レプリケーションの管理

ファイル・ストレージのレプリケーション・コンポーネントとその管理方法について学習します。

レプリケーションは次の2つの部分で構成されます:

  • レプリケーション・リソース: これは制御コンポーネントです。これにはレプリケーション操作に必要なすべての構成情報が含まれています。レプリケーション・リソースはソース・ファイル・システムにアタッチされ、レプリケーション・スナップショットを作成してデータ更新を取得します。その後、レプリケーション・スナップショットがレプリケーション・ターゲットに送信されます。
  • レプリケーション・ターゲット・リソース: このコンポーネントは、ターゲット・ファイル・システムにアタッチされます。これは、レプリケーション・リソースからレプリケーション・スナップショットを受け取り、データをターゲット・ファイル・システムに書き込みます。

レプリケーション・リソース詳細

詳細は、レプリケーションの詳細の取得を参照してください。

  • OCID: すべてのOracle Cloud Infrastructureリソースには、Oracle Cloud Identifier (OCID)と呼ばれるOracle割当ての一意のIDがあります。リソース識別子を参照してください。
  • 作成日: レプリケーション・リソースが作成された日時。
  • コンパートメント: レプリケーションが存在するコンパートメント。詳細は、コンパートメントの管理を参照してください。
  • 可用性ドメイン: レプリケーションが存在する可用性ドメイン。レプリケーションは、常にソース・ファイル・システムと同じ可用性ドメインにあります。詳細は、リージョンと可用性ドメインを参照してください。
  • ソース・ファイル・システム: レプリケーションのソース・ファイル・システムへの名前リンク。
  • レプリケーション・ターゲットのOCID: レプリケーション・リソースに関連付けられたレプリケーション・ターゲットのOCID。
  • ターゲット・ファイル・システムのOCID: レプリケーション・リソースに関連付けられたターゲット・ファイル・システムのOCID。
  • デルタ・ステータス: 最新レプリケーション・スナップショットの現在のステータス:
    • アイドル: レプリケーションがデータの取得または適用を行っていません。
    • 取得中: レプリケーションがソース・スナップショット内の差分データを取得しています。
    • 転送中: レプリケーションがスナップショット・データを取得してコミットしています。
    • 適用中:レプリケーションがスナップショット・データをターゲット・ファイル・システムにコミットしています。
    • サービス・エラー: レプリケーションで、ファイル・ストレージ・サービスのリカバリ可能なエラーが発生しました。
    • ユーザー・エラー: レプリケーションで、修正にユーザーの介入を必要とするエラーが発生しました。
    • 失敗: レプリケーションでリカバリ不能なエラーが発生しました。
  • レプリケーション間隔(分): レプリケーション操作の頻度。
  • レプリケーションの進行状況: レプリケーションがターゲット・ファイル・システムにデータを適用する際の現在の進行状況。完了した割合として表示されます。
  • 最終スナップショット: 最後に正常に取得および適用されたレプリケーション・スナップショットへのリンク。リンク・テキストは、そのスナップショットの接尾辞(作成された日時に対応)で構成されます。
  • リカバリ・ポイント時間: 成功した最後のデータ・レプリケーションの日時。

レプリケーション・ターゲットの詳細

詳細は、レプリケーション・ターゲットの詳細の取得を参照してください。

  • OCID: すべてのOracle Cloud Infrastructureリソースには、Oracle Cloud Identifier (OCID)と呼ばれるOracle割当ての一意のIDがあります。リソース識別子を参照してください。
  • 作成日: レプリケーション・ターゲットが作成された日時。
  • コンパートメント: レプリケーション・ターゲットが存在するコンパートメント。詳細は、コンパートメントの管理を参照してください。
  • 可用性ドメイン: レプリケーション・ターゲットが存在する可用性ドメイン。レプリケーション・ターゲットは、常にターゲット・ファイル・システムと同じ可用性ドメインにあります。詳細は、リージョンと可用性ドメインを参照してください。
  • ターゲット・ファイル・システム: レプリケーション・ターゲットのターゲット・ファイル・システムへの名前リンク。
  • レプリケーションのOCID: レプリケーション・ターゲットに関連付けられたレプリケーション・リソースのOCID。
  • ソース・ファイル・システムのOCID: レプリケーション・リソースに関連付けられたソース・ファイル・システムのOCID。
  • デルタ・ステータス: 最新レプリケーション・スナップショットの現在のステータス:
    • アイドル: レプリケーションがデータの取得または適用を行っていません。
    • 取得中: レプリケーションがソース・スナップショット内の差分データを取得しています。
    • 転送中: レプリケーションがスナップショット・データを取得してコミットしています。
    • 適用中:レプリケーションがスナップショット・データをターゲット・ファイル・システムにコミットしています。
    • サービス・エラー: レプリケーションで、ファイル・ストレージ・サービスのリカバリ可能なエラーが発生しました。
    • ユーザー・エラー: レプリケーションで、修正にユーザーの介入を必要とするエラーが発生しました。
    • 失敗: レプリケーションでリカバリ不能なエラーが発生しました。
  • レプリケーションの進行状況: レプリケーションがターゲット・ファイル・システムにデータを適用する際の現在の進行状況。完了した割合として表示されます。
  • 最終スナップショット: 最後に正常に取得および適用されたレプリケーション・スナップショットへのリンク。リンク・テキストは、そのスナップショットの接尾辞(作成された日時に対応)で構成されます。
  • リカバリ・ポイント時間: 成功した最後のデータ・レプリケーションの日時。

次のステップ

必要なIAMサービス・ポリシー

Oracle Cloud Infrastructureを使用するには、管理者によってポリシーでセキュリティ・アクセス権が付与されている必要があります。このアクセス権は、コンソール、あるいはSDK、CLIまたはその他のツールを使用したREST APIのいずれを使用している場合でも必要です。権限を持っていない、または認可されていないというメッセージが表示された場合は、持っているアクセス権のタイプと作業しているコンパートメントを管理者に確認してください。

管理者向け: ユーザーによるファイル・システムの作成、管理および削除のポリシーを使用すると、ユーザーがファイル・システムとレプリケーションを管理できます。

レプリケーションの管理のみを許可する限定的なポリシー:

Allow group Managers to manage replications in tenancy

ポリシーを初めて使用する場合は、ポリシーの開始共通ポリシーを参照してください。