ボリュームのパフォーマンスの変更
ブロック・ボリューム・サービスを使用すると、ブロック・ボリュームとブート・ボリュームのパフォーマンス・レベルを動的に構成できます(詳細は、「ブロック・ボリューム・パフォーマンス」を参照してください)。
ブロック・ボリュームのパフォーマンス・レベルを超高パフォーマンス・レベルに構成する場合、ボリューム・アタッチメントはマルチパス対応であることが必要です。ボリュームのパフォーマンスを最適化するには、追加のステップを実行する必要がある場合があります。詳細は、Ultra High Performanceボリュームのアタッチを参照してください。これは、超高パフォーマンス・レベルで構成されたブート・ボリュームには適用されません。
ブロック・ボリュームのパフォーマンスを他のパフォーマンス・レベルから超高パフォーマンス・レベルに変更した場合は、そのボリュームをデタッチしてから再度アタッチする必要があります。ボリュームの削除およびインスタンスへのブロック・ボリュームのアタッチを参照してください。
必要なIAMサービス・ポリシー
Oracle Cloud Infrastructureを使用するには、管理者によってポリシーでセキュリティ・アクセス権が付与されている必要があります。このアクセス権は、コンソール、あるいはSDK、CLIまたはその他のツールを使用したREST APIのいずれを使用している場合でも必要です。権限がない、または認可されていないというメッセージが表示された場合は、自分がどのタイプのアクセス権を持っているか、およびどのコンパートメントで作業するかを管理者に確認してください。
管理者用: ボリューム管理者がブロック・ボリューム、バックアップおよびボリューム・グループを管理するのポリシーを使用すると、指定したグループはブロック・ボリュームおよびバックアップに関するすべての操作を実行できますが、インスタンスを起動することはできません。
制限事項
ボリュームのVPU/GB設定を調整すると、サービスの設定が更新される間、ボリュームのライフサイクル状態は「プロビジョニング中」に遷移します。このプロセス中は、ボリュームをインスタンスにアタッチしたり、他のボリューム操作を実行することはできません。このプロセスの完了後、ボリュームのライフサイクル状態は「使用可能」に戻ります。この時点で、ボリュームをインスタンスにアタッチできます。
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パフォーマンス・レベルを同時に変更できるのは、テナンシごとに3つのボリュームのみです。
コンソールの使用
既存のブロック・ボリュームまたは新しいブロック・ボリュームの作成時のデフォルトのボリューム・パフォーマンス設定は、「バランス」です。新しいブロック・ボリュームを作成するときに、デフォルトの設定を変更できます。ブロック・ボリュームの作成を参照してください。また、既存のブロック・ボリュームのボリューム・パフォーマンス設定は、次の手順に示されたステップを使用して変更することもできます。
- ナビゲーション・メニューを開き、「ストレージ」をクリックします。「ブロック・ストレージ」で、「ブロック・ボリューム」をクリックします。
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パフォーマンスを変更するブロック・ボリュームをクリックします。
- 「編集」をクリックします。
- 「VPU/GB」スライダを使用して、変更後のパフォーマンス設定を指定します。パフォーマンス設定のVPU/GB値は、「デフォルトVPU/GB」で指定することもできます。
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「変更の保存」をクリックします。
- ナビゲーション・メニューを開き、「ストレージ」をクリックします。「ブロック・ストレージ」で、「ブロック・ボリューム」をクリックします。サイドバーの「ブロック・ストレージ」メニューで、「ブート・ボリューム」をクリックします。
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パフォーマンスを変更するブート・ボリュームをクリックします。
- 「サイズまたはパフォーマンスの編集」をクリックします。
- 変更後のボリューム・パフォーマンス・オプションをクリックします。
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「変更の保存」をクリックします。
ブート・ボリュームのパフォーマンスを超高パフォーマンス・レベルに変更する場合は、「ブート・ボリュームと超高パフォーマンス」でその他の詳細を参照してください。
CLIの使用
CLIの使用の詳細は、コマンド・ライン・インタフェース(CLI)を参照してください。
ブロック・ボリュームのエラスティック・パフォーマンス設定を更新するには、volume update
操作またはboot-volume update
操作をvpus-per-gb
パラメータとともに使用します。vpus-per-gb
パラメータで、ボリューム・パフォーマンス・ユニット(VPU)を指定します。VPUはボリューム・パフォーマンス設定を表すもので、次の値を指定できます:
-
0
: 「より低いコスト」設定を表し、ブロック・ボリュームにのみ適用されます。 -
10
: 「バランス」設定を表し、ブロック・ボリュームとブート・ボリュームの両方に適用されます。 -
20
: 「より高いパフォーマンス」設定を表し、ブロック・ボリュームとブート・ボリュームの両方に適用されます。 -
30
から120
: 「超高パフォーマンス」設定を表し、ブロック・ボリュームとブート・ボリュームの両方に適用されます。
例:
oci bv volume update --volume-id <volume_ID> --vpus-per-gb 20
ブート・ボリュームのパフォーマンスを超高パフォーマンス・レベルに変更する場合は、「ブート・ボリュームと超高パフォーマンス」でその他の詳細を参照してください。
APIの使用
APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKおよびCLIを参照してください。
ブロック・ボリューム
ブロック・ボリュームのパフォーマンス設定を更新するには、次の操作を使用します:
ボリューム・パフォーマンス設定は、UpdateVolumeDetailsのvpusPerGB
属性のボリューム・パフォーマンス・ユニット(VPU)で指定します。
vpusPerGB
に指定できる値は次のとおりです:
-
0
: 「より低いコスト」設定を表し、ブロック・ボリュームにのみ適用されます。 -
10
: 「バランス」設定を表し、ブロック・ボリュームとブート・ボリュームの両方に適用されます。 -
20
: 「より高いパフォーマンス」設定を表し、ブロック・ボリュームとブート・ボリュームの両方に適用されます。 -
30
から120
: 「超高パフォーマンス」設定を表し、ブロック・ボリュームとブート・ボリュームの両方に適用されます。
ブート・ボリューム
ブート・ボリュームのパフォーマンス設定を更新するには、次の操作を使用します:
ボリューム・パフォーマンス設定は、UpdateBootVolumeDetailsのvpusPerGB
属性で指定します。
vpusPerGB
に指定できる値は次のとおりです:
-
0
: 「より低いコスト」設定を表し、ブロック・ボリュームにのみ適用されます。 -
10
: 「バランス」設定を表し、ブロック・ボリュームとブート・ボリュームの両方に適用されます。 -
20
: 「より高いパフォーマンス」設定を表し、ブロック・ボリュームとブート・ボリュームの両方に適用されます。 -
30
から120
: 「超高パフォーマンス」設定を表し、ブロック・ボリュームとブート・ボリュームの両方に適用されます。
ブート・ボリュームのパフォーマンスを超高パフォーマンス・レベルに変更する場合は、「ブート・ボリュームと超高パフォーマンス」でその他の詳細を参照してください。