測定サイクルおよび請求決定要因

連係システムに請求決定要因を定期的にプッシュするようにシステムを構成できます。この場合、測定サイクルは、サイクル内のサービス・ポイントに関連付けられた使用連係について、使用トランザクションをいつ作成するかを定義するように構成できます。メーターが自動的に検針されるサービス・ポイントも、測定サイクルを参照できます。

(使用トランザクションの作成による)請求決定要因の作成は、サービス・ポイント/測定サイクル・スケジュール・ルート・ビジネス・オブジェクトの「完了」状態のアルゴリズムによって実行されます(前述の活動の作成と同様)。

保留中のサービス・ポイント/測定サイクル・スケジュール・ルート・レコードがD1-PSPSRバッチによって処理されると、ハンドヘルド・ダウンロード活動を作成するのではなく、アルゴリズムは使用トランザクションを作成できます(使用トランザクションは、サービス・ポイントの使用連係について請求決定要因が計算されるようにするトランザクションです)。

実装でメーターの手動検針と請求決定要因のプッシュの両方が必要な場合、両方のアルゴリズムがサービス・ポイント/測定サイクル・スケジュール・ルート・ビジネス・オブジェクトにプラグインされます。

測定サイクル処理は次の3つのバッチ・プロセスによって管理されます。

  • 保留測定サイクル・スケジュール・ルートの作成(D1-CMCS): このバッチ・プロセスは、スケジュール選択日がバッチ営業日以前である測定サイクル・スケジュールのスケジュール・ルートを作成します。このプロセスは、各月、四半期などでルートのスケジュールが同じ場合に使用されます。このプロセスは、単純に、測定サイクルから選択予定日以降の測定サイクル・スケジュールにルートをコピーします。
  • 保留SP/測定サイクル・スケジュール・ルート・レコードの作成(D1-CSPSR): このバッチ・プロセスは、処理の準備ができた測定サイクル・スケジュール・ルートのすべてのサービス・ポイントに対してサービス・ポイント/測定サイクル・スケジュール・ルート・トランザクションを作成します。
  • 保留SP/測定サイクル・スケジュール・ルート・レコードの処理(D1-PSPSR): このバッチ・プロセスは、保留中のサービス・ポイント/測定サイクル・スケジュール・ルート・トランザクションを「完了」状態に遷移します。カスタム・アルゴリズムは、必要なすべての追加作業(検針ダウンロード活動の作成など)を実行するように構成できます。このカスタム・アルゴリズムは、サービス・ポイント/測定サイクル・スケジュール・ルート・ビジネス・オブジェクトの「完了」状態の入力アルゴリズムとして構成されます。