プラットフォーム・イメージ

イメージは、仮想ハード・ドライブのテンプレートです。イメージによって、インスタンスのためのオペレーティング・システムとその他のソフトウェアが決まります。次の表に、Oracle Cloud Infrastructureで使用可能なプラットフォーム・イメージを示します。バージョンごとの違いを含む、特定のイメージおよびカーネル・バージョンの詳細は、イメージのリリース・ノートを参照してください。

イメージ 名前 説明
Oracle Autonomous Linux 7 Unbreakable Enterprise Kernelリリース6 Autonomous-Oracle-Linux-7.x-<date>-<number>

Oracle Autonomous Linuxは、ゼロ・ダウンタイムの自動パッチ適用や、オペレーティング・システムの安全性と信頼性を高めるのに役立つ検出機能などの自律的な機能を提供しています。Oracle Autonomous LinuxはOracle Linuxに基づいています。

GPUシェイプはこのイメージでサポートされます。

Oracle Linux 8 Unbreakable Enterprise Kernelリリース6 Oracle-Linux-8.x-<date>-<number>

Unbreakable Enterprise Kernel (UEK)は、負荷の高いOracleワークロード用に最適化されたオラクル社のオペレーティング・システム・カーネルです。

GPUシェイプはこのイメージでサポートされます。

Oracle Linux 7 Unbreakable Enterprise Kernelリリース6 Oracle-Linux-7.x-<date>-<number>

Unbreakable Enterprise Kernel (UEK)は、負荷の高いOracleワークロード用に最適化されたオラクル社のオペレーティング・システム・カーネルです。

GPUシェイプはこのイメージでサポートされます。

Oracle Linux 6 Unbreakable Enterprise Kernelリリース4 Oracle-Linux-6.x-<date>-<number>

Unbreakable Enterprise Kernel (UEK)は、負荷の高いOracleワークロード用に最適化されたオラクル社のオペレーティング・システム・カーネルです。

CentOS 8 CentOS-8-<date>-<number>

CentOSは、エンタープライズ・クラウド環境で使用するのに適した、無料のオープン・ソースLinuxディストリビューションです。詳細は、https://www.centos.org/を参照してください。

GPUシェイプはこのイメージでサポートされます。

ヒント: CentOS 8の代替手段をお探しですか。Oracle Linuxは最適な選択肢です。CentOSからOracle Linuxに切り替えるための詳細およびスクリプトは、ブログ投稿を参照してください。

CentOS 7 CentOS-7-<date>-<number>

CentOSは、エンタープライズ・クラウド環境で使用するのに適した、無料のオープン・ソースLinuxディストリビューションです。詳細は、https://www.centos.org/を参照してください。

Ubuntu 20.04 LTS Canonical-Ubuntu-20.04-<date>-<number>

Ubuntuは、クラウドでの使用に適した、無料のオープン・ソースLinuxディストリビューションです。詳細は、https://www.ubuntu.comを参照してください。

Minimal Ubuntuは、高度な自動化のために設計されています。標準Ubuntuイメージに比べて、使用するブート・ボリュームが小さく、起動時間が短くなり、セキュリティ・パッチの部分が小さくなります。詳細は、https://wiki.ubuntu.com/Minimalを参照してください。

Ubuntu 18.04 LTS Canonical-Ubuntu-18.04-<date>-<number>

Ubuntuは、クラウドでの使用に適した、無料のオープン・ソースLinuxディストリビューションです。詳細は、https://www.ubuntu.comを参照してください。

Minimal Ubuntuは、高度な自動化のために設計されています。標準Ubuntuイメージに比べて、使用するブート・ボリュームが小さく、起動時間が短くなり、セキュリティ・パッチの部分が小さくなります。詳細は、https://wiki.ubuntu.com/Minimalを参照してください。

