18B更新より前の単一ブランドとしてのブランド・ドメインへの変換

重要: この機能を使用できるのは、アカウントに対してこの機能が使用可能になっている場合のみです。

このトピックの手順は、Oracle Responsys 18B更新より前の、単一ブランドに対して構成されるアカウントを持つ顧客を対象としています。アカウントが複数ブランドに対して構成された場合、またはOracle Responsys 18B更新の後で単一ブランドに対して構成された場合は、ブランド・ドメインへの変換トピックを参照してください。

ドメインをブランド化すると、標準のOracle Responsysドメインではなく、企業エンティティ向けにブランド化されたドメイン/サブドメインを使用できます。ブランド・ドメインは、すべてのFromアドレス、Responsysがホストする返信先アドレス、イメージ・リンクおよびリダイレクト・リンク(レスポンス・ハンドラURL)に表示されます。Oracle Responsysに委任するドメイン/サブドメインは、他のエンティティで使用されていないものにする必要があります。そのドメイン/サブドメイン向けのすべてのトラフィックが管理されるようにするためです。

ISPではドメイン名の評判をアンチスパム・フィルタリングのファクタとして追跡しているため、ドメイン名を変更するとデリバラビリティに影響が及びます。このため、ブランド・ドメインへの変換を計画している場合には、できるかぎり早くそうすることをお薦めします。

ブランド・ドメインへの変換はアカウントの作成後に1回行うことができ、またブランド・ドメインは最大5個まで作成できます。

ドメインのブランド化を使用するには、サブドメイン(たとえば、news.<companyName>.com)をOracle Responsysネームサーバーに委任する必要があります。これらのネームサーバーは、ToplinersのResponsys InsidersグループにあるドキュメントGetting Started: Self-Service Account Configuration Steps for Oracle Responsys Customersにリストされています。

SSL証明書について

SSL (Secure Socket Layer)プロトコルは、外部のサード・パーティが接続をハイジャックできないようにするため、ユーザーとサーバー間で渡されるデータを暗号化/復号化するプロセスです。

SSLは、公開キーおよび秘密キーを使用して、ユーザーの資格証明およびエンドWebサーバーの資格証明を検証するデジタル・パスポートとして動作します。両IDの検証が完了すると、HTTPSで保護された接続が確立されます。このプロセスは、SSL証明書を使用して行われます。

ブランド・ドメインでSSLのサポートを有効にするには、Responsysコンバージョン・トラッキング機能およびResponsysユニバーサル・リンク機能が必要です。

SSH2キーについて

Connectでは、アカウントとOracle Responsysとの間で行うファイル転送のポイントとして、Oracle Responsysがホストするファイル・サーバー(files.responsys.net)を利用します。ファイル・サーバー上の各アカウントは、データ・ゲートウェイ・アカウントと呼ばれ、自分のアカウントに対してConnectが有効になっているときに利用できます。

files.responsys.net上のデータ・ゲートウェイ・アカウントにログインするには、そのデータ・ゲートウェイ・アカウントと関連付けることができる公開SSH2キーを指定する必要があります。所定のログインからデータ・ゲートウェイ・アカウントにアクセスすると、そのキーが認証に使用されます。

公開SSH2キーは次の要件を満たす必要があります。

  • SSH2準拠
  • RSAまたはDSA互換
  • 少なくとも1024ビットの強度

キー・ペアはパスフレーズなしで生成することをお薦めします。

ブランド・ドメインへの変換

ブランド・ドメインに変換するには:

  1. サイド・ナビゲーション・バーから、「アカウント」を選択します。(サイド・ナビゲーション・バーが表示されていない場合は、「メニュー」ボタン(別名ハンバーガー・メニュー)アイコンをクリックします。)
  2. 「グローバル設定」を選択して、「ブランド・ドメイン・コンバージョン」を選択します。

    「アカウント」を選択して「アカウント管理」というページが表示されたら、「アカウントのカスタマイズ」セクションの「ブランド・ドメインに変換」リンクをクリックします。

    「ブランド・ドメインに変換」ページが開きます。

  3. 「委任ブランド・ドメイン」に、ブランド・ドメイン/サブドメイン名を入力します。

    たとえば、「example.com」とします。

  4. 「Fromアドレスのユーザー名」で、デフォルトの送信元ユーザーとして使用するユーザー名を入力します。

    たとえば、「admin」と入力した場合、Fromアドレスはadmin@example.comになります。

  5. 「通知Eメール」に、変換が完了したときに通知を受け取るEメール・アドレスを入力します。
  6. 「送信」をクリックします。

    ブランド・ドメインの委任が完了すると、アカウント管理者および通知Eメール・アドレスに通知が届きます。

変換が完了したら、ブランド・ドメインを使用して、新規送信元Eメール・アドレスおよびOracle Responsysがホストする返信先アドレスを作成します。続いて、「SSL証明書の管理」ページおよび「SSH2キーの管理」ページを使用して、SSL証明書およびSSH2キーを追加および編集できます。

関連項目