Oracle Integration Cloudカタログ

Oracle Integration Cloud (OIC)は、Oracleクラウド・ソリューションの統合インフラストラクチャの役割を果たすオファリングです。製品には、使用しているエッジ・アプリケーションとOICの間の統合を簡素化するために、OICのアダプタが用意されています。

製品には、特定の製品からRESTカタログを取得するOICのメカニズム(アダプタと呼ばれる)と、SOAPカタログを取得する別のメカニズムが用意されています。特定の実装でRESTまたはSOAP (両方ではない)が使用されることが想定されますが、Webサービスの両方のクラスをサポートするこれらの実装では、OICで両方のカタログを取得できます。

SOAPカタログの場合、アダプタによって、各Webサービスの名前、ソース・システム、WSDLの場所およびネームスペースが取得されます。

RESTカタログの場合、アダプタによって、各Webサービスの名前、ソース・システムおよびOpenAPI仕様が取得されます。

エッジ製品でサポートされている一部のWebサービスはOICで管理できます。適切なWebサービスのみをアダプタに含めるには、含めるWebサービスを識別する構成が必要です。

アダプタで取得する必要があるレコードを識別するには、Webサービス・カタログを使用します。RESTとSOAPに対する個別のカタログが存在します

• SOAPインバウンド・メッセージの場合は、インバウンドWebサービスおよびIWSを介してデプロイされたXAIインバウンド・サービスの使用がサポートされています。カタログに含める各IWSまたはXAIインバウンド・サービスには、SOAPカタログでフラグを付ける必要があります。デプロイ済のサービスのみがカタログに返されることに注意してください。

• RESTインバウンド・メッセージの場合、カタログに含める各IWSには、RESTカタログでフラグを付ける必要があります。

• アウトバウンド・メッセージの場合、システムでは、外部システムが受信する各アウトバウンド・メッセージ・タイプを含む外部システムの作成が必要です。OICを介して統合されるアウトバウンド・メッセージの場合は、外部システム自体がOICを表すことになります。カタログに含める各アウトバウンド・メッセージを識別するかわりに、外部システムにのみフラグを付ける必要があります。アダプタは、外部システムに対して構成されたすべてのアウトバウンド・メッセージ・タイプに関するWebサービス情報を返すことになります。実装でRESTとSOAPの両方がサポートされる場合、RESTとSOAPのアウトバウンド・メッセージを別々にグループ化するために、個別の外部システムを作成する必要があります。