パイプライン演算子の使用

データ統合では、パイプライン演算子は、パイプラインで使用できる様々なタスクおよびアクティビティを表します。

パイプラインで使用できるタスク演算子のタイプは:

  • 統合タスクおよびデータ・ローダー・タスクの演算子。これにより、パイプライン内でデータ統合ソリューションを実行できます。演算子の入力は構成できます。タスクの演算子の入力は、タスク・レベルまたはデータ・フロー・レベルで定義するパラメータと似ています。
  • SQLタスクの演算子。これにより、パイプライン内でSQLストアド・プロシージャを実行できます。ストアド・プロシージャ内のパラメータの値は構成できます。
  • OCIデータ・フロー・タスク演算子。これにより、パイプライン内でOCIデータ・フロー・アプリケーションを実行できます。
  • RESTタスク演算子。これにより、パイプライン内でREST APIエンドポイントを実行できます。RESTタスクで使用される任意のパラメータの値を再構成できます。
  • パイプライン・タスクの演算子。これにより、パイプライン内で別のパイプラインを実行できます。

すべてのタスク演算子について、現在のワークスペース内のプロジェクトから設計時タスクを選択し、現在のワークスペース内の任意のアプリケーションから公開済タスクを選択できます。公開済RESTタスクおよびOCIデータ・フロー・タスクでは、同じコンパートメントまたは別のコンパートメント内の別のワークスペース内の任意のアプリケーションからタスクを選択することもできます。

複数のタスクがパラレルに実行される場合は、マージ演算子を使用して、後続のダウンストリーム操作を処理する条件を指定できます。演算子から出力を取得して次の演算子に渡すには、式演算子を使用できます。

パイプラインを作成するには、データ・フロー・デザイナに似たデザイナを使用します。キャンバス上に開始演算子と終了演算子がすでに配置された状態で、デザイナが開きます。パイプラインに含めることができるのは、1つの開始演算子と1つの終了演算子のみです。パイプラインが有効になるには、タスク演算子が少なくとも1つ含まれている必要があります。任意の数のタスクを追加し、それらを開始演算子と終了演算子で囲んで1つのシーケンスとして接続します。「演算子」パネルから、演算子をキャンバスにドラッグして、パイプラインを設計します。次に、「プロパティ」パネルを使用して、各演算子のプロパティを構成します。

開始演算子に直接接続されたタスクは常に実行されます。シーケンス内の後続のタスクは、前の演算子の条件に基づいて実行するように構成できます。たとえば、「開始」→「タスクA」→「タスクB」→「終了」というシーケンスのパイプラインがあるとします。タスクAは常に実行されます。タスクBについては、「プロパティ」パネルの「受信リンク条件」プロパティを使用して、このタスクが常に実行されるように、またはタスクAのステータスが特定の実行条件を満たした場合にのみ実行されるように構成できます。

演算子どうしを接続するには、一方の演算子に、その右側にコネクタ(小さい円)が表示されるまでカーソルを置きます。次に、そのコネクタを接続先の次の演算子にドラッグします。コネクタをドロップして、演算子どうしが線で結ばれると、その接続は有効になります。

一般に、演算子には、1つのみのインバウンド・ポートと、パイプラインを流れるプロセス用の1つ以上のアウトバウンド・ポートがあります。たとえば、2つの異なる式演算子のインバウンド・ポートに、同じSQLタスク演算子アウトバウンド・ポートを接続できます。複数のインバウンド・ポートを含めることができるのは、終了演算子とマージ演算子のみです。

パイプラインに追加されたタスクまたは式演算子をすばやく複製できます。演算子を複製するには、キャンバス上の演算子アイコンを右クリックし、表示されるメニューから「複製」を選択します。次に、「プロパティ」パネルで、複製された演算子の識別子を変更します。元の演算子が他の演算子に接続されている場合、接続および前の演算子の出力への参照は、複製された演算子にコピーされません。

開始演算子と終了演算子

パイプラインの作成を開始すると、キャンバス上に開始演算子と終了演算子がすでに配置された状態でデザイナが開きます。パイプラインに含めることができるのは、1つの開始演算子と1つの終了演算子のみです。

