フィールド・マージ

概要

フィールド・マージを使用すると、コンタクト・レコード、イベント、カスタム・オブジェクトまたは問合せ文字列値からの情報を使用して、Eメール、フォームおよびランディング・ページをパーソナライズできます。たとえば、フィールド・マージを使用して、Eメールにコンタクトの名前を追加したり、すでに保持している情報をフォーム・フィールドに事前移入したり、非表示のフォーム・フィールドで処理可能なデータを渡してコンタクトを適切な営業担当者にルーティングします。

Eメール、フォームおよびランディング・ページの編集時には、通常のテキストと区別するためにフィールド・マージが黄色で強調表示されます。

フィールド・マージの安全性の確保

フィールド・マージでURLを使用すると、セキュリティ上のリスクが発生する可能性があります。デフォルトでは、Oracle Eloquaがフィールド・マージを挿入しようとすると、残りのデータをまだ挿入している途中ですべてのURLが削除されます。ただし、フィールド・マージの設定時にこのセキュリティ機能を上書きできます。

注意: データのセキュリティに関する懸念がある場合は、My Oracle Supportにお問い合せください。

フィールド・マージを使用してURLをリダイレクトすることもできません。例:
http://www.example.com/<field merge>/firstexample.com?param=moreparams&elqTrack=true
ここで、<field merge>はリダイレクトURLパスの一部です。この場合、このリンクは機能しません。
かわりに、フィールド・マージを問合せ文字列に追加できます。例:
http://www.example.com/secondexample.com?param=moreparams&myParam=<field merge>&elqtrack=true
ここで、<field merge>は問合せ文字列の一部です。この場合はリンクが機能します。

注意: デフォルトでは、すべてのフィールド・マージがHTMLでエンコードされています。このことは、コンタクト・レコードのデータがアセット内で表示される方法に影響を与える場合があります。詳細は、 を参照するか、またはMy Oracle Supportに問い合せて、フィールド・マージ値のエンコーディングの操作方法に関する指示を確認してください。

フィールド・マージのタイプ

Oracle Eloquaでは、6つのタイプのフィールド・マージがサポートされます。

フィールド・マージ・タイプ マージされるデータのタイプ 例のユース・ケース
コンタクト・フィールド コンタクト・レコードのフィールドからの標準データ。 「名」、「Eメール・アドレス」などの標準フィールドの値がフィールドに移入されます。
アカウント・フィールド そのアカウントに関連付けられている複数のコンタクトに適用できるアカウントまたは会社固有のデータ。 会社名、会社の住所など、特定の会社に関する情報がフィールドに移入されます。
イベント・セッション・フィールド 特定のセッション日付など、イベント・セッション情報に固有のデータ。 特定のセッション日付がフィールドに移入されます。
イベント・フィールド イベント・タイトルなど、イベント・フィールドに固有のデータ。 WebセミナーのURLがフィールドに移入されます。
カスタム・オブジェクト・フィールド 詳細な基準に基づく、選択されたカスタム・オブジェクト・フィールドからのデータ。 個人の最新の購入情報がフィールドに移入されます。
問合せ文字列 ご使用の問合せ文字列キーを使用して構成されている、ホスト・ランディング・ページのURLからプルされる特定の値。 コンタクトのアクセス元(コンタクトがEメールからフォーム/ページにアクセスしたか、または広告からアクセスしたか)から導出される値がフィールドに移入されます。

タスク

コンタクト・フィールドまたはアカウント・フィールドによるフィールド・マージの作成

カスタム・オブジェクトによるフィールド・マージの作成

イベント・フィールドまたはイベント・セッション・フィールドによるフィールド・マージの作成

問合せ文字列によるフィールド・マージの作成

関連項目

フィールド・マージの例

コンポーネント・ライブラリ