JMS構成

JMS構成には、インバウンド使用検針および設備イベントを受信するJMSキューの設定が含まれます。JMSキューは、OSBコンポーネントがデプロイされるアプリケーション・サーバーで最初に作成する必要があります。このサーバーは、後続の項でリモート・サーバーと呼ばれます。次の項では、リモート・サーバー上のJMSキューはDestinationQueueWatch-CMという名前で作成されることを前提としています。

注意: 次の項で説明するJMS変更は、パッチまたは更新時に永続性がありません。Oracle Utilities Smart Grid Gatewayにパッチまたは更新を適用した後、これらを再作成する必要があります。$SPLEBASE/splapp/config.xmlファイルのバックアップを保存しておくことをお薦めします。

新規JMSモジュールの作成

Oracle Utilities Smart Grid Gateway Weblogicコンソールにログインし、適切な名前でJMSモジュールを作成します。このJMSモジュールに対して次の値を指定します。

名前: JMSモジュールの名前。例: JMSModule-CM
ターゲット: Oracle Utilities Smart Grid Gatewayアプリケーションが実行されるターゲット・サーバーの名前。これはmyserverとして指定する必要があります。

外部JMSサーバーの作成

前述のステップで作成したJMSモジュールの下に外部JMSサーバーを作成します。この外部JMSサーバーに対して次の値を指定します。

名前: 外部サーバーの名前。例: JMSFAServer-CM
ターゲット: これはmyserverとして指定する必要があります
JNDI初期コンテキスト・ファクトリ: これはweblogic.jndi.WLInitialContextFactoryとして指定する必要があります
JNDI接続URL: OSBが展開されるサーバーのURL。例: t3://osbserver:7001
JNDIプロパティ資格証明: OSBサーバー・ユーザーのパスワード
JNDIプロパティ: java.naming.security.principal追加プロパティを指定し、OSBサーバー・ユーザーに設定する必要があります。例: java.naming.security.principal=weblogic

外部宛先の作成

各リモート・キューの外部宛先を作成します。この外部宛先に対して次の値を指定します。

名前: 外部宛先の名前。例: DestinationQueue-CM
ローカルJNDI名: 外部JMSキューのローカルJNDI名。例: ForeignDestinationQueue-CM
リモートJNDI名: リモート・サーバー上のキューのJNDI名。例: DestinationQueueWatch-CM

リモート接続ファクトリの作成

外部JMSサーバーのリモート接続ファクトリを作成します。このリモート接続ファクトリに対して次の値を指定します。

名前: リモート接続ファクトリの名前。例: DestinationQueueConnectionFactory-CM
ローカルJNDI名: リモート接続ファクトリのローカルJNDI名。例: ForegnDestinationQueueConnectionFactory-CM
リモートJNDI名: リモート・サーバー上のJMS接続ファクトリのJNDI名。例: weblogic.jms.XAConnectionFactory