サービス・オーダー管理の外部アプリケーション

サービス・オーダー管理で使用される外部システムは、「外部アプリケーション」(D1-ExternalApplication)ビジネス・オブジェクトを使用する外部アプリケーションとして定義される必要があります。外部システムの例として、次のものがあります。

顧客情報システム(Oracle Utilities Customer Care and Billingなど)
フィールド作業システム
資産管理システム(Oracle Utilities Operational Device Management、Oracle Utilities Work and Asset Managementなど)

サービス・オーダー管理で使用される外部システムのサービス・プロバイダに定義される情報は、次のとおりです。

先方システム内の当方名/ID: これは、当方システムの識別のためにフィールド作業システムで使用される値です。
ユーティリティ設備IDタイプ: これは、外部アプリケーションとの通信時に使用される設備IDタイプで、外部アプリケーションから送信される設備識別子の想定される設備IDタイプになります。
ユーティリティ・サービスポイントIDタイプ: これは、外部アプリケーションとの通信時に使用されるサービス・ポイントIDタイプで、外部アプリケーションから送信されるサービス・ポイント識別子の想定されるサービス・ポイントIDタイプになります。

外部アプリケーションの詳細は、「外部アプリケーションの理解」と「外部アプリケーションの構成」を参照してください。

処理役割

外部アプリケーションの処理役割によって、フィールド作業システムに関連するデータの送信方法または作成方法(あるいはその両方)が定義されます。

フィールド作業サービス・プロバイダは、次の処理役割を使用できます。

活動通知: 連係システムまたは要求元システム(あるいはその両方)に、オーケストレーション活動またはサービス・オーダー・フィールド活動(あるいはその両方)のステータスについての通知を送信するために使用されます。
アポイント要求: フィールド作業システムにアポイントの要求を送信するために使用されます。
取消活動: オーケストレーション活動またはサービス・オーダー・フィールド活動(あるいはその両方)を取り消すときに、要求元システムに通知を送信するために使用されます。
コレクション詳細: 収集プロセスの詳細を取得するために使用されます(「未払によるサービスの停止」と「支払によるサービスの再接続」のオーケストレーション活動とともに使用されます)。
顧客コンタクト: サービス要求に関する顧客にコンタクトを送信するために使用されます
フィールド活動: フィールド作業システムにサービス・オーダー・フィールド活動を送信するために使用されます。
フィールド活動完了: サービス・オーダー・フィールド活動の完了に関する通知を送信するために使用されます。
暫定ステータス更新: オーケストレーション活動とサービス・オーダー・フィールド活動のステータスに関する更新を要求元システムに送信するために使用されます。
メーター交換マッピング: 特定の役割と設備構成に基づいて様々なタイプのメーター交換を定義する方法を定義するために使用されます。これにより、メーターの交換時に正しいタイプの設備と設備構成が取り付けられるように、フィールド作業班にコンテキストを提供できます。
応答 - アポイント: フィールド作業システムにアポイントの要求を送信するために使用されます。
応答 - 失敗: サービス・オーダー管理が応答できないときに外部システムに応答を送信するために使用されます。
応答 - 不履行アポイント: 不履行アポイントの通知を受信したときにフィールド作業システムに応答を送信するために使用されます。
応答 - 否定応答: 要求が拒否された場合に外部システムに否定応答を送信するために使用されます。
応答 - 受信済: 要求の受信を確認する応答を外部システムに送信するために使用されます。
応答 - 成功: サービス・オーダー管理が要求を正常に処理するときに外部システムに応答を送信するために使用されます。
フィールド活動備考の送信: 連係システムにサービス・オーダー・フィールド活動備考を送信するために使用されます
更新活動: オーケストレーション活動またはサービス・オーダー・フィールド活動(あるいはその両方)を更新するときに、要求元システムに通知を送信するために使用されます。