開始演算子には、構成可能なプロパティはありません。

終了演算子を使用する場合、「受信リンク条件」プロパティを構成して、パイプライン・タスク実行のステータスに対して次のいずれかのルールを指定できます:

  • すべて完了: パイプライン内のタスクの1つが失敗した場合でも、パイプライン・タスクのステータスは「成功」と表示されます。
  • すべて成功: パイプライン内のすべてのタスクが正常に完了すると、パイプライン・タスクのステータスが「成功」と表示されます。
  • すべて失敗: パイプライン内のすべてのタスクが失敗すると、パイプライン・タスクのステータスが「成功」と表示されます。

マージ演算子

複数のタスクがパラレルに実行される場合は、マージ演算子を使用して、その後のダウンストリーム操作の処理方法を決定する条件を指定できます。

マージ演算子の追加および構成

1つのマージ演算子に、複数の入力リンク(アップストリーム)および複数の出力リンク(ダウンストリーム)を含めることができます。

  1. 「演算子」パネルから、マージ演算子をキャンバスにドラッグします。
  2. 「プロパティ」パネルの「詳細」タブで、マージ演算子の名前と説明(オプション)を入力します。
  3. 「マージ条件」では、次のいずれかのオプションを選択できます:
    • すべて成功: 次のダウンストリーム操作に進むためには、アップストリームにつながるすべてのパラレル操作が完了し、かつ成功する必要があります。このオプションがデフォルトです。
    • すべて失敗: 次のダウンストリーム操作に進むためには、アップストリームにつながるすべてのパラレル操作が完了し、かつ失敗する必要があります。
    • すべて完了: 次のダウンストリーム操作に進むためには、アップストリームにつながるすべてのパラレル操作が完了する必要があります。
    • 1つ以上の成功: 次のダウンストリーム操作に進むためには、アップストリームにつながる1つ以上の操作が完了し、かつ成功する必要があります。
    • 少なくとも1つの失敗: 次のダウンストリーム操作に進むためには、アップストリームにつながる1つ以上の操作が完了し、かつ失敗する必要があります。
  4. 「プロパティ」パネルの「出力」タブに、パイプライン内の次の演算子の入力として使用できる出力が表示されます。
    使用可能な出力は、システムからの出力パラメータと、マージ演算子に接続されている各タスク演算子の出力とを組み合せたものです。

式演算子

パイプライン式演算子を使用すると、データ・フローの式演算子と同様に、パイプライン内に新しい派生フィールドを作成できます。

式演算子の追加および構成

データ・フロー式演算子とは異なり、パイプライン式演算子はデータを操作しません。パイプライン式演算子を使用すると、前の演算子やパイプライン・パラメータからの出力と、システムによって生成された出力を操作できます。

  1. 「演算子」パネルから、演算子をキャンバスにドラッグします。
  2. 式演算子にフォーカスがある状態で、「プロパティ」パネルの「詳細」タブで、「識別子」フィールドに名前を入力するか、名前をそのままにします。
  3. (オプション)「受信リンク条件」では、次のいずれかの実行条件を選択できます。演算子どうしが接続されると、選択した条件が色付きの線で示されます。
    • 常に実行: 選択したノードは、アップストリーム・ノードのステータスに関係なく実行されます。

      灰色の線は、「常に実行」の条件を示します。

      開始演算子に直接接続されたノードのリンク条件は変更できません。

    • 前の演算子の成功時に実行: 選択したノードは、アップストリーム・ノードのステータスが「成功」の場合にのみ実行されます。

      チェック・マーク付きの緑の線は、条件が成功したことを示します。

    • 前の演算子の失敗時に実行: 選択したノードは、アップストリーム・ノードのステータスが「失敗」の場合にのみ実行されます。

      'x'が付いた赤い線は、条件が失敗したことを示します。

  4. 「式」で、「追加」をクリックします
  5. 「式の追加」パネルで、「識別子」フィールドに名前を入力するか、名前をそのままにします。
  6. 式のデータ型を選択します。
  7. 選択した型によっては、長さスケールなどの他の値を指定する必要があります。
  8. 式ビルダー式を作成し、「追加」をクリックします。
    式から導出された値は、このパイプライン式演算子に接続されている次の演算子で使用できます。
  9. 別の式を追加するには、このステップを繰り返します。
  10. 「プロパティ」パネルの「出力」タブに、パイプライン内の次の演算子の入力として使用できる式出力が表示されます。
    追加するそれぞれの式には出力があります。出力の名前は式と同じです。
  11. 「プロパティ」パネルの「検証」タブで、演算子を検証して、エラーや警告がないか確認できます。
式の追加

