りません。
  • 「システム処理」リンク・タイプは、このパラメータを受け取りません。

    重要: 「オンライン・バージョンの表示」リンク・タイプは、Eメール・アセットに追加されるときに、このパラメータを受け取ります。

  • HTTPやHTTPS以外のリンク(FTPリンクなど)は、このパラメータを受け取りません。

    重要: URLフィールドにHTTPサイトに誘導するリンクを入力するとき、HTTP/HTTPsの部分の入力をスキップした(単にURLをwwwで始めた)場合でも、Oracle EloquaによってelqTrackIdパラメータが追加されます。

リンクに追加されたパラメータは、Oracle Eloquaによって修正および削除されません。つまり、アセットがテンプレート(たとえば、「別名保存」機能)から生成された場合も、含まれるelqTrackIdは変化しません。このような類似のリンクを区別するために、Oracle EloquaはelqTrackIdAssetIdの組合せを参照します(次を参照)。

elqTrack=true

elqTrack=Trueパラメータを使用すると、Oracle Eloquaはトラッキング・スクリプトがないアセットのリンク・アクティビティ(クリックスルーなど)をトラッキングしてレポートできます。これは、Webページ・リンクにのみ適用できます。elqTrack=TrueパラメータとelqTrackIdパラメータは、ハイパーリンクに同時に出現することがよくありますが、両者は別のものです。

: Oracle Eloquaは、http://www.example.comを次のものに変換します。

http://www.example.com/?elqTrackId=7X1C6B8A6J80L3N6G5T8N7H9E5V5S5A0G1AelqTrack=True

ハイパーリンクにelqTrack=Trueパラメータを追加するには、「トラッキングされていない外部ページのトラッキングを追加」チェック・ボックスを選択します。このボックスは、ランディング・ページおよびEメールのデザイン・エディタではデフォルトで選択されています。

受信者がハイパーリンク・オブジェクトをクリックすると、パラメータはアドレス・バーのURLで非表示になります。

AssetTypeおよびAssetId

AssetTypeは、アセットがEメールまたはランディング・ページのどちらであるかを指定します。AssetIdは、個々のアセット、テンプレートによって作成されたアセット、および他のアセットのコピーであるアセットとを区別するために使用できる、各アセットの一意の数値識別子です。場合によっては、ハイパーリンク・オブジェクトが重複していると、elqTrackIDパラメータも重複する(前述の内容を参照)ため、AssetIdがリンクを適切に識別するために役立ちます。

AssetTypeAssetIdも、プレーン・テキストEメール・エディタを除き、ユーザー・インタフェースに表示されます。Eメール受信者には、これらのパラメータはプレーン・テキストEメール・リンクやカーソル配置表示リンクに表示され、さらに、リンクがブラウザで解決されるとき、一時的にURLアドレス・バーにも表示されます。

RecipientId

RecipientIdパラメータは、各Eメール受信者またはWebページ訪問者の一意の識別子です。これは、コンタクト・オブジェクトまたはカスタム・オブジェクト・レコードに戻るようにリンクできます。訪問者がEメールまたはランディング・ページ内のリンクをクリックすると、RecipientIdパラメータがターゲット・リンクに渡されるため、これを使用して、クリックスルーを関連付け、コンテンツを適切な訪問者または受信者にマージできます。

このパラメータは、elq=<GUID>の書式でEメール内のすべてのリンクに表示されます。Eメールが送信されるとき、受信者ごとにグローバル一意識別子(GUID)が生成されてリンクに挿入されます。受信者がEメールを受け取ると、RecipientIdはURL内に表示されます。

CampaignId

CampaignIdは、アセットがキャンペーンの一部として使用されるときに、そのアセットに割り当てられる一意の番号です。アセットが複数のキャンペーンで使用される場合、この番号によってアセット・アクティビティが適切なキャンペーンに関連付けられるようになります。

このパラメータの使用例は、を参照してください。

SiteId

SiteIdは会社のアセットを識別します。SiteIdは、s=<customer side id>に書式設定されます。

管理者権限がある場合は、「設定」 黒い歯車で示される「設定」メニュー・アイコンのイメージです。 をクリックして、「表示プリファレンス」セクションの「会社のデフォルト」をクリックすることで、SiteId情報を確認できます。

関連項目

データの収集

デザイン・エディタでのEメールへのリンクの追加

Oracle Eloqua非同期トラッキング・スクリプト

Eメール・オープンの計算

ホストされているフォームの複数キャンペーン間での共有

外部でホストされているフォームの複数キャンペーン間での共有