GPUシェイプはこのイメージでサポートされます。適切なGPUドライバをNVIDIAからインストールする必要があります。

Ubuntu 16.04 LTS Canonical-Ubuntu-16.04-<date>-<number>

Ubuntuは、クラウドでの使用に適した、無料のオープン・ソースLinuxディストリビューションです。詳細は、https://www.ubuntu.comを参照してください。

Minimal Ubuntuは、高度な自動化のために設計されています。標準Ubuntuイメージに比べて、使用するブート・ボリュームが小さく、起動時間が短くなり、セキュリティ・パッチの部分が小さくなります。詳細は、https://wiki.ubuntu.com/Minimalを参照してください。

GPUシェイプはこのイメージでサポートされます。Minimal Ubuntuでは、適切なGPUドライバをNVIDIAからインストールする必要があります。

Windows Server 2019 Windows-Server-2019-<edition>-Gen2.<date>-<number>

Windows Server 2019では、Oracle Cloud Infrastructureでの本番Windowsワークロードの実行がサポートされます。

GPUシェイプはこのイメージでサポートされます。適切なGPUドライバをNVIDIAからインストールする必要があります。

Windows Server 2016 Windows-Server-2016-<edition>-Gen2.<date>-<number>

Windows Server 2016では、Oracle Cloud Infrastructureでの本番Windowsワークロードの実行がサポートされます。

GPUシェイプはこのイメージでサポートされます。適切なGPUドライバをNVIDIAからインストールする必要があります。

Windows Server 2012 R2 Windows-Server-2012-R2-<edition>-<gen>-<date>-<number>

Windows Server 2012 R2では、Oracle Cloud Infrastructureでの本番Windowsワークロードの実行がサポートされます。

GPUシェイプはこのイメージでサポートされます。GPUドライバをNVIDIAからインストールする必要があります。

新しいインスタンスを起動するために、ブート・ディスクのOSおよびソフトウェア構成のカスタム・イメージを作成することもできます。

重要なファイアウォール・ルール

すべてのプラットフォーム・イメージには、Linuxインスタンス上のルートまたはWindowsサーバー・インスタンス上の管理者のみに、インスタンスのブート・ボリュームとブロック・ボリュームで使用されるiSCSIネットワーク・エンドポイント(169.254.0.2:3260, 169.254.2.0/24:3260)に対する送信接続の確立を許可するルールが含まれます。
  • インスタンス上のファイアウォールを再構成してこれらのルールを削除しないことをお薦めします。これらのルールを削除すると、ルート・ユーザー以外または管理者以外が、インスタンスのブート・ディスク・ボリュームにアクセスできるようになります。

  • セキュリティ上のリスクを理解している場合を除き、これらのルールを含まないカスタム・イメージを作成しないことをお薦めします。

  • UbuntuイメージでUncomplicated Firewall (UFW)を実行すると、これらのルールによって問題が発生する可能性があります。このため、インスタンスでUFWを有効にしないことをお薦めします。詳細は、Ubuntuインスタンスが、Uncomplicated Firewall (UFW)を有効にした後で再起動に失敗しますを参照してください。

ユーザー・データ

プラットフォーム・イメージを使用すると、インスタンス起動時にカスタム・スクリプトを実行したり、カスタム・メタデータを提供したりすることができます。これを行うには、インスタンスの作成時に「初期化スクリプト」フィールドにカスタム・ユーザー・データ・スクリプトを指定します。起動スクリプトの詳細は、cloud-init (Linuxベース・イメージ)およびcloudbase-init (Windowsベース・イメージ)を参照してください。

LinuxイメージのOS更新

Oracle LinuxおよびCentOSのイメージは、Oracle Public Yumサーバー上のリポジトリからパッケージをインストールして更新できるように事前構成されています。リポジトリ構成ファイルは、インスタンスの/etc/yum.repos.dディレクトリにあります。yumユーティリティを使用して、パッケージのインストール、更新および削除を行うことができます。