式ビルダーを使用して要素を視覚的に選択し、パイプライン内の式演算子に式を作成します。エディタで式を手動入力することもできます。

「式ビルダー」は、「式の追加」パネルにあるセクションです。

  1. 「式ビルダー」で、受信値、パラメータまたは関数をダブルクリックして選択するかドラッグし、式を作成します。
    式は、前の演算子からのシステム出力と、システム・パラメータ、ユーザー定義パラメータおよび関数を組み合せて作成できます。
  2. 「受信」の値は、前の演算子のシステム出力から選択できます。前の演算子がマージの場合、システム出力は、マージ演算子に接続されたタスク演算子の出力の組合せです。
  3. 「パラメータ」では、パイプライン内に作成されたシステム・パラメータおよびユーザー定義パラメータを選択できます。
    • ユーザー定義: ユーザー定義パラメータとは、ユーザーが作成するカスタム・パラメータです。

      使用可能なユーザー定義パラメータのリストから既存のパラメータを選択することも、「追加」をクリックしてパラメータを作成することもでできます。

      1. 「パラメータの追加」パネルで、パラメータの名前とオプションの説明を入力します。
      2. このパラメータのデータ型を選択します。
      3. 選択したデータ型に基づいて、このパラメータの残りのフィールドを定義します。
      4. このパラメータのデフォルト値を設定します。
      5. 「追加」をクリックします。
    • システム定義: 実行時に、データ統合によってパイプラインに特定のシステム・パラメータが生成されます。生成されたシステム・パラメータ値は式で使用できますが、値は変更できません。
  4. 「関数」では、パイプライン演算子に使用可能なデータ統合関数を選択できます。
  5. 「式の追加」パネルで、「追加」をクリックして式を作成または更新します。
式の削除

不要になった式は削除できます。

  1. パイプラインのキャンバスで、式演算子を選択します。
  2. 式演算子にフォーカスがある状態で、「プロパティ」パネルの「詳細」タブで、削除する式を選択してから「削除」をクリックします。
  3. 「式の削除」ダイアログ・ボックスで、この式を削除することを確認し、「削除」をクリックします。

決定演算子

決定演算子を使用して、パイプライン内の分岐フローを決定するブール条件を記述します。分岐は、TRUE、FALSEおよびERRORという3つの可能な結果に基づいています。

決定演算子の追加および構成

デシジョン演算子には、1つの入力リンク(アップストリーム)と3つの出力リンク(ダウンストリーム)があります。

  1. 「演算子」パネルから、決定演算子をキャンバスにドラッグします。

    デフォルトでは、デシジョン演算子アイコンが展開されて表示され、3つの出力ポート(TRUE、FALSEおよびERROR)が表示されます。

  2. 「プロパティ」パネルの「詳細」タブで、デシジョン演算子の名前と説明(オプション)を入力します。
  3. 「決定条件」で、次の手順を実行します。
    1. 「追加」をクリックします。
    2. 「決定条件の追加」パネルで、入力値、パラメータまたは関数を使用して、条件式がブール値に評価されるように条件を記述します。

      たとえば、条件で前のタスクの実行ステータス(PREVIOUS_TASK_1.SYS.STATUS = 'SUCCESS')を評価できます。

      • 「受信」の値は、前の演算子のシステム出力から選択できます。

      • 「パラメータ」では、パイプライン内に作成されたシステム・パラメータおよびユーザー定義パラメータを選択できます。

        • ユーザー定義: ユーザー定義パラメータとは、ユーザーが作成するカスタム・パラメータです。

          使用可能なユーザー定義パラメータのリストから既存のパラメータを選択することも、「追加」をクリックしてパラメータを作成することもでできます。

        • システム定義: 実行時に、データ統合によってパイプラインに特定のシステム・パラメータが生成されます。生成されたシステム・パラメータ値は式で使用できますが、値は変更できません。

