コラボレーション・プロセスのデザイン
「コラボレーション・プロセス・デザイナ」ロールを持つユーザーはコラボレーション・プロセスを作成できます。このプロセスを使用すると、ローカル・マーケタと企業マーケタはキャンペーン・コンテンツに対して共同作業を行うことができます。詳細は、「コラボレーション・プロセス -- 概要」をご覧ください。
コラボレーション・プロセス・デザイナを使用して、プロセスを作成および公開します。Toplinersで、コラボレーション・プロセス・デザイナの詳細を参照してください。
ヒントおよびベスト・プラクティス
- 分散型コンテンツでの使用には、「コンテンツの投稿」、「コンテンツの承認」、「キャンペーン・コンテンツの公開」および「キャンペーンを開始する」の各ステップに同じキャンペーンまたは変数を指定します。
これらのステップはすべて、常に同じキャンペーンで動作します。さらに、この方法では、プロセス・ランチャーは全ステップに対してキャンペーンを1つのみ選択する必要があります。異なるキャンペーンを指定してもエラーが生成されないことに注意してください。 - 簡易キャンペーンでの使用には、ベース・キャンペーンを値として指定します。
また、「ターゲティングの構成」、「コンテンツの投稿」、「スケジュールの構成」および「コンテンツの公開」の各ステップの「キャンペーン」プロパティでコピー済キャンペーン変数を使用します。そうすると、これらのステップはすべて、コピー済キャンペーンで動作します。 - タイマーの「ターゲット・タイマー」を「キャンペーンを開始する」ステップの前で使用します。
キャンペーンの開始前にターゲット・タイマーを使用すると、プロセスが開始される組織単位ごとにキャンペーンは希望する時間どおりに開始されます。 - プロセスでは、開始時に指定したターゲティング基準が使用されます。
- 変数を再利用可能なプロセスに使用します。
たとえば、キャンペーン変数を「コンテンツの投稿」ステップで使用すると、プロセス・ランチャーは開始ごとに異なるキャンペーンを選択できます。 - プロセスの開始時に選択した組織単位は、そのプロセスの開始で受信者がターゲットとなる組織単位を定義します。
- 使用していないすべての変数を削除します。
すべてのプロセス変数がプロセスの開始時に使用可能であると、プロセス・ランチャーは各変数に値を指定する必要があります。どのステップでも使用されていない変数は、プロセス・ランチャーを混乱させる可能性があります。
プロセスの作成
プロセスを作成するには:
ヒント: Responsysアカウントのシステム・フォルダに事前シード済のサンプル・プロセスが用意されています。
- サイド・ナビゲーション・バーの
「アクション」をクリックし、「プロセスの作成」を選択します。(この選択肢が表示されませんか。 トピックを参照してください。)
「コラボレーション・プロセスの作成」ダイアログがオープンします。
- 一意のタイトルを入力し、フォルダを選択して、オプションで摘要を入力します。
- 「作成」をクリックします。
プロセスが作成され、コラボレーション・プロセス・デザイナがオープンします。
- 必要に応じて、プロセス変数を作成します。
- プロセス・ステップをパレットからキャンバスにドラッグします。
プロセス・ステップの説明は、「プロセスのステップ」をご覧ください。
- ステップ間にコネクタを描いて、プロセス・パス・フローを作成します。
- ステップをダブルクリックしてプロパティを設定します。
ステップ・プロパティの説明は、「ステップ・プロパティについて」をご覧ください。
- 「保存」をクリックします。
- 設定を指定し、プロセスを公開して開始できるようにします。
プロセス設定の指定
「設定」ダイアログを使用して、プロセス名および場所の変更、組織アクセス管理の設定およびプロセス変数の指定を行います。
設定を指定するには:
- 「設定」をクリックします。
- 次のいずれかを実行します。
- 「一般」セクションで、名前、フォルダおよび摘要を変更します。
- 「アクセス管理」セクションで、プロセスを使用できる組織を選択します。この選択により、「コラボレーション・プロセス・ランチャー」ロールと「コラボレーション・プロセス・デザイナ」ロールのアクセスが制御されます。
ヒント: 組織を検索するには、
