タイムライン・ゾーンの構成

ここでは、タイムライン・ゾーンの構成に関連する情報を示します。ゾーン・タイプはF1-TIMELINEです。タイムライン・ゾーンには1つ以上の行が表示され、各行には、重要なイベントが発生した日付が表示されます。各行の出力は、タイムライン・ゾーンで構成されたアルゴリズムによって制御されます。各アルゴリズムは、単一のタイプのデータを取得します。たとえば、あるアルゴリズムは指定期間内のアカウントに対する請求を取得し、別のアルゴリズムは同じ期間のそのアカウントの支払を取得します。

タイムライン・ゾーン用に構成するアルゴリズムは、「ゾーン - タイムライン」プラグイン・スポットを使用します。このプラグイン・スポットのアルゴリズムの動作について、次のことに注意してください。

  • タイムライン・アルゴリズムは、現在入力されているグローバル・コンテキスト値すべてを受け取ります。さらに、ユーザーが選択した期間と、選択した期間に合理的に表示可能なイベントの最大数に基づいて、ゾーンから開始日および終了日を受け取ります。アルゴリズムは、この情報を使用して、指定期間の1つまたは複数の入力コンテキスト値に関連する特定のタイプのトランザクションについて、データを取得します。

  • 検出されたイベントごとにアルゴリズムは、イベントに関する情報と、各イベントに関する詳細の取得やイベントの動作を支援する複数のオプションを返します。

    • イベント日

    • レコードの主キー(キーと値のペア)

    • 外部キー参照。この情報を使用して、タイムライン・ゾーンには、イベントをクリックしたときにゾーンの情報領域に表示するのに適切な情報文字列が表示されます。また、外部キー参照は、ユーザーが保守ページのレコードを表示するために情報文字列ハイパーテキストをクリックしたときに使用する適切なナビゲーション・オプションを識別します。

    • イベントに使用する背景色とテキスト色。(廃止)。この情報はタイムライン・ゾーンで使用されなくなったため、無視されます。

    • イベントに対するアイコンの使用。(廃止)。この情報はタイムライン・ゾーンで使用されなくなったため、無視されます。

    • ユーザーがイベントをクリックしたときに起動するビジネス・プロセス・アシスタント・スクリプト。(オプション)。アルゴリズムは、ユーザーがイベントに対する動作を起動できる1つ以上のビジネス・プロセス・アシスタント・スクリプトを返します。たとえば、ステータスが「エラー」のイベントにはビジネス・プロセス・アシスタントが提供され、ユーザーがエラーを解決する際のガイドになります。

      タイムラインからスクリプトが開始されると、ページ・データ・モデルのフィールドに、イベントの主キーが設定されます。フィールドの名称は、イベントの主キーの列名となります。たとえば、支払イベントに関連するスクリプトが開始された場合は、選択した支払の主キーがPAY_IDというフィールドに入力されます。

特定のエッジ・アプリケーションが、タイムライン・ゾーンのアルゴリズム・タイプを基本製品の一部として提供する場合があることに注意してください。アルゴリズム・タイプが提供されることはありますが、通常、アルゴリズムのパラメータは特定の実装のビジネス・ルールおよび作業環境によって決定されるため、製品にはアルゴリズムが付属していません。その結果、製品には事前構成のタイムライン・ゾーンも付属していません。付属しているタイムライン・アルゴリズムのタイプ(ある場合)および構成の推奨事項の詳細は、使用しているエッジ・アプリケーションのドキュメントを参照してください。