      • 「関数」では、パイプライン演算子に使用可能なデータ統合関数を選択できます。

  4. (オプション)「受信リンク条件」では、次のいずれかの実行条件を選択できます。演算子どうしが接続されると、選択した条件が色付きの線で示されます。
    • 常に実行: 選択したノードは、アップストリーム・ノードのステータスに関係なく実行されます。

      灰色の線は、「常に実行」の条件を示します。

      開始演算子に直接接続されたノードのリンク条件は変更できません。

    • 前の演算子の成功時に実行: 選択したノードは、アップストリーム・ノードのステータスが「成功」の場合にのみ実行されます。

      チェック・マーク付きの緑の線は、条件が成功したことを示します。

    • 前の演算子の失敗時に実行: 選択したノードは、アップストリーム・ノードのステータスが「失敗」の場合にのみ実行されます。

      'x'が付いた赤い線は、条件が失敗したことを示します。

  5. キャンバスで、決定演算子の適切な出力ポートをタスク演算子または式演算子ダウンストリームに接続します。

    決定演算子出力ポートは、マージ演算子または終了演算子に直接リンクできません。

データ・ローダー・タスク演算子

データ・ローダー・タスク演算子を使用すると、パイプライン内でデータ・ローダー・タスクを実行できます。

データ・ローダー・タスク演算子の追加および構成

開始演算子に直接接続されたデータ・ローダー・タスク演算子は、常に実行されます。

開始演算子に直接接続されていないタスク演算子については、「受信リンク条件」プロパティを使用して、タスクが常に実行されるように、または前の演算子のステータスが特定の実行条件を満たした場合にのみ実行されるように構成できます。

  1. 「演算子」パネルから、データ・ローダー演算子をキャンバスにドラッグします。
    キャンバス上の演算子アイコンには、その演算子がワークスペース内のタスクにまだバインドされていないことを示すデフォルト名が表示されます。
  2. バインドされていないタスク演算子の「プロパティ」パネルの「詳細」タブで、「選択」をクリックします。表示されるパネルで、メニューを使用して追加するタスクのタイプを選択し、タスクを選択します。

    設計タスク: プロジェクトでタスクを使用するには、最初に「プロジェクト」リスト・メニューからプロジェクトを選択します。プロジェクト名の入力を開始してリストをフィルタし、一致する名前のフィルタされたリストから選択することもできます。選択できるのは、現在のワークスペース内のプロジェクトのみです。

    公開済タスク: 現在のワークスペースおよびコンパートメント内の最新の更新済アプリケーションからの公開済タスクがリストされます。メニューを使用して、現在のワークスペース内の別のアプリケーションに切り替えることができます。「ワークスペース」または「アプリケーション」ボックスに名前を入力し始めて、一致する名前のフィルタされたリストから選択することもできます。

  3. 「データ・ローダー・タスクの選択」パネルで、タスクを選択し、「選択」をクリックします。
    キャンバス上の演算子アイコンの名前が、選択したタスクの名前に変わります。
  4. 選択したタスク演算子の「プロパティ」パネルの「詳細」タブで:
    1. 必要に応じて、演算子の名前を変更します。
    2. 「受信リンク条件」では、次のいずれかの実行条件を選択できます。演算子どうしが接続されると、選択した条件が色付きの線で示されます。
      • 常に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスに関係なく実行されます。

        灰色の線は、「常に実行」の条件を示します。

        開始演算子に直接接続されたタスクのリンク条件は変更できません。

      • 前の演算子の成功時に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスが「成功」の場合にのみ実行されます。

        チェック・マーク付きの緑の線は、条件が成功したことを示します。

      • 前の演算子の失敗時に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスが「失敗」の場合にのみ実行されます。

        'x'が付いた赤い線は、条件が失敗したことを示します。

  5. 「プロパティ」パネルの「構成」タブでは、次のことができます:
    1. 実行オプションを構成して、失敗したタスク実行の処理方法を指定します。
    2. 受信パラメータ値を構成します。
  6. 「プロパティ」パネルの「出力」タブに、パイプライン内の次の演算子の入力として使用できる出力が表示されます。
  7. 「プロパティ」パネルの「検証」タブで、タスクを検証して、構成したパラメータ値にエラーや警告がないか確認できます(該当する場合)。

