「インストール・オプション - フレームワーク」の構成

インストール・オプションでは、システム上にインストールされた個々のアプリケーションを定義して、コア・システム機能の実装に使用するアルゴリズムを識別します。これらのオプションでは、この実装に使用する管理メニュー・スタイル(アルファベット順または機能順)、国、言語、通貨コード、基準タイム・ゾーンなどのグローバル・パラメータも定義します。

インストール・オプションは、システムのインストール・レコード内に格納されています。「インストール・オプション - フレームワーク」ポータルを使用して、これらのオプションを構成します。このポータルは、Oracle Utilities Application Frameworkの一部であり、Frameworkドキュメントで詳しく説明されています。

基準タイム・ゾーン

「インストール・オプション - フレームワーク」のタイム・ゾーン設定により、システム内に格納されているすべての日時のタイム・ゾーンが決定されます。各日時は、該当フィールドの構成に基づいて、この基準タイム・ゾーン内の標準時または法定時間に格納されます。

注意: インストール・レコードはサーバー・タイム・ゾーンを指定するのではなく、サーバー・タイム・ゾーンに一致する必要があります。

インストール・アルゴリズム

インストール・アルゴリズムはグローバル・システム機能を実装するためのもので、実装ごとにカスタマイズできます。基本パッケージでは、メーター・データ管理関連のシステム・イベントについて次のインストール・オプションがサポートされます。

  • ジオコーディング・サービス: 住所のジオコーディングを行います(住所をジオコードの緯度/経度のペアに変換します)。
  • グローバル・コンテキスト: 既存のグローバル・コンテキストの値に基づいて、グローバル・コンテキストを設定します(「グローバル・コンテキスト」ダッシュボード・ゾーンに表示されます)。たとえば、サービス・ポイントが指定されている場合、このアルゴリズムでは、そのサービス・ポイントに最も最近取り付けられた設備を検出して設備を設定します。次に、最も有効な設備構成を検出し、その構成にリンクされているすべての計量コンポーネントを取得して、計量コンポーネントを設定します。次に、サービス・ポイントにリンクされている直近の有効な使用連係を検出して、使用連係を設定します。コンタクトは、使用連係のメイン・コンタクトを検出して設定されます。
  • 作業予定作成前:
    • メーター・データ管理で、D1-TDPRCRE (作業予定作成前)アルゴリズムは、作業予定登録のドリル・キーに基づいて、作業予定登録を関連する設備、計量コンポーネント、サービス・ポイント、コンタクト、使用連係、活動タイプおよび活動に特性を介して関連付けます。

    • Customer to Meterでは、次のアルゴリズムを使用して、特性を介して作業予定登録を関連オブジェクトに関連付けます。

      • C1-TDCR-CHAR (アカウント/需要場所/パーソン/契約/サービス・ポイントを作業予定にリンク)

      • C1-TDCR-DFRL (アカウント/需要場所経由デフォルト作業予定役割)

      • D1-TDPRCRE (作業予定作成前)

      • X1-TDPRCRE (Customer to Meter作業予定作成前)

    注意:

    作業予定を関連データに関連付ける方法のその他の詳細は、これらのアルゴリズム・タイプの詳細摘要を参照してください。

    インストール・ポータルの関連情報は、『Oracle Utilities Application Framework管理ユーザー・ガイド』の「インストール・オプション」を参照してください。