Oracle Autonomous Linuxイメージでは、自動更新を実行するためにOracle Kspliceがデフォルトでインストールおよび構成されます。

ノート

Oracle LinuxおよびCentOSイメージのOSセキュリティ更新

Oracle LinuxまたはCentOSイメージを使用してインスタンスを起動した後は、Oracle Public Yumサーバーで公開される必要なOSセキュリティ更新を適用する必要があります。詳細は、Yumセキュリティ・プラグインのインストールと使用を参照してください。

Ubuntuイメージは、パッケージのインストール、更新および削除を行うことができる適切なリポジトリを使用するように事前構成されています。

ノート

UbuntuイメージのOSセキュリティ更新

Ubuntuイメージを使用してインスタンスを起動した後は、sudo apt-get upgradeコマンドを使用して、必要なOSセキュリティ更新を適用する必要があります。

Linuxカーネルの更新

Oracle Cloud InfrastructureのOracle Linuxイメージには、追加コストなしでOracle Linux Premier Supportが含まれています。これによって、Oracle Kspliceを含めPremier Supportに組み込まれているすべてのサービスが提供されます。Kspliceを使用すると、再起動せずに、重要なセキュリティ更新およびその他の重要なカーネル更新を適用できます。詳細は、Oracle KspliceについておよびKspliceの概要を参照してください。

Kspliceは、2017年2月15日以降に起動されたLinuxインスタンスで使用できます。2017年8月25日より前に起動されたインスタンスの場合は、実行前にKspliceをインストールする必要があります。詳細は、Oracle Kspliceのインストールと実行を参照してください。

ノート

Kspliceのサポート

Oracle Kspliceは、CentOSとUbuntuのイメージ、または2017年2月15日より前に起動されたLinuxイメージではサポートされていません。

インスタンス起動時の自動パッケージ更新の構成

インスタンスが最初にcloud-initスクリプトを使用して起動されたときに、最新パッケージ・バージョンに自動的に更新されるようにインスタンスを構成できます。これを行うには、次のコードを起動スクリプトに追加します:

package_upgrade: true

アップグレード・プロセスは、インスタンスが起動すると開始され、完了するまでバックグラウンドで実行されます。正常に完了したことを確認するには、/var/logでcloud-initのログを調べます。

詳細は、ユーザー・データおよびクラウド構成の例 - aptまたはyumアップグレードの実行を参照してください。

Linuxイメージの詳細

Oracle Linuxサポート・ポリシーの詳細は、ライフタイム・サポート・ポリシー: Oracle LinuxおよびOracle VMのカバレッジを参照してください。

ユーザー

Oracle LinuxおよびCentOSイメージを使用して作成されたインスタンスでは、ユーザー名opcが自動的に作成されます。opcユーザーはsudo権限を持ち、RSAキーを使用してSSH v2プロトコルを介したリモート・アクセスを行うように構成されます。インスタンスの作成時に指定したSSH公開キーは、/home/opc/.ssh/authorized_keysファイルに追加されます。

Ubuntuイメージを使用して作成されたインスタンスでは、ユーザー名ubuntuが自動的に作成されます。ubuntuユーザーはsudo権限を持ち、RSAキーを使用してSSH v2プロトコルを介したリモート・アクセスを行うように構成されます。インスタンスの作成時に指定したSSH公開キーは、/home/ubuntu/.ssh/authorized_keysファイルに追加されます。

rootログインは無効になることに注意してください。

リモート・アクセス

インスタンスへのアクセスは、SSH v2プロトコルのみで許可されます。その他すべてのリモート・アクセス・サービスは無効です。

ファイアウォール・ルール

プラットフォーム・イメージを使用して作成されたインスタンスには、SSHアクセスのみを許可するデフォルトのファイアウォール・ルール・セットが含まれます。インスタンスの所有者は必要に応じてこれらのルールを変更できますが、重要なファイアウォール・ルールにある警告に従ってリンク・ローカル・トラフィックをアドレス169.254.0.2に限定する必要はありません。