統合タスク演算子

統合タスク演算子を使用すると、特定のコンテキスト用に構成されたデータ・フローを実行できます。データ・フローを統合タスクでラップする必要があります。

統合タスク演算子の追加および構成

開始演算子に直接接続された統合タスク演算子は、常に実行されます。

開始演算子に直接接続されていないタスク演算子については、「受信リンク条件」プロパティを使用して、タスクが常に実行されるように、または前の演算子のステータスが特定の実行条件を満たした場合にのみ実行されるように構成できます。

  1. 「演算子」パネルから、統合演算子をキャンバスにドラッグします。
    キャンバス上の演算子アイコンには、その演算子がワークスペース内のタスクにまだバインドされていないことを示すデフォルト名が表示されます。
  2. バインドされていないタスク演算子の「プロパティ」パネルの「詳細」タブで、「選択」をクリックします。表示されるパネルで、メニューを使用して追加するタスクのタイプを選択し、タスクを選択します。

    設計タスク: プロジェクトでタスクを使用するには、最初に「プロジェクト」リスト・メニューからプロジェクトを選択します。プロジェクト名の入力を開始してリストをフィルタし、一致する名前のフィルタされたリストから選択することもできます。選択できるのは、現在のワークスペース内のプロジェクトのみです。

    公開済タスク: 現在のワークスペースおよびコンパートメント内の最新の更新済アプリケーションからの公開済タスクがリストされます。メニューを使用して、現在のワークスペース内の別のアプリケーションに切り替えることができます。「ワークスペース」または「アプリケーション」ボックスに名前を入力し始めて、一致する名前のフィルタされたリストから選択することもできます。

  3. 「統合タスクの選択」パネルで、タスクを選択し、「選択」をクリックします。
    キャンバス上の演算子アイコンの名前が、選択したタスクの名前に変わります。
  4. 選択したタスク演算子の「プロパティ」パネルの「詳細」タブで:
    1. 必要に応じて、演算子の名前を変更します。
    2. 「受信リンク条件」では、次のいずれかの実行条件を選択できます。演算子どうしが接続されると、選択した条件が色付きの線で示されます。
      • 常に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスに関係なく実行されます。

        灰色の線は、「常に実行」の条件を示します。

        開始演算子に直接接続されたタスクのリンク条件は変更できません。

      • 前の演算子の成功時に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスが「成功」の場合にのみ実行されます。

        チェック・マーク付きの緑の線は、条件が成功したことを示します。

      • 前の演算子の失敗時に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスが「失敗」の場合にのみ実行されます。

        'x'が付いた赤い線は、条件が失敗したことを示します。

  5. 「プロパティ」パネルの「構成」タブでは、次のことができます:
    1. 実行オプションを構成して、失敗したタスク実行の処理方法を指定します。
    2. 受信パラメータ値を構成します。
  6. 「プロパティ」パネルの「出力」タブに、パイプライン内の次の演算子の入力として使用できる出力が表示されます。
  7. 「プロパティ」パネルの「検証」タブで、タスクを検証して、構成したパラメータ値にエラーや警告がないか確認できます(該当する場合)。

パイプライン・タスク演算子

パイプライン・タスク演算子を使用すると、パイプラインを別のパイプライン内で実行できます。

パイプライン・タスク演算子の追加および構成

開始演算子に直接接続されたパイプライン・タスク演算子は、常に実行されます。

開始演算子に直接接続されていないタスク演算子については、「受信リンク条件」プロパティを使用して、タスクが常に実行されるように、または前の演算子のステータスが特定の実行条件を満たした場合にのみ実行されるように構成できます。

  1. 「演算子」パネルから、パイプライン演算子をキャンバスにドラッグします。
    キャンバス上の演算子アイコンには、その演算子がワークスペース内のタスクにまだバインドされていないことを示すデフォルト名が表示されます。
  2. バインドされていないタスク演算子の「プロパティ」パネルの「詳細」タブで、「選択」をクリックします。表示されるパネルで、メニューを使用して追加するタスクのタイプを選択し、タスクを選択します。

    設計タスク: プロジェクトでタスクを使用するには、最初に「プロジェクト」リスト・メニューからプロジェクトを選択します。プロジェクト名の入力を開始してリストをフィルタし、一致する名前のフィルタされたリストから選択することもできます。選択できるのは、現在のワークスペース内のプロジェクトのみです。