をクリックします。
- 「変数」セクションで、「新規変数の作成」をクリックして変数を作成するか、
をクリックして変数を編集するか、または
をクリックして変数を削除します。
- 「開始管理」セクションで、ニーズに基づいて、選択した組織単位に対して開始時に作成するプロセス・インスタンスの数を指定します。
- 上の変数の値1つ当たり1つのプロセス・インスタンスを作成します
プロセスが開始される各組織単位からコンテンツ・コラボレーションが期待される場合、このオプションを分散型コンテンツ・コラボレーションに使用します。 - 上の変数のすべての値に1つのインスタンスを作成します
マーケタがキャンペーンのコピーを1つ作成し、そのコピーで動作して組織単位に属する受信者をターゲットとする場合、このオプションを簡易キャンペーンに使用します。
- 「完了」をクリックします。
変数の作成
ヒント: 変数の詳細は、「プロセス変数について」を参照してください。
- 「設定」をクリックします。
- 「変数」セクションを展開して「新規変数の作成」をクリックします。
- 変数名を入力し、タイプを選択します。
- (オプション)変数の識別に役立つように摘要を入力します。
- 「作成」をクリックします。
プロセスの公開
プロセスを公開すると、開始できます。
プロセスが公開されると、該当の組織単位で「コラボレーション・プロセス・ランチャー」ロールを持つユーザーは、「コラボレーション」メニューから「プロセスの開始」を選択してプロセスを開始できます。
プロセスを公開する前に検証し、正しく構築されていることを確認する必要があります。
プロセスを公開しようとすると、自動的に検証されます。デザイン時にプロセスを検証することもできます。これを行うには、「デザイン」タブで「検証」をクリックします。
検証エラーがある場合は、プロセスの公開前にすべてのエラーを修正する必要があることがメッセージで通知されます。エラーを修正するには、メッセージの「修正」をクリックします。
検証エラーのある要素がキャンバスでハイライトされ、右側ペインにエラーが表示されます。すべてのエラーがなくなるまで何度でも「検証」をクリックします。
プロセスを公開するには:
- 「公開」をクリックします。
確認メッセージが開きます。
- 「はい」をクリックします。
- プロセスにエラーがない場合、公開され、通知メッセージが開きます。
- プロセスにエラーがある場合は、通知メッセージで「修正」をクリックし、エラーを修正して、ステップ1および2を繰り返します。
ステップ・プロパティについて
次に示すプロパティに加えて、各ステップには、「ステージ・ラベル」プロパティとオプションの「摘要」プロパティが含まれます。デフォルトでは、「ステージ・ラベル」はステップ・タイプです。これらのプロパティは、キャンバスにのみ表示され、今後ステップを識別するのに役立ちます。
次に示すプロパティはすべて必須です。
ステップ | プロパティ | 追加情報 |
---|---|---|
開始 | 該当なし |
これは、プロセスの最初のステップにする必要があります。 プロセスに含めることができる「開始」ステップは1つのみです。 |
キャンペーンの作成 |
摘要: ステップに関するオプションの摘要や注意 ロール: 読取り専用フィールドで、キャンペーンで作業する権限を持つロールが表示されます。 (ユーザーへの)指示: 簡易Eメール・コンテンツ・マネージャに対する指示。 期間: 簡易Eメール・コンテンツ・マネージャがこのタスクを完了する必要がある日数。 ベース・キャンペーン: プロセスでの作業時に簡易Eメール・コンテンツ・マネージャが選択できるキャンペーン。「キャンペーン」タイプの変数またはキャンペーン名を指定できます。 コピー済キャンペーン: マップする変数。この変数は、他のステップで参照可能なコピー済キャンペーンの詳細を保持します。 |
このタスクは、該当の組織単位で「コンテンツ投稿者」ロールを持つ全ユーザーに割り当てられます。 プロセスでは、ベース・キャンペーンのコピーが作成され、簡易Eメール・コンテンツ・マネージャはそれぞれ自分のコピーで作業します。 |
スケジュールの構成 |
