発信メッセージ

発信メッセージという用語は、システム内で開始されて外部システムに送信されるメッセージを説明するために使用されます。メッセージは、リアル・タイムまたはほぼリアル・タイムで送信されます。システムには、メッセージを外部システムに通信する次のメカニズムが用意されています。

  • アウトバウンド・メッセージ。 この方法を使用して、実装者は、構成可能なビジネス・オブジェクトを使用してメッセージ形式を定義し、スクリプトを使用してメッセージを作成できます。ほぼリアルタイムで送信されたメッセージは、Oracle Service BusがレコードをポーリングしてXSLを適用し、メッセージをルーティングするのを待機しているアウトバウンド・メッセージ表に転記されます。リアル・タイムで送信された場合は、メッセージ・ディスパッチャがメッセージを即時にルーティングします。

  • Webサービス・アダプタ。Webサービス・アダプタを使用すると、実装によって、外部システムからWSDLを使用し、外部システムのURLを参照するアダプタ・レコードを作成し、構成ツールに認識される形式でペイロード情報を公開するための適切な要求および応答データ領域を作成します。その後、システム内から要求情報を作成してリアルタイムでWebサービス・コールを開始するためにスクリプトを作成できます。

  • Eメールの送信。システムには、アプリケーション内からEメールをリアルタイムで送信するために使用できる専用のビジネス・サービスが用意されています。

これらのすべての方法について、以降の各項で詳細に説明します。