java.awt.event
クラス FocusEvent
java.lang.Object
|
+--java.util.EventObject
|
+--java.awt.AWTEvent
|
+--java.awt.event.ComponentEvent
|
+--java.awt.event.FocusEvent
- すべての実装インタフェース:
- Serializable
- public class FocusEvent
- extends ComponentEvent
コンポーネントがキーボードフォーカスを取得または喪失したことを示す、低レベルのイベントです。この低レベルイベントは、テキストフィールドなどのコンポーネントによって生成されます。発生したイベントは、コンポーネントの addFocusListener
メソッドを使って、そうしたイベントを受け取るように登録されているすべての FocusListener
オブジェクトまたは FocusAdapter
オブジェクトに渡されます (FocusAdapter
オブジェクトは、FocusListener
インタフェースを実装している)。それぞれのリスナーオブジェクトは、イベントが発生したときに FocusEvent
を取得します。
フォーカス変更イベントには、パーマネントとテンポラリの 2 つのレベルがあります。パーマネントフォーカス変更イベントは、requestFocus() を呼び出したり、ユーザが Tab キーを使用してコンポーネントを移動したりすることなどによって、フォーカスがあるコンポーネントから別のコンポーネントへ直接移動するときに発生します。テンポラリフォーカス変更イベントは、ウィンドウがアクティブでなくなったり、スクロールバーをドラッグしたりすることなど、別の操作の間接的な結果としてコンポーネントに対するフォーカスを一時的に得たり失ったりするときに発生します。この場合、その操作が終了すると元のフォーカスの状態が自動的に復元されます。また、ウィンドウがアクティブでなくなった場合には、再びアクティブになったときに元のフォーカスの状態が自動的に復元されます。パーマネントフォーカス変更イベントとテンポラリフォーカス変更イベントは両方とも、FOCUS_GAINED と FOCUS_LOST イベント識別子を使用して発行されます。イベントのレベルの違いは、isTemporary() メソッドを使用して区別できます。
- 導入されたバージョン:
- 1.1
- 関連項目:
FocusAdapter
,
FocusListener
,
「Tutorial: Writing a Focus Listener」,
「参照: Java クラスライブラリ (更新ファイル)」, 直列化された形式
フィールドの概要 |
static int |
FOCUS_FIRST
フォーカスイベント識別子に使う整数の範囲にある、最初の番号です。 |
static int |
FOCUS_GAINED
このイベントは、コンポーネントがキーボードフォーカスを取得したことを示します。 |
static int |
FOCUS_LAST
フォーカスイベント識別子に使う整数の範囲にある、最後の番号です。 |
static int |
FOCUS_LOST
このイベントは、コンポーネントがキーボードフォーカスを喪失したことを示します。 |
クラス java.awt.AWTEvent から継承したフィールド |
ACTION_EVENT_MASK, ADJUSTMENT_EVENT_MASK, COMPONENT_EVENT_MASK, consumed, CONTAINER_EVENT_MASK, FOCUS_EVENT_MASK, HIERARCHY_BOUNDS_EVENT_MASK, HIERARCHY_EVENT_MASK, id, INPUT_METHOD_EVENT_MASK, INVOCATION_EVENT_MASK, ITEM_EVENT_MASK, KEY_EVENT_MASK, MOUSE_EVENT_MASK, MOUSE_MOTION_EVENT_MASK, PAINT_EVENT_MASK, RESERVED_ID_MAX, TEXT_EVENT_MASK, WINDOW_EVENT_MASK |
コンストラクタの概要 |
FocusEvent(Component source,
int id)
FocusEvent オブジェクトを構築し、フォーカスの変更がパーマネントかどうかを判定します。 |
FocusEvent(Component source,
int id,
boolean temporary)
FocusEvent オブジェクトを構築し、変更がテンポラリかどうかを判定します。 |
FOCUS_FIRST
public static final int FOCUS_FIRST
- フォーカスイベント識別子に使う整数の範囲にある、最初の番号です。
FOCUS_LAST
public static final int FOCUS_LAST
- フォーカスイベント識別子に使う整数の範囲にある、最後の番号です。
FOCUS_GAINED
public static final int FOCUS_GAINED
- このイベントは、コンポーネントがキーボードフォーカスを取得したことを示します。
FOCUS_LOST
public static final int FOCUS_LOST
- このイベントは、コンポーネントがキーボードフォーカスを喪失したことを示します。
FocusEvent
public FocusEvent