摘要: ステップに関するオプションの摘要や注意 ロール: 読取り専用フィールドで、キャンペーンで作業する権限を持つロールが表示されます。 (ユーザーへの)指示: 簡易Eメール・コンテンツ・マネージャに対する指示。 期間: 簡易Eメール・コンテンツ・マネージャがこのタスクを完了する必要がある日数。 キャンペーン: 使用するキャンペーンまたはキャンペーン変数。 スケジュール・オプション: 開始時にマーケタが使用できるスケジュール・オプション。 |
このステップを使用すると、マーケタは指定されたスケジュール・オプション(「ただちに」または「特定の曜日」)に基づいて、キャンペーン開始の日付と時間を指定できます。 |
ターゲティングの構成 |
摘要: ステップに関するオプションの摘要や注意 ロール: 読取り専用フィールドで、キャンペーンで作業する権限を持つロールが表示されます。 (ユーザーへの)指示: 簡易Eメール・コンテンツ・マネージャに対する指示。 期間: 簡易Eメール・コンテンツ・マネージャがこのタスクを完了する必要がある日数。 キャンペーン」: 「キャンペーン」タイプの変数またはキャンペーン名を指定できます。 ターゲティングの指定: 使用するオーディエンスまたはフィルタ(あるいはその両方)を選択します。 |
組織アクセス管理を使用している場合、オーディエンス/フィルタを該当の組織単位に割り当てる必要があります。これにより、マーケタはオーディエンス/フィルタを選択できるようになります。 このステップを追加すると、変数Launch_Organization_Unitsがプロセスに対して自動的に作成されます。 |
コンテンツの投稿 |
摘要: ステップに関するオプションの摘要や注意 ロール: 読取り専用フィールドで、キャンペーンで作業する権限を持つロールが表示されます。 期間: 簡易Eメール・コンテンツ・マネージャがこのタスクを完了する必要がある日数。 キャンペーン: コンテンツを投稿するキャンペーン。「キャンペーン」タイプの変数またはキャンペーン名を指定できます。 |
ヒント: Responsysアカウントのシステム・フォルダにサンプルの「コンテンツの投稿」プロセスが用意されています。 このタスクは、該当の組織単位で「コンテンツ投稿者」ロールを持つ全ユーザーに割り当てられます。 指定された期間に関係なく、すべてのプロセス・ステップの間、タスクは使用できます。 ユーザーのワークスペースでは、期日を過ぎると、このタスクは赤で表示されます。 このステップを追加すると、変数Launch_Organization_Unitsがプロセスに対して自動的に作成されます。 |
コンテンツの承認 |
期間: コンテンツ承認担当者がこのタスクを完了する必要がある日数。「キャンペーン」タイプの変数またはキャンペーン名を指定できます。 キャンペーン: 承認するキャンペーン。「キャンペーン」タイプの変数またはキャンペーン名を指定できます。 |
ヒント: Responsysアカウントのシステム・フォルダにサンプルの「承認付きコンテンツの投稿」プロセスが用意されています。 このタスクは、該当の組織単位で「コンテンツ承認担当者」ロールを持つ全ユーザーに割り当てられます。 指定された期間に関係なく、すべてのプロセス・ステップの間、タスクは使用できます。 ユーザーのワークスペースでは、期日を過ぎると、このタスクは赤で表示されます。 このステップを追加すると、変数Launch_Organization_Unitsがプロセスに対して自動的に作成されます。 |
プルーフの送信および承認 | 期間: 簡易Eメール・キャンペーン・マネージャがこのタスクを完了する必要がある日数。数値型の変数を作成することも、タスクを完了するまでの日数の値を指定することもできます。 キャンペーン: 承認するキャンペーン。「キャンペーン」タイプの変数またはキャンペーン名を指定できます。 プルーフ・ターゲティング: 使用するプロファイル・リストおよびプルーフ・リストを選択します。 |
ヒント: Responsysアカウントのシステム・フォルダにサンプルの「プルーフの送信付きの簡易キャンペーンのサンプル」プロセスが用意されています。 このタスクは、該当の組織単位で「簡易Eメール・キャンペーン・マネージャ」ロールを持つユーザーに割り当てられます。 これにより、ユーザーはプルーフEメールを開始し、プルーフEメールの承認/否認を記録できます。 注意: 「ターゲティングの構成」ステップと「プルーフの送信および承認」ステップを同じコラボレーション・プロセスで使用する場合は、両ステップのプロファイル・リストが同じものである必要があります。 |
