Kubernetesクラスタへのデプロイ

Container Engine for Kubernetes (OKE)クラスタにアーティファクトをデプロイするパイプラインを作成します。

ステージを追加する前に、デプロイメント・パイプライン、デプロイ先のKubernetesクラスタ環境およびアーティファクトが必要です。アーティファクトは、インラインで定義するか、アーティファクト・レジストリに配置できます。

DevOpsは、OKEクラスタへのHelmチャートのデプロイメントをサポートします。チャートは、OCIコンテナ・レジストリ・リポジトリに配置する必要があります。Helmチャートの追加を参照してください。

OKEクラスタにデプロイする際に、ブルー/グリーン・リリース戦略を使用する場合はブルー/グリーンOKEデプロイメントを、カナリア戦略を使用する場合はカナリアOKEデプロイメントを参照してください。

Oracle Cloud Infrastructure (OCI)の各サービスは、認証および認可のためにIdentity and Access Management (IAM)と統合されます。DevOpsデプロイメント・パイプラインおよびその他のリソースにアクセスする権限をユーザーに付与するには、動的グループおよびIAMポリシーを作成する必要があります。

デプロイメント・パイプラインの動的グループおよびポリシーの作成については、デプロイメント・パイプライン・ポリシーを参照してください。詳細は、DevOps IAMポリシーを参照してください。

Oracle Cloudコンソール、REST APIおよびCLIを使用したDevOpsへのアクセスについては、DevOpsへのアクセスを参照してください。

    1. ナビゲーション・メニューを開き、「開発者サービス」をクリックします。「DevOps」で、「プロジェクト」をクリックします。
    2. プロジェクトおよびデプロイメント・パイプラインを選択します。
    3. パイプラインにステージを追加するには、「+」アイコンをクリックし、「ステージの追加」を選択します。
    4. 「ステージ・タイプ」で、「デプロイ - OKE」を選択して「次」をクリックします。
    5. ステージの名前と説明を入力します。説明の追加はオプションです。
    6. 「環境」で、既存のクラスタ環境を選択します。
    7. 「アーティファクトの選択」をクリックし、DevOpsプロジェクトから1つ以上のアーティファクト・リソースを選択します。

      DevOpsサービスは、Kubernetesマニフェスト・アーティファクトのKubernetesサーバー側の適用を、コンソールに表示されている順序で実行します。また、アーティファクトを削除して別のものを選択したり、アーティファクト・リストを並べ替えたりできます。パイプライン・ステージでアーティファクトを削除しても、アーティファクト・リソースはプロジェクトから削除されません。Kubernetesサーバー側の適用の詳細は、サーバー側の適用を参照してください。

    8. (オプション)デフォルトの環境ネームスペースをオーバーライドするには、「Kubernetesネームスペースのオーバーライド」に値を入力します。
    9. 検証が失敗した場合に、最後に成功したリリース・バージョンに自動的にロールバックするには、「はい」を選択します。詳細は、デプロイメントのロールバックを参照してください。
    10. (オプション)パイプラインにタグを追加するには、「タグ付けオプションの表示」をクリックします。タグ付けとは、テナンシ内のリソースを整理およびトラッキングできるメタデータ・システムです。

      リソースを作成する権限がある場合、それにフリーフォーム・タグを追加する権限もあります。

      定義済タグを追加するには、タグ・ネームスペースを使用する権限が必要です。

      詳細は、リソース・タグを参照してください。

    11. ステージをパイプラインに追加するには、「追加」をクリックします。

      ステージ・プレビューによって、構成のスナップショットが提供されます。

    必要に応じて、パイプラインに順次またはパラレルにステージを追加します。ターゲット環境にビルド出力をデプロイするには、デプロイメント・パイプラインを実行します。

    ビルド・パイプラインからデプロイメントを自動的にトリガーするには、ビルド・パイプラインに「デプロイメントのトリガー」ステージを追加します。

  • パイプラインにKubernetesクラスタ・ステージを作成するには、create-deploy-oke-stageコマンドを実行します:

    oci devops deploy-stage create-deploy-oke-stage

    create-deploy-oke-stageコマンドの必須パラメータ:

    • --kubernetes-manifest-artifact-ids
    • --oke-cluster-environment-id
    • --pipeline-id
    • --stage-predecessor-collection

    deploy-stageのすべてのコマンドを取得するには:

    oci devops deploy-pipeline -h
    oci devops deploy-stage -h

    create-deploy-oke-stageコマンドのヘルプを取得するには:

    oci devops deploy-stage create-deploy-oke-stage -h
  • パイプラインにKubernetesクラスタ・ステージを作成するには、CreateDeployStage操作を使用します。deployStageType属性には、OKE_DEPLOYMENT値およびRUN_OKE_JOB値を指定します。