アウトバウンド・メッセージ

アウトバウンド・メッセージには、XMLメッセージを外部システムにリアルタイムで、またはほぼリアルタイムでルーティングする機能が用意されています。また、集約XMLメッセージとして外部システムに送信する、バッチへの関連メッセージの収集も機能でサポートされています。

実装を開始する必要がある各アウトバウンド・メッセージに対して、アウトバウンド・メッセージ・メンテナンス・オブジェクトのビジネス・オブジェクトを定義します。ビジネス・オブジェクトのスキーマ定義を使用して、XMLソース・フィールドを構成するフィールドを定義します。これらは、XMLメッセージ(XSL変換前)の基礎を構成するフィールドです。

各アウトバウンド・メッセージには、スキーマが外部システムに提供される情報を記述しているビジネス・オブジェクトを作成することによる、スキーマの定義が必要です。その後、メッセージを外部システムにルーティングする際に、XSL変換を実行できます。

このメッセージを受け取る可能性がある各外部システムに対して、適切なメッセージXSLとルーティング情報を構成します。

アウトバウンド・メッセージ・タイプはビジネス・オブジェクトに関連付けられているため、実装では、「ビジネス・オブジェクトの起動」 ステップ・タイプを使用して、スクリプトからアウトバウンド・メッセージ・レコードを簡単に作成できます。そのようなスクリプトでは、次のことを実行します。

  • ビジネス・ルールに基づいて適切なアウトバウンド・メッセージ・タイプおよび外部システムを判断します。
  • メッセージ詳細の移入に必要なデータにアクセスします。
  • スキーマにフィールドを移入し、アウトバウンド・メッセージ・タイプのビジネス・オブジェクトの「ビジネス・オブジェクトの起動」スクリプト・ステップ・タイプを使用して、アウトバウンド・メッセージを格納します。
  • 結果のアウトバウンド・メッセージIDがスクリプトに返され、スクリプトライターは、このメッセージを開始したレコードに対する監査としてそのIDを格納するために、後続ステップを設計することを選択できます。

次のトピックでは、アウトバウンド・メッセージでサポートされる機能の詳細を説明します。