クライアントの設定

コンソールでは、デスクトップ・ツールをダウンロードして、管理、インポートおよびエクスポートに使用できます。これらのツールを使用して、ローカル・クライアント・コンピュータを設定します。Essbaseとの相互作用の多くは、ローカル・マシンから開始されます。コンソールで指定された最新のバージョンを使用していることを確認してください。以前にダウンロードした古いバージョンは適切に動作しない可能性があります。

  • コマンド・ライン・ツール

    Essbaseアプリケーションを管理、移行、バックアップおよびリカバリします。

    • 11g Excelエクスポート・ユーティリティEssbase 11gアプリケーションをアプリケーション・ワークブックにエクスポートします。アプリケーション・ワークブックを使用すると、現在のEssbaseバージョンでアプリケーションを再作成できます。

      dbxtool.zipをダウンロードします。詳細は、Essbase 11g On-Premiseキューブのエクスポートに関する項および「アプリケーション・ワークブックについて」を参照してください。

    • 11g LCMエクスポート・ユーティリティEssbase 11g On-Premiseからアーティファクトを.zipファイルとしてエクスポートし、ユーザーはこれをEssbase 12c以降にインポートできます。このライフサイクル管理(LCM)ユーティリティは、Essbaseの11gリリースからのエクスポートおよびそのリリースへのインポートにも使用できます。このユーティリティは、現在のバージョンへの移行をサポートするために必要なすべてをzipにパッケージ化します。EssbaseLCMUtility.zipをダウンロードします。使用方法の詳細は、同梱のREADMEを参照してください。

      Essbase 11g On-Premiseアプリケーションの移行に関する項も参照してください。

    • コマンドライン・インタフェース(CLI)—REST APIを使用して最も一般的なEssbase管理アクションを実行するスクリプト・インタフェース。CLIには、Essbase 11g On-Premiseからエクスポートされた11g LCMエクスポート・ユーティリティの.zipファイルを移行するために使用できるLCMImportコマンドが含まれます。LCMExportおよびLCMImportコマンドにより、バージョン12c以降でのインスタンス間のアプリケーションの移行も容易に行えます。

      cli.zipをダウンロードします。「コマンドライン・インタフェースのダウンロードおよび使用」を参照してください。

    • 移行ユーティリティEssbase 12c以降のEssbaseインスタンス全体の移行を管理するユーティリティ。アプリケーション・アーティファクトの移行の他に、このユーティリティはユーザー・ロール割当ておよびサポートされているアイデンティティ・プロバイダのユーザー/グループの移行にも役立ちます。migrationTools.zipをダウンロードします。使用方法の詳細は、同梱のREADMEを参照してください。

      移行ユーティリティを使用した移行に関する項も参照してください。

  • Smart View
    • Smart View for Essbase—データ分析用のMicrosoft Officeインタフェースを提供します。これは、Essbase用のすぐに使用可能な問合せインタフェースです。

    • キューブ・デザイナ拡張機能—フォーマットされたアプリケーション・ワークブックからEssbaseキューブをデプロイします。キューブ・デザイナは、Essbaseキューブのデスクトップ設計を可能にするSmart Viewのアドインです。Excelワークシートの表形式データからキューブをデプロイすることもできます。

      キューブ・デザイナの設定を参照してください。

  • Essbase Administration Services Lite—オプションで、Essbase Administration Services (EAS) Liteを使用して、アプリケーションを管理します。Essbase Webインタフェースは、最新のプラットフォーム機能のすべてをサポートする最新の管理インタフェースですが、Essbase Administration ServicesのLiteバージョンは、会社で新しいインタフェースを導入する準備が整っていない場合に、アプリケーションを継続的に管理するための限定的なサポートの選択肢です。

    Essbase Administration Services Liteの使用に関する項を参照してください。

  • Essbase MaxlクライアントEssbase管理タスクのスクリプティングを有効にするため、LinuxおよびWindowsクライアントを提供します。MaxLは、Essbaseキューブとアーティファクトを管理する言語ベースの管理インタフェースです。

    MaxLクライアントを使用したEssbaseの管理を参照してください。

  • EssbaseクライアントEssbase C APIのライブラリを提供します。

  • Essbase Java APIEssbaseクライアント・ツールのJavaでの開発を可能にし、Essbase Java APIのライブラリ、サンプルおよびドキュメントを提供します。