サービス・オーダー管理について

全体的には、サービス・オーダー管理は、次のようにサービス要求を処理します。

サービス・オーダー要求の受信/作成

サービス・オーダー要求は、作成または受信(あるいはその両方)されます。これは、住居への入居または退去時にサービスを有効または無効にするなど、顧客のサービスに対する変更要求の結果として発生しますが、未払によるサービスの停止要求など、他のビジネス・プロセスの結果としても発生します。

サービス・オーダー要求は、要求元に関係なく、Oracle Utilities Customer Care and Billingなどの顧客情報システム(CIS)で作成され、サービス・オーダー管理に送信されます。

サービス・オーダー活動の作成

サービス・オーダー管理がサービス・オーダー要求を受信すると、サービス・オーダー活動が作成されます。この活動は、元のサービス要求の実行に必要な他のすべての活動を管理および編成します。

サービス・ポイントまたはメーター(あるいはその両方)の評価

サービス・オーダー活動は、サービス・ポイント、メーターまたは機器の現在の状態を評価して、サービス要求の実行に適切な処理を決定します。

必要に応じた活動の作成

サービス・オーダー活動は、サービス・ポイント、メーターまたは機器の評価に基づき、必要に応じて1つ以上の活動を作成します。

  • サービス・オーダー・フィールド活動には、サービスを実行するフィールドへのワーカーの送信が必要です。これには、メーターの取付やメーターの交換などの活動が含まれます。

  • コマンド活動は、メーターの状態をリモートで変更するために使用するスマート・メーター・コマンドです。これには、接続、切断、設備ステータスのチェック(ping)または現在値読取要求などがあります。

各活動に従い、オーケストレーション活動はサービス・ポイント、メーターまたは機器の状態を再評価して、元のサービス要求の実行に必要な次の適切な処理を決定します。

たとえば、スマート・スカラー・メーターがあるサービス・ポイントでサービスが有効な場合、通常のシナリオは次のとおりです。

  1. サービス・オーダー・フィールド活動 - メーターの取付

  2. コマンド活動: 設備コミッション

  3. コマンド活動: リモート接続

  4. コマンド活動: 現在値読取 - スカラー

要求元システムの更新

サービス・オーダー活動で、サービス・オーダー要求を満たすために必要なすべてのものが準備できたと判断された場合、サービス・オーダー活動は、要求元に通知して元の要求を完了します。

連係システムへの通知の送信

サービス・オーダー活動は、他の連係システムにサービス・ポイント、メーターまたは機器のステータスに関する通知を送信するように構成することもできます。