    公開済タスク: 現在のワークスペースおよびコンパートメント内の最新の更新済アプリケーションからの公開済タスクがリストされます。メニューを使用して、現在のワークスペース内の別のアプリケーションに切り替えることができます。「ワークスペース」または「アプリケーション」ボックスに名前を入力し始めて、一致する名前のフィルタされたリストから選択することもできます。

  3. 「パイプライン・タスクの選択」パネルで、タスクを選択し、「選択」をクリックします。
    キャンバス上の演算子アイコンの名前が、選択したタスクの名前に変わります。
  4. 選択したタスク演算子の「プロパティ」パネルの「詳細」タブで:
    1. 必要に応じて、演算子の名前を変更します。
    2. 「受信リンク条件」では、次のいずれかの実行条件を選択できます。演算子どうしが接続されると、選択した条件が色付きの線で示されます。
      • 常に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスに関係なく実行されます。

        灰色の線は、「常に実行」の条件を示します。

        開始演算子に直接接続されたタスクのリンク条件は変更できません。

      • 前の演算子の成功時に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスが「成功」の場合にのみ実行されます。

        チェック・マーク付きの緑の線は、条件が成功したことを示します。

      • 前の演算子の失敗時に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスが「失敗」の場合にのみ実行されます。

        'x'が付いた赤い線は、条件が失敗したことを示します。

  5. 「プロパティ」パネルの「構成」タブでは、次のことができます:
    1. 実行オプションを構成して、失敗したタスク実行の処理方法を指定します。
    2. 受信パラメータ値を構成します。
  6. 「プロパティ」パネルの「出力」タブに、パイプライン内の次の演算子の入力として使用できる出力が表示されます。
  7. 「プロパティ」パネルの「検証」タブで、タスクを検証して、構成したパラメータ値にエラーや警告がないか確認できます(該当する場合)。

SQLタスク演算子

SQLタスク演算子を使用すると、ストアド・プロシージャなどのSQLオブジェクトを実行できます。

SQLタスク演算子の追加および構成

開始演算子に直接接続されたSQLタスク演算子は、常に実行されます。

開始演算子に直接接続されていないタスク演算子については、「受信リンク条件」プロパティを使用して、タスクが常に実行されるように、または前の演算子のステータスが特定の実行条件を満たした場合にのみ実行されるように構成できます。

  1. 「演算子」パネルから、SQL演算子をキャンバスにドラッグします。
    キャンバス上の演算子アイコンには、その演算子がワークスペース内のタスクにまだバインドされていないことを示すデフォルト名が表示されます。
  2. バインドされていないタスク演算子の「プロパティ」パネルの「詳細」タブで、「選択」をクリックします。表示されるパネルで、メニューを使用して追加するタスクのタイプを選択し、タスクを選択します。

    設計タスク: プロジェクトでタスクを使用するには、最初に「プロジェクト」リスト・メニューからプロジェクトを選択します。プロジェクト名の入力を開始してリストをフィルタし、一致する名前のフィルタされたリストから選択することもできます。選択できるのは、現在のワークスペース内のプロジェクトのみです。

    公開済タスク: 現在のワークスペースおよびコンパートメント内の最新の更新済アプリケーションからの公開済タスクがリストされます。メニューを使用して、現在のワークスペース内の別のアプリケーションに切り替えることができます。「ワークスペース」または「アプリケーション」ボックスに名前を入力し始めて、一致する名前のフィルタされたリストから選択することもできます。

  3. 「SQLタスクの選択」パネルで、タスクを選択し、「選択」をクリックします。
    キャンバス上の演算子アイコンの名前が、選択したタスクの名前に変わります。
  4. 選択したタスク演算子の「プロパティ」パネルの「詳細」タブで:
    1. 必要に応じて、演算子の名前を変更します。
    2. 「受信リンク条件」では、次のいずれかの実行条件を選択できます。演算子どうしが接続されると、選択した条件が色付きの線で示されます。
      • 常に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスに関係なく実行されます。

        灰色の線は、「常に実行」の条件を示します。

        開始演算子に直接接続されたタスクのリンク条件は変更できません。

      • 前の演算子の成功時に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスが「成功」の場合にのみ実行されます。