ネットワーキング・サービスは、ネットワーク・セキュリティ・グループセキュリティ・リストを使用して、インスタンスとの間でパケット・レベルのトラフィックを制御することに注意してください。インスタンスへのアクセスをトラブルシューティングする際は、インスタンスが存在するネットワーク・セキュリティ・グループ、インスタンスのサブネットに関連付けられているセキュリティ・リスト、およびインスタンスのファイアウォール・ルールがすべて正しく設定されていることを確認してください。。

ディスク・パーティション

Oracle Linux 8.x以降では、メイン・ディスク・パーティションは論理ボリューム管理(LVM)を使用して管理されます。これにより、ワークロードに合せてパーティションを作成し、そのサイズを変更する際の柔軟性が向上します。また、専用のスワップ・パーティションはありません。スワップはファイル・システム上のファイルによって処理されるようになり、より詳細にスワップを制御できるようになりました。

cloud-initの互換性

プラットフォーム・イメージを使用して作成されたインスタンスは、cloud-initと互換性があります。Core Services APIを使用してインスタンスを起動するときは、cloud-initのディレクティブをメタデータ・パラメータで渡すことができます。詳細は、LaunchInstanceを参照してください。

Oracle Autonomous Linux

重要

2020年12月のOracle Autonomous Linuxプラットフォーム・イメージ以降、イメージはUnbreakable Enterprise Kernel (UEK) 6に基づいており、標準のOracle Linux yumリポジトリを使用するように構成されています。Autonomous Linuxリポジトリ(al7)は非推奨であり、既存のOracle Autonomous Linuxインスタンスを持つすべての顧客は新しいリポジトリに自動的に移行されます。

次のリポジトリは、2020年12月のOracle Autonomous Linuxプラットフォーム・イメージ以降、デフォルトで有効になっています:

  • ol7_UEKR6
  • ol7_addons
  • ol7_ksplice
  • ol7_latest
  • ol7_oci_included
  • ol7_optional_latest
  • ol7_software_collections
  • ol7_x86_64_userspace_ksplice

このイメージには、ol7_developerおよびol7_developer_EPELリポジトリのリリース・パッケージが含まれていますが、これらのリポジトリはデフォルトで無効になっています。

既存のOracle Autonomous Linuxインスタンスの場合、yumの移行後、ol7_developerおよびol7_developer_EPELリポジトリは使用できません。これらのリポジトリからのパッケージが必要な場合は、次のコマンドを使用して、適切なリリースのパッケージをインストールし、リポジトリを有効にする前に正しいリポジトリ構成を取得できます:
sudo yum install oraclelinux-developer-release-el7
sudo yum install oracle-epel-release-el7
ノート

ol7_developerおよびol7_developer_EPELリポジトリのいずれかにあるパッケージは、サポートされていないとみなされ、基本的なインストール・サポートのみを受けることができます。これらのリポジトリのコンテンツは、本番環境では推奨されておらず、開発者のみを対象としています。

Oracle Autonomous Linuxインスタンスが新しいリポジトリに移行されたことを確認するには、次のコマンドを使用します:

yum repolist

例:

# yum repolist
Loaded plugins: langpacks, ulninfo
repo id                                           repo name                                                                                          status
ol7_UEKR6/x86_64                                  Latest Unbreakable Enterprise Kernel Release 6 for Oracle Linux 7Server (x86_64)                      197
ol7_addons/x86_64                                 Oracle Linux 7Server Add ons (x86_64)                                                                 473
ol7_ksplice                                       Ksplice for Oracle Linux 7Server (x86_64)                                                           9,655
ol7_latest/x86_64                                 Oracle Linux 7Server Latest (x86_64)                                                               21,367
ol7_oci_included/x86_64                           Oracle Software for OCI users on Oracle Linux 7Server (x86_64)                                        680
ol7_optional_latest/x86_64                        Oracle Linux 7Server Optional Latest (x86_64)                                                      15,491
ol7_software_collections/x86_64                   Software Collection Library release 3.0 packages for Oracle Linux 7 (x86_64)                       15,375
ol7_x86_64_userspace_ksplice                      Ksplice aware userspace packages for Oracle Linux 7Server (x86_64)                                    447
repolist: 63,685
ノート

