コラボレーション・プロセス

コラボレーション・プロセスを使用すると、ローカル・マーケタと企業マーケタはキャンペーン・コンテンツに対して共同作業を行うことができます。たとえば、USAオフィスでは、サンブルノ、サンノゼおよびニューヨークのローカル・マーケタがそれぞれ自分のマーケットで使用するためにマーケット固有のコンテンツをEメール・キャンペーンに投稿できるローカル・マーケティング・キャンペーンを実行したいと考えます。

1つのキャンペーンで一度使用するプロセスを作成することも、複数のキャンペーンで再利用するプロセスを作成することもできます。

1つのプロセスは、複数のステップで構成されます。コンテンツの投稿やコンテンツの承認など、他のユーザーからの入力を必要とするステップもあれば、コンテンツの公開やキャンペーンの開始など、自動的に実行されるステップもあります。Toplinersで、ロール、アクセス管理および組織別ターゲティングの詳細を参照してください。

ロールについて

ユーザーには、プロセスで作業するために次のロールが必要です。

タスク 必要となるロール
ベース・キャンペーンの作成 簡易Eメール・キャンペーン・マネージャ
プロセスのデザイン コラボレーション・プロセス・デザイナ
プロセスの開始 コラボレーション・プロセス・ランチャー
コラボレーション・プロセス・デザイナ
コンテンツの投稿 簡易Eメール・キャンペーン・マネージャ
簡易Eメール・コンテンツ・マネージャ
スケジュールの構成 簡易Eメール・キャンペーン・マネージャ
ターゲティングの構成 簡易Eメール・キャンペーン・マネージャ
コンテンツの承認 簡易Eメール・コンテンツ承認担当者
簡易Eメール・キャンペーン承認担当者
プルーフの送信および承認 簡易Eメール・キャンペーン・マネージャ
アクティブなプロセスのモニター コラボレーション・プロセス・デザイナ
コラボレーション・プロセス・ランチャー

プロセスの作成および使用

プロセスの作成および使用は、次の手順で構成されています。手順によっては、プロセスに適用されないものがあることに注意してください。

  1. コラボレーション・プロセス・デザイナがプロセスを作成して公開します。

    この手順では、プロセス・ワークフローを定義し、ベース・キャンペーンを指定して開始できるようにします。

  2. コラボレーション・プロセス・ランチャーがプロセスを開始します。

    この手順では、最初の定義ステップにプロセスを移動します。

  3. 簡易Eメール・コンテンツ・マネージャが承認のために(必要に応じて)コンテンツを投稿して発行します。

    簡易Eメール・コンテンツ・マネージャが自分のタスクを開始すると、作業するキャンペーンを選択する必要があります。タスクごとに、プロセス・デザイナが手順1で指定したベース・キャンペーンのコピーが作成されます。

  4. 簡易Eメール・キャンペーン承認担当者がコンテンツを承認します。
  5. コンテンツが公開され、キャンペーンが開始されます。

    「コラボレーション・プロセス・デザイナ」ロールと「コラボレーション・プロセス・ランチャー」ロールを持つユーザーは、自分の組織単位のアクティブなプロセスをモニターできます。

プロセス変数について

変数を使用して、プロセスを再利用できるようにすることができます。たとえば、「コンテンツの投稿」ステップではキャンペーンを選択する必要があります。特定のキャンペーンを選択するかわりに、キャンペーン変数を作成できます。この方法では、プロセス開始ごとに異なるキャンペーンを選択できます。

同じ変数を複数のステップで使用できます。たとえば、「コンテンツの投稿」ステップと「コンテンツの承認」ステップがプロセスに含まれる場合、どちらのステップも同じキャンペーンに対して機能する可能性があります。この場合、両方のステップでキャンペーン変数を使用できます。プロセスが開始されると、プロセス・ランチャーは両方のステップに使用されるキャンペーンを1つ選択します。

組織に依存するステップを追加すると、変数Launch_Organization_Unitsがプロセスに自動的に追加されます。該当するステップは、次のとおりです。

  • ターゲティングの構成
  • コンテンツの投稿
  • コンテンツの承認
  • コンテンツの公開
  • イベントの実施
  • キャンペーンを開始する

組織アクセス管理および組織別ターゲティングについて

組織アクセス管理を使用している場合、組織アクセス・ポリシーによって、ユーザーがアクセスできるプロセスが制御されます。プロセスに「キャンペーンを開始する」ステップが含まれる場合、キャンペーンは「組織別ターゲティング」ポリシーに従って開始されます。詳細は、「組織アクセスおよび組織別ターゲティング」を参照してください。

デザイン時の組織アクセス

コラボレーション・プロセス・ランチャーとコラボレーション・プロセス・デザイナは、Oracle Responsysで自分の組織単位に割り当てられているプロセスにアクセスできます。

開始時の組織アクセスおよび組織別ターゲティング

コラボレーション・プロセスの開始時、プロセス・ランチャーは、参加組織単位を選択する必要があります。これにより、コンテンツ投稿者は自分の組織単位のコンテンツのみを発行できます。プロセスに「キャンペーンを開始する」ステップが含まれる場合、キャンペーンは「組織別ターゲティング」ポリシーに従って開始されます。

プロセスが開始されると、参加組織単位ごとにプロセス・インスタンスが作成されます。各プロセス・インスタンスは同時に開始され、組織単位ごとに個別に進行します。

関連項目