        チェック・マーク付きの緑の線は、条件が成功したことを示します。

      • 前の演算子の失敗時に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスが「失敗」の場合にのみ実行されます。

        'x'が付いた赤い線は、条件が失敗したことを示します。

  5. 「プロパティ」パネルの「構成」タブでは、次のことができます:
    1. 実行オプションを構成して、失敗したタスク実行の処理方法を指定します。
    2. 受信パラメータ値を構成します。

      ストアド・プロシージャで定義された変数は、入力、出力および入出力パラメータとして公開されます。構成できるのは入力パラメータのみです。

      ノート

      入力パラメータに構成した値は、そのパラメータに定義されているデータ型と一致する必要があります。たとえば、データ型がNUMERICである入力パラメータに文字列値を指定することはできません。また、NUMERICデータ型入力パラメータの構成値を実行時にNULLにすることはできません。
  6. 「プロパティ」パネルの「出力」タブに、パイプライン内の次の演算子の入力として使用できる出力が表示されます。

    システム生成の出力パラメータと、SQLストアド・プロシージャの出力パラメータの両方が表示されます。出力パラメータも参照してください。

  7. 「プロパティ」パネルの「検証」タブで、タスクを検証して、構成したパラメータ値にエラーや警告がないか確認できます(該当する場合)。
    ノート

    構成済のNUMERICデータ型の入力パラメータにデフォルト値としてNULLが含まれている場合、SQLタスクの実行に失敗しました。タスク実行の失敗を回避するには、NULL値を0 (ゼロ)に変更します。

OCI Data Flowタスク演算子

OCIデータ・フロー・タスク演算子を使用すると、パイプライン内でOCIデータ・フロー・アプリケーションを実行できます。

OCI Data Flowタスク演算子の追加および構成

開始演算子に直接接続されたタスク演算子は、常に実行されます。

開始演算子に直接接続されていないタスク演算子については、「受信リンク条件」プロパティを使用して、タスクが常に実行されるように、または前の演算子のステータスが特定の実行条件を満たした場合にのみ実行されるように構成できます。

  1. 「演算子」パネルから、OCI Data Flow演算子をキャンバスにドラッグします。
    キャンバス上の演算子アイコンには、その演算子がワークスペース内のタスクにまだバインドされていないことを示すデフォルト名が表示されます。
  2. バインドされていないタスク演算子の「プロパティ」パネルの「詳細」タブで、「選択」をクリックします。表示されるパネルで、メニューを使用して追加するタスクのタイプを選択し、タスクを選択します。

    設計タスク: プロジェクトでタスクを使用するには、最初に「プロジェクト」リスト・メニューからプロジェクトを選択します。プロジェクト名の入力を開始してリストをフィルタし、一致する名前のフィルタされたリストから選択することもできます。選択できるのは、現在のワークスペース内のプロジェクトのみです。

    公開済タスク: 現在のワークスペースおよびコンパートメント内の最新の更新済アプリケーションからの公開済タスクがリストされます。メニューを使用して、現在のワークスペース内の別のアプリケーション、または同じコンパートメントまたは別のコンパートメント内の別のワークスペースに切り替えることができます。「ワークスペース」または「アプリケーション」ボックスに名前を入力し始めて、一致する名前のフィルタされたリストから選択することもできます。

  3. 「OCI Data Flowタスクの選択」パネルで、タスクを選択し、「選択」をクリックします。
    キャンバス上の演算子アイコンの名前が、選択したタスクの名前に変わります。
  4. 選択したタスク演算子の「プロパティ」パネルの「詳細」タブで:
    1. 必要に応じて、演算子の名前を変更します。
    2. 「受信リンク条件」では、次のいずれかの実行条件を選択できます。演算子どうしが接続されると、選択した条件が色付きの線で示されます。
      • 常に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスに関係なく実行されます。

        灰色の線は、「常に実行」の条件を示します。

        開始演算子に直接接続されたタスクのリンク条件は変更できません。

      • 前の演算子の成功時に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスが「成功」の場合にのみ実行されます。

        チェック・マーク付きの緑の線は、条件が成功したことを示します。

      • 前の演算子の失敗時に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスが「失敗」の場合にのみ実行されます。