既存のOracle Autonomous Linuxインスタンスの場合、yumの移行後にUEK6リポジトリが有効になり、次回の日次更新で最新のUEK6がインストールされます。再起動後、インスタンスはUEK6で起動します。

Oracle Autonomous Linuxのインストールおよび構成の詳細は、スタート・ガイド: Oracle Cloud InfrastructureでのOracle Autonomous Linuxのデプロイと構成およびOracle Cloud InfrastructureでのOracle Autonomous Linuxを参照してください。

パッケージが変更されたため、Oracle Instant Client 18.3基本パッケージはバージョン19.5に更新できません。2020年3月18日より前に起動されたOracle Autonomous LinuxイメージでOracle Instant Clientを更新するには、まずOracle Instant Client 18.3を手動で削除してから19.5をインストールする必要があります。次のコマンドを使用します:

sudo yum remove oracle-instantclient18.3-basic
sudo yum install oracle-instantclient19.5-basic

2020年3月18日より後に起動されたOracle Autonomous Linuxイメージでは、Oracle Instant Clientはデフォルトでインストールされていません。Oracle Instant Client 19.5をインストールするには、パッケージを手動でインストールする必要があります。次のコマンドを使用します。

sudo yum install oracle-instantclient19.5-basic

2020年12月9日以降に起動されたOracle Autonomous Linuxイメージでは、Oracle Instant Clientリポジトリ(ol7_oracleinstant client)はデフォルトで使用できません。リポジトリを追加するには、まずoracle-release-el7 releaseパッケージをインストールしてから、ol7_oracle_instantclientリポジトリを有効にする必要があります。その後、適切なOracle Instant Clientバージョン・パッケージをインストールできます。次のコマンドを使用します:

sudo yum install oracle-release-el7
sudo yum-config-manager --enable ol7_oracle_instantclient

Oracle Autonomous Linuxインスタンスは、OS管理サービスで管理できません。

Oracle Autonomous Linuxの使用の詳細は、既知の問題を参照してください。

OCIユーティリティ

Oracle Linuxを使用して作成されたインスタンスには、Oracle Linuxイメージを簡単に操作できるように設計された事前インストール済のユーティリティ・セットが含まれます。これらのユーティリティは、サービス・コンポーネントと関連するコマンドライン・ツールで構成されます。

詳細は、OCIユーティリティを参照してください。

WindowsイメージのWindows OS更新

Windowsイメージには、Microsoftから最新のWindows更新を取得するために実行できるWindows Updateユーティリティが含まれています。インスタンスのネットワーク・セキュリティ・グループまたはインスタンスのサブネットによって使用されるセキュリティ・リストを構成して、Windows Updateサーバーへのアクセスをインスタンスに許可する必要があります。

Windowsイメージの詳細

Windowsエディション

ベア・メタル・インスタンスと仮想マシン(VM)インスタンスのどちらを作成したかによって、異なるWindows Serverのエディションをプラットフォーム・イメージとして使用できます。Windows Server StandardエディションはVMでのみ使用できます。Windows Server Datacenterエディションは、ベア・メタル・インスタンスでのみ使用できます。

ユーザー

Windowsプラットフォーム・イメージを使用して作成されたインスタンスでは、ユーザー名opcが自動的に作成されます。Windowsイメージを使用するインスタンスを起動するときは、Oracle Cloud Infrastructureによって最初のワンタイム・パスワードが生成され、コンソールまたはAPIを使用して取得できます。このパスワードは、最初にログオンした後で変更する必要があります。