キャンペーン・コンテンツの公開 | キャンペーン: 公開するキャンペーン。「キャンペーン」タイプの変数またはキャンペーン名を指定できます。 | このステップを追加すると、変数Launch_Organization_Unitsがプロセスに対して自動的に作成されます。 |
キャンペーンの開始 | キャンペーン: 開始するキャンペーン。「キャンペーン」タイプの変数またはキャンペーン名を指定できます。 |
ヒント: Responsysアカウントのシステム・フォルダにサンプルの「コンテンツの投稿の直接起動」プロセスが用意されています。 このステップを使用すると、選択した時間どおりにキャンペーンを開始できます。 1つのキャンペーンをすべての組織単位に対して同時に開始するには、「キャンペーンを開始する」ステップの前でターゲット・タイマーを使用します。そうしないと、キャンペーンは組織単位ごとに、その単位で使用可能になると開始されます。 キャンペーンは、「組織別ターゲティング」ポリシーに従って開始されます。 このステップを追加すると、変数Launch_Organization_Unitsがプロセスに対して自動的に作成されます。 |
イベントの実施 | コラボレーション・イベント: Programで実施するコラボレーション・イベント。「イベント」タイプの変数または既存のコラボレーション・イベントを指定できます。 |
詳細は、「イベントの実施」をご覧ください。 このステップを追加すると、変数Launch_Organization_Unitsがプロセスに対して自動的に作成されます。 |
決定ノード | データ条件: 各パスの条件。「数字」または「テキスト」タイプの変数、コンテンツの承認状態またはコンテンツの却下理由を指定できます。 |
パスが少なくとも2つ必要です。 |
ターゲット・タイマー | 日時: ステップを一時停止するまでの日時。「日時」タイプの変数または実際の日時を指定できます。 |
「キャンペーンを開始する」ステップの前でターゲット・タイマーを使用することをお薦めします。そうすると、選択した時間どおりにキャンペーンを開始できます。 タイマーでは、アカウントのデフォルト・タイムゾーンを使用します。 |
終了 | 該当なし |
複数の「終了」ステップを追加できます。 これは、プロセスの最後のステップにする必要があります。 |
公開されたプロセスの変更
公開されたプロセスを変更すると、変更が反映されたドラフト・バージョンが作成されます。公開されたバージョンは中断されず、引き続き開始できます。ドラフト・バージョンには2つのオプションがあります。
- ドラフトを公開して、現在公開されているバージョンと置き換えます。
注意: 変更内容を保存しても、公開されたバージョンは置き換えられません。現在公開されているバージョンが動作し続けている間に、時間をかけて変更作業ができます。
- 変更を放棄することで公開されたバージョンに戻します。
公開されたプロセスをドラフト・バージョンで置き換えるには:
- 「公開」をクリックします。
確認メッセージが開きます。
- 「はい」をクリックします。
- ドラフト・バージョンが公開されます。
既存のプロセスを開くには:
- サイド・ナビゲーション・バーの
「フォルダ」をクリックします。
「フォルダ」ページが開きます。
- プロセスがあるフォルダを「フォルダ」リストから選択します。
ヒント: Responsysアカウントのシステム・フォルダに事前シード済のサンプル・プロセスが用意されています。
- 「コンテンツ」リストから「コラボレーション・プロセス」を選択します。
- 必要なプロセスをクリックします。
プロセスを削除するには:
プロセスを削除すると、キャンペーン・コンテンツは削除されませんが、プロセス・タスクは使用できません。
- サイド・ナビゲーション・バーの
「フォルダ」をクリックします。
「フォルダ」ページが開きます。
- プロセスがあるフォルダを「フォルダ」リストから選択します。
- 「コンテンツ」リストから「コラボレーション・プロセス」を選択します。
-
をクリックし、「削除」を選択します。
- 確認メッセージで「はい」をクリックします。