        'x'が付いた赤い線は、条件が失敗したことを示します。

  5. 「プロパティ」パネルの「構成」タブでは、次のことができます:
    1. 受信パラメータ値を構成します。

      基礎となるOCIデータ・フロー・タスクのプロパティ値に割り当てられたパラメータの値は再構成できます。

    2. 実行オプションを構成して、失敗したタスク実行の処理方法を指定します。
  6. 「プロパティ」パネルの「出力」タブに、パイプライン内の次の演算子の入力として使用できる出力が表示されます。

    システム生成の出力パラメータと、アプリケーションの出力パラメータの両方が表示されます。出力パラメータも参照してください。

  7. 「プロパティ」パネルの「検証」タブで、タスクを検証して、構成したパラメータ値にエラーや警告がないか確認できます(該当する場合)。

RESTタスク演算子

RESTタスク演算子を使用すると、パイプライン内でREST APIエンドポイントを実行できます。

RESTタスク演算子の追加および構成

開始演算子に直接接続されたタスク演算子は、常に実行されます。

開始演算子に直接接続されていないタスク演算子については、「受信リンク条件」プロパティを使用して、タスクが常に実行されるように、または前の演算子のステータスが特定の実行条件を満たした場合にのみ実行されるように構成できます。

  1. 「演算子」パネルから、REST演算子をキャンバスにドラッグします。
    キャンバス上の演算子アイコンには、その演算子がワークスペース内のタスクにまだバインドされていないことを示すデフォルト名が表示されます。
  2. バインドされていないタスク演算子の「プロパティ」パネルの「詳細」タブで、「選択」をクリックします。表示されるパネルで、メニューを使用して追加するタスクのタイプを選択し、タスクを選択します。

    設計タスク: プロジェクトでタスクを使用するには、最初に「プロジェクト」リスト・メニューからプロジェクトを選択します。プロジェクト名の入力を開始してリストをフィルタし、一致する名前のフィルタされたリストから選択することもできます。選択できるのは、現在のワークスペース内のプロジェクトのみです。

    公開済タスク: 現在のワークスペースおよびコンパートメント内の最新の更新済アプリケーションからの公開済タスクがリストされます。メニューを使用して、現在のワークスペース内の別のアプリケーション、または同じコンパートメントまたは別のコンパートメント内の別のワークスペースに切り替えることができます。「ワークスペース」または「アプリケーション」ボックスに名前を入力し始めて、一致する名前のフィルタされたリストから選択することもできます。

  3. 「RESTタスクの選択」パネルで、タスクを選択し、「選択」をクリックします。
    キャンバス上の演算子アイコンの名前が、選択したタスクの名前に変わります。
  4. 選択したタスク演算子の「プロパティ」パネルの「詳細」タブで:
    1. 必要に応じて、演算子の名前を変更します。
    2. 「受信リンク条件」では、次のいずれかの実行条件を選択できます。演算子どうしが接続されると、選択した条件が色付きの線で示されます。
      • 常に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスに関係なく実行されます。

        灰色の線は、「常に実行」の条件を示します。

        開始演算子に直接接続されたタスクのリンク条件は変更できません。

      • 前の演算子の成功時に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスが「成功」の場合にのみ実行されます。

        チェック・マーク付きの緑の線は、条件が成功したことを示します。

      • 前の演算子の失敗時に実行: 選択したタスクは、アップストリーム演算子のステータスが「失敗」の場合にのみ実行されます。

        'x'が付いた赤い線は、条件が失敗したことを示します。

  5. 「プロパティ」パネルの「構成」タブでは、次のことができます:
    1. 受信パラメータ値を構成します。

      基礎となるRESTタスクで定義されたURLパラメータやその他のタスク・パラメータの値は再構成できます。

    2. 実行オプションを構成して、失敗したタスク実行の処理方法を指定します。
  6. 「プロパティ」パネルの「出力」タブに、パイプライン内の次の演算子の入力として使用できる出力が表示されます。

    システム生成の出力パラメータと、RESTレスポンスの出力パラメータの両方が表示されます。出力パラメータも参照してください。

  7. 「プロパティ」パネルの「検証」タブで、タスクを検証して、構成したパラメータ値にエラーや警告がないか確認できます(該当する場合)。