抽出要求構成手順

この項では、NESヘッドエンド・システムからの使用およびイベントのバッチ抽出をサポートするために構成する必要があるオブジェクトの概要を示します。使用およびイベントの抽出要求の送信をサポートするようにNESアダプタを構成するには、次の手順を実行する必要があります。
  • 抽出要求を送信するメッセージ・センダー(使用とイベントに1つずつ)を作成します。

  • 抽出要求のアウトバウンド・メッセージ・タイプ(使用とイベントに1つずつ)を作成します。

  • メッセージ・センダーとアウトバウンド・メッセージ・タイプをヘッドエンド・システム・サービス・プロバイダで使用される外部システムに関連付けます

  • NES使用抽出スケジューラ・タイプ活動タイプおよびNESイベント抽出スケジューラ・タイプ活動タイプを作成します。

  • NES使用抽出スケジューラ活動およびNESイベント抽出スケジューラ活動を作成します。

次の各項では、これらのオブジェクトの構成の詳細について説明します。メッセージ・センダーの作成、アウトバウンド・メッセージ・タイプおよび外部システムの詳細は、Oracle Utilities Application Frameworkのドキュメントを参照してください。

注意: このプロセスで使用されるOSBおよびBPELサービスの構成は、NESアダプタのOSBおよびBPELコンポーネントのインストールおよび構成時に行います。

メッセージ・センダー - NES処理バッチ・イベント

次のようにしてイベント抽出のメッセージ・センダーを作成します。

「メイン」タブ:

  • メッセージ・センダー: バッチ・イベントのメッセージ・センダーのコードを入力します(D4-HNLBATEVT)

  • 摘要: NES処理バッチ・イベント

  • 起動タイプ: リアルタイム

  • メッセージ・クラス: RTHTTPSNDR (HTTP経由リアルタイム・メッセ-ジ送信センダ-)

  • 有効: True (選択)

  • メッセージ・エンコーディング: UTF-8メッセージ・エンコーディング

「コンテキスト」タブ:

  • HTTPヘッダー: SOAPAction:http://xmlns.oracle.com/ouaf/NES/GrabBatchEvents

  • HTTPログイン・ユーザー: <USER_​ID>

  • HTTPログイン・パスワード: <PASSWORD>

  • HTTPメソッド: POST

  • HTTP URL 1: http://<EM_​SERVER>:<EM_​SERVER_​PORT>/soa-infra/services/NES/HandleBatchEvent/BatchEventHandler

    各項目の意味は、次のとおりです。

    • <USER_​ID>: WebLogic Enterprise Managerへのログインに使用されるユーザーID

    • <PASSWORD>: WebLogic Enterprise Managerへのログインに使用されるパスワード

    • <EM_​SERVER>: WebLogic Enterprise Managerがインストールされているサーバーのマシン名またはIPアドレス

    • <EM_​SERVER_​PORT>: WebLogic Enterprise Managerがインストールされているポート

メッセージ・センダー - NES処理バッチ使用

次のようにして使用抽出のメッセージ・センダーを作成します。

「メイン」タブ:

  • メッセージ・センダー: バッチ使用のメッセージ・センダーのコードを入力します(D4-HNLBATUSG)

  • 摘要: NES処理バッチ使用

  • 起動タイプ: リアルタイム

  • メッセージ・クラス: RTHTTPSNDR (HTTP経由リアルタイム・メッセ-ジ送信センダ-)

  • 有効: True (選択)

  • メッセージ・エンコーディング: UTF-8メッセージ・エンコーディング

「コンテキスト」タブ:

  • HTTPヘッダー: SOAPAction:http://xmlns.oracle.com/ouaf/NES/GrabBatchUsage

  • HTTPログイン・ユーザー: <USER_​ID>

  • HTTPログイン・パスワード: <PASSWORD>

  • HTTPメソッド: POST

  • HTTP URL 1: http://<EM_​SERVER>:<EM_​SERVER_​PORT>/soa-infra/services/NES/HandleBatchUsage/BatchUsageHandler

    各項目の意味は、次のとおりです。

    • <USER_​ID>: WebLogic Enterprise Managerへのログインに使用されるユーザーID

    • <PASSWORD>: WebLogic Enterprise Managerへのログインに使用されるパスワード

    • <EM_​SERVER>: WebLogic Enterprise Managerがインストールされているサーバーのマシン名またはIPアドレス

    • <EM_​SERVER_​PORT>: WebLogic Enterprise Managerがインストールされているポート

アウトバウンド・メッセージ・タイプ - NES処理バッチ・イベント

次のようにしてイベント抽出要求のアウトバウンド・メッセージ・タイプを作成します。

  • アウトバウンド・メッセージタイプ: バッチ・イベントのアウトバウンド・メッセージ・タイプのコードを入力します(D4-HNLBATEVT)

  • 摘要: NES処理バッチ・イベント

  • ビジネス・オブジェクト: D1-OutboundMessage

  • 優先度: 優先度20(またはそれ以下)

アウトバウンド・メッセージ・タイプ - NES処理バッチ使用

次のようにして使用抽出要求のアウトバウンド・メッセージ・タイプを作成します。

  • アウトバウンド・メッセージタイプ: バッチ使用のアウトバウンド・メッセージ・タイプのコードを入力します(D4-HNLBATUSG)

  • 摘要: NES処理バッチ使用

  • ビジネス・オブジェクト: D1-OutboundMessage

  • 優先度: 優先度20(またはそれ以下)

外部システム

次のようにして、イベントおよび使用抽出のアウトバウンド・メッセージ・タイプとメッセージ・センダーをNESヘッドエンド・システムに使用される外部システムに追加します。

  • 外部システム: NES

  • 摘要: NES

  • アウトバウンド・メッセージ・タイプ:

アウトバウンド・メッセージ・タイプ

メッセージ・センダー

D4-HNLBATEVT

D4-HNLBATEVT

D4-HNLBATUSG

D4-HNLBATUSG

注意: 前述のアウトバウンド・メッセージ・タイプに、次の設定が適用されます。

  • 処理方法: リアルタイム

  • メッセージXSL: D4-Request xsl

  • 応答XSL: D4-Response.xsl

活動タイプ - NESイベント抽出スケジューラ

次のようにしてイベント抽出要求の活動タイプを作成します。

  • 活動タイプ: 活動タイプのコードを入力します(NES-EVENT-EXTRACT)

  • 摘要: 活動タイプの摘要を入力します(NESイベント抽出スケジューラ・タイプ)

  • 関連トランザクションBO: NESイベント抽出スケジューラ

  • 活動タイプ・ステータス: 有効

  • アウトバウンド・メッセージタイプ: NES処理バッチ・イベント

  • 外部システム: NESヘッドエンド・システムに使用される外部システム

  • 例外処理:

    • 作業予定タイプ: 活動作業予定タイプ

    • 作業予定役割: システム・デフォルト役割

    • 再試行頻度: 活動がエラー状態に達した場合の再試行頻度を選択します(00:03:00)

    • 最大再試行数: 活動がエラー状態に達した後の最大再試行回数を選択します(1)

    • 破棄事由: 利用可能な場合はドロップダウンから選択します。

活動タイプ - NES使用抽出スケジューラ

次のようにして使用抽出要求の活動タイプを作成します。

  • 活動タイプ: 活動タイプのコードを入力します(NES-USAGE-EXTRACT)

  • 摘要: 活動タイプの摘要を入力します(NES使用抽出スケジューラ・タイプ)

  • 関連トランザクションBO: NES使用抽出スケジューラ

  • 活動タイプ・ステータス: 有効

  • アウトバウンド・メッセージタイプ: NES処理バッチ使用

  • 外部システム: NESヘッドエンド・システムに使用される外部システム

  • 例外処理:

    • 作業予定タイプ: 活動作業予定タイプ

    • 作業予定役割: システム・デフォルト役割

    • 再試行頻度: 活動がエラー状態に達した場合の再試行頻度を選択します(00:03:00)

    • 最大再試行数: 活動がエラー状態に達した後の最大再試行回数を選択します(1)

    • 破棄事由: 利用可能な場合はドロップダウンから選択します。

活動 - NESイベント抽出スケジューラ

次のようにしてイベント抽出要求の活動を開始します。

  1. 「メイン」->「通信」->「活動+」を選択します

  2. 「活動タイプ」ドロップダウン・リストから「NESイベント抽出スケジューラ・タイプ」を選択します。

  3. 「データ要求の時間数」フィールドに各抽出要求の時間数を入力します。デフォルトは24です。

  4. オプション: 「現在の要求開始日時」フィールドと「現在の要求終了日時」フィールドに最初の抽出要求の開始および終了日時を入力します。

    これらはオプションのフィールドです。入力しない場合は、次のように値が入力されます。

    • 現在の要求開始日時: 「イベント抽出スケジューラ送信要求」アルゴリズム(D4-EVTSNDREQ)によって入力される最後の要求の停止日時から取得されます

    • 現在の要求終了日時: 「現在の要求開始日時」に「データ要求の時間数」フィールドの時間数が加算されます。

活動 - NES使用抽出スケジューラ

次のようにして使用抽出要求の活動を開始します。

  1. 「メイン」->「通信」->「活動+」を選択します

  2. 「活動タイプ」ドロップダウン・リストから「NES使用抽出スケジューラ・タイプ」を選択します。

  3. 「データ要求の時間数」フィールドに各抽出要求の時間数を入力します。デフォルトは24です。

  4. オプション: 「現在の要求開始日時」フィールドと「現在の要求終了日時」フィールドに最初の抽出要求の開始および終了日時を入力します。

    これらはオプションのフィールドです。入力しない場合は、次のように値が入力されます。

    • 現在の要求開始日時: 「使用抽出スケジューラ送信要求」アルゴリズム(D4-USGSNDREQ)によって入力される最後の要求の停止日時から取得されます。

    • 現在の要求終了日時: 「現在の要求開始日時」に「データ要求の時間数」フィールドの時間数が加算されます。