タイムライン・ゾーン
タイムライン・ゾーンを使用して、複数タイプのデータに関する一定期間のイベントを表示します。このタイプのゾーンは、個々に発生していずれは相互に影響を与える可能性があるイベントの統合ビューを表示するのに役立ちます。たとえば、請求システムでは、タイムラインに同じ時期の請求、支払および回収プロセスを表示できます。
この項のトピックでは、タイムライン・ゾーンで使用できる機能を説明します。
実装チームによって構成されるタイムライン・ゾーン
製品では、タイムライン・ゾーンの作成がサポートされます。ただし、実装でタイムライン・ゾーンを構成するかどうか、どのポータルに表示するかは、特定の構成によって決まります。タイムライン・ゾーンの構成に関する一般情報は、「タイムライン・ゾーンの構成」を参照してください。設定不要で使用可能なタイムライン情報のタイプの詳細は、使用しているエッジ・アプリケーションのドキュメントを参照してください。
時間の移動
タイムライン・ゾーンの上部にあるコントロールをクリックすると、ゾーンの情報の日付範囲を変更できます。タイムラインを特定の日付に再配置するには、ゾーンの上部で目的の月と年を選択し、検索矢印をクリックします。
ゾーンの右上のコントロールを使用すると、時間をナビゲートできます。
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1年戻るには、二重の左矢印をクリックします。
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1か月戻るには、一重の左矢印をクリックします。
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今日に移動するには、中黒をクリックします。
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1か月進むには、一重の右矢印をクリックします。
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1年進むには、二重の右矢印をクリックします。
複数の明細を使用できるタイムライン
タイムライン・ゾーンの構成方法に応じて、通常は、重要なイベントが発生したことを示す1つ以上の明細が表示されます。各明細は、特定タイプのデータを表します。データは特定のメンテナンス・オブジェクトに関連付けることができ、たとえば、支払を1つの明細に表示し、請求を別の明細に表示できます。同じメンテナンス・オブジェクトの異なるタイプのレコードについて、複数の明細を作成することもできます。たとえば、製品でケースを表示するアルゴリズムが提供される場合、ケース・タイプごとに異なるエントリの定義をサポートできます。
各明細に表示されるイベント
タイムラインの各明細には、各イベントがイベントの発生日を表示するゼロ以上のイベントを含めることができます。たとえば、タイムラインの支払明細には、顧客から受け取るすべての支払の個別イベントがあります。各明細の摘要には、明細上のイベントの数が含まれます。
1つの明細に、タイムラインに収まらない数のイベントがある場合、明細にはイベントの最初のチャンクのみが表示され、一部のイベントが切り捨てられたことを説明するメッセージが詳細領域に表示されます。この状態が発生し、切り捨てられたイベントが後期に含まれる場合は、タイムラインの基本期間を再配置して、切り捨てられたイベントを表示できます。
イベントにカーソルを重ねてイベント情報を表示
イベントの日付アイコンにカーソルを重ねると、イベントの詳細を表示するポップアップ・ウィンドウが表示されます。次の情報が表示されます。
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イベント日。
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イベントのホバー・テキスト。通常は、イベントごとに標準情報文字列が表示されます。
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イベントの共通の情報文字列が表示されます。この情報は、オブジェクトが保守されるトランザクションに簡単にアクセスするためのハイパーテキストです。
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追加情報が表示されます。これは、特定のタイムライン・アルゴリズムによって決まります。ある条件下で追加情報がポップアップ領域に表示されるかどうかを確認するには、各タイムライン・アルゴリズムの説明を参照してください。
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アルゴリズムによって、オブジェクトに対してビジネス・プロセスを実行可能なビジネス・プロセス・アシスタント・スクリプトが構成されている場合、ビジネス・プロセス・アシスタント・スクリプトの摘要は、「ウィザード・ハット」アイコンが前に付いて表示されます。