リモート・アクセス

インスタンスへのアクセスは、リモート・デスクトップ接続を介してのみ許可されます。

ファイアウォール・ルール

Windowsイメージを使用して作成されたインスタンスには、ポート3389でのリモート・デスクトップ・プロトコルすなわちRDPアクセスを許可する、デフォルトのファイアウォール・ルール・セットが含まれます。インスタンスの所有者は必要に応じてこれらのルールを変更できますが、Microsoft Key Management Service (KMS)でアクティブ化するインスタンスに対してリンク・ローカル・トラフィックを169.254.169.253に制限しないでください。こうすることで、インスタンスがアクティブでライセンスされた状態を保ちます。

ネットワーキング・サービスは、ネットワーク・セキュリティ・グループセキュリティ・リストを使用して、インスタンスとの間でパケット・レベルのトラフィックを制御することに注意してください。インスタンスへのアクセスをトラブルシューティングする際は、インスタンスが存在するネットワーク・セキュリティ・グループ、インスタンスのサブネットに関連付けられているセキュリティ・リスト、およびインスタンスのファイアウォール・ルールがすべて正しく設定されていることを確認してください。。

Windowsイメージ上のユーザー・データ

Windowsイメージでは、カスタム・ユーザー・データ・スクリプトはcloudbase-initを使用して実行されます。これは、Linuxベース・イメージのcloud-initに相当するものです。Oracle Cloud InfrastructureのすべてのWindowsプラットフォーム・イメージには、デフォルトでインストールされたcloudbase-initが含まれます。インスタンスが起動すると、cloudbase-initが、PowerShell、バッチ・スクリプトまたはその他のユーザー・データ・コンテンツを実行します。サポートされるコンテンツ・タイプの詳細は、cloudbase-iniのユーザー・データを参照してください。

ユーザー・データ・スクリプトを使用すると、次のような様々なタスクを実行できます:

  • カスタム・スクリプトを使用してGPUサポートを有効にし、該当するGPUドライバをインストールします。

  • ローカル・ユーザー・アカウントを追加または更新します。

  • インスタンスをドメイン・コントローラに追加します。

  • 証明書ストアに証明書をインストールします。

  • 必要なアプリケーション・ワークロード・ファイルを、オブジェクト・ストレージ・サービスからインスタンスに直接コピーします。

注意

再起動をトリガーする可能性のあるスクリプトには何も含めないでください。インスタンスの起動に影響を与えて、起動できなくなる可能性があります。再起動を必要とするアクションは、インスタンスの状態がRUNNINGになった後でのみ実行してください。

Windowsリモート管理

Windowsリモート管理 (WinRM)はWindowsプラットフォーム・イメージでデフォルトで有効になっています。WinRMによって、オペレーティング・システムをリモート管理する機能が提供されます。

WinRMを使用するには、宛先ポート5986のTCPトラフィック用にステートレス・イングレス・セキュリティ・ルールを追加する必要があります。このセキュリティ・ルールは、そのインスタンスが属するネットワーク・セキュリティ・グループ、またはインスタンスのサブネットで使用されるセキュリティ・リストのいずれかで実装できます。

注意

次の手順では、0.0.0.0/0 (つまりパブリックIPアドレスを含む任意のIPアドレス)からのWinRM接続を許可します。VCN内のインスタンスからのみアクセスを許可するには、ソースCIDR値をVCNのCIDRブロックに変更します。詳細は、セキュリティの推奨事項を参照してください。
WinRMアクセスを有効にするには:
  1. ナビゲーション・メニューを開き、「ネットワーキング」「仮想クラウド・ネットワーク」の順にクリックします。
  2. 関心のあるVCNをクリックします。
  3. インスタンスが属しているネットワーク・セキュリティ・グループにルールを追加するには:

    1. 「リソース」で、「ネットワーク・セキュリティ・グループ」をクリックします。次に、関心のあるネットワーク・セキュリティ・グループをクリックします。
    2. 「ルールの追加」をクリックします。
    3. ルールの次の値を入力します:

      • ステートレス: このチェック・ボックスは選択を解除したままにします
      • ソース・タイプ: CIDR
      • ソースCIDR: 0.0.0.0/0
      • IPプロトコル: TCP
      • ソース・ポート範囲: すべて
      • 宛先ポート範囲: 5986
      • 説明: ルールの説明(オプション)。
    4. 終了したら、「追加」をクリックします。
  4. あるいは、インスタンスのサブネットによって使用されるセキュリティ・リストにルールを追加するには:

    1. 「リソース」で、「セキュリティ・リスト」をクリックします。次に、関心のあるセキュリティ・リストをクリックします。
    2. 「イングレス・ルールの追加」をクリックします。
    3. ルールの次の値を入力します:

      • ステートレス: このチェック・ボックスは選択を解除したままにします
      • ソース・タイプ: CIDR
      • ソースCIDR: 0.0.0.0/0
      • IPプロトコル: TCP
      • ソース・ポート範囲: すべて
      • 宛先ポート範囲: 5986
      • 説明: ルールの説明(オプション)。
    4. 終了したら、「イングレス・ルールの追加」をクリックします。

インスタンスでWinRMを使用するには
  1. インスタンスのパブリックIPアドレスを取得します
  2. インスタンスに接続するために使用するWindowsクライアントで、Windows PowerShellを開きます。

  3. 次のコマンドを実行します。

    # Get the public IP from your OCI running windows instance
    $ComputerName = Public IP Address
    
    # Store your username and password credentials (default username is opc)
    $c = Get-Credential
    
    # Options
    $opt = New-PSSessionOption -SkipCACheck -SkipCNCheck -SkipRevocationCheck
    
    # Create new PSSession (Pre-requisite: ensure network security group or security list has Ingress Rule for port 5986)  
    $PSSession = New-PSSession -ComputerName $ComputerName -UseSSL -SessionOption $opt -Authentication Basic -Credential $c
    
    # Connect to Instance PSSession
    Enter-PSSession $PSSession
    
    # To close connection use: Exit-PSSession 
    

これで、ローカルのPowerShellクライアントからWindowsインスタンスをリモート管理できます。

オペレーティング・システムのライフサイクルとサポート・ポリシー

オペレーティング・システムがサポート・ライフサイクルの終わりに到達すると、OSベンダー(Microsoftなど)がOSのセキュリティ更新を提供しなくなります。セキュリティを維持するために、最新バージョンにアップグレードする必要があります。

OSバージョンがサポート・ライフサイクルの終わりに到達した場合には以下を予測しておく必要があります:

  • Oracle Cloud Infrastructureでは、OSバージョン用の新規イメージは提供されなくなります。以前に公開されたイメージは非推奨となり、更新されなくなります。
  • 非推奨のイメージを使用するインスタンスの実行は続行できますが、Oracle Cloud Infrastructureでは、サポート・ライフサイクルの終わり到達したオペレーティング・システムはサポートされません。
  • これから非推奨となるOSバージョンを実行しているインスタンスがあり、サポート終了後にそのOSバージョンの新規インスタンスを起動したい場合は、インスタンスのカスタム・イメージを作成すると、将来的にそのカスタム・イメージを使用して新しいインスタンスを起動できます。カスタムLinuxイメージの場合、OSベンダーから延長サポートを購入する必要があります。カスタムWindowsイメージの場合は、サポートが終了したWindows OSのMicrosoft拡張セキュリティ更新を購入できますかを参照してください。Oracle Cloud Infrastructureでは、サポートが終了したオペレーティング・システムを使用するカスタム・イメージに対してはどのようなサポートも提供していません。

次のサポート終了日に注意してください:

  • CentOS 6: 2020年11月30日にサポートが終了しました。
  • Ubuntu 14.04: 2019年4月19日にサポートが終了しました。
  • Ubuntu 16.04: 2021年4月にサポートが終了しました。
  • Windows Server 2008 R2: 2020年1月14日にサポートが終了しました。