プラットフォーム統合とデータの転送
Oracle Eloquaには、組織能力の強化、データのエンリッチおよびセグメンテーションの向上を実現するための複数の統合ツール、アプリケーションおよびAPIが用意されています。次に、これらの統合の保護に役立つ機能の概要を示します。
データ・インポートおよびエクスポート
Oracle Eloquaでは、次のいずれかの方法を使用して、コンタクトまたはアカウント・データをエクスポートできます。
- セグメントから
- データ・エクスポート・ツールを使用して
- バルクAPIを使用して
Oracle Eloquaは、セキュア・ファイル転送プロトコル(SFTP)サーバーを使用して、インポートされたファイルやエクスポートされたファイルの格納、およびSSHキーを使用したこのサーバーへのアクセスの認証を行うことをサポートしています。
また、Oracle Eloquaでは、インポートするファイルのサイズが5 GBに制限されています。Microsoft Excelファイルをインポートするときは、Oracle Eloquaでは関数を評価せず、値のみを読み取ります。
データ・インポートおよびエクスポートのオプションおよびSSHキー構成の詳細を参照してください。
CRM統合
Oracle EloquaのCRM統合では、HTTP Basic認証を使用します。このCRMとの通信はすべて、SSL/TLS接続を介して行われます。セキュアな接続は、128ビットおよび256ビットの暗号化をサポートしています。
Oracle Eloqua開発者フレームワーク
認証
Oracle EloquaバルクAPIへのアクセスには、セキュリティ・グループに基づいた適切な権限が必要です。Oracle Eloquaでは、128ビットおよび256ビットの暗号化をサポートするSSL/TLSを使用して、すべてのAPIコールでトラフィックを安全に送信します。暗号化レベルは、アプリケーションで使用するライブラリによって異なります。
Oracle Eloquaは、2つの認証方法をサポートしています。
- HTTP Basic認証: base-64でエンコードされた値を含む認証ヘッダーを使用して、REST APIリクエストを認証します。
- OAuth 2.0: ユーザー資格証明を保護しながらセキュアなリソースを安全に取得できるようにします。構成フェーズ中に認証が必要なアプリケーションと、ユーザーがサービスを起動した場合にのみOAuthが必要なアプリケーションがあります。
バルクAPIの詳細を参照してください。
OAuth署名
Oracle Eloquaでは、OAuth 1.0aを使用してすべての送信コールに署名するため、アプリケーションなどの受信システムは、そのコールがOracle Eloquaによって送信されたことを検証できます。アプリケーション・プロバイダは、アプリケーションへのすべての受信コールの妥当性を確認する必要があります。検証は、アプリケーションがOAuthパラメータとともに受信したすべての受信コールに対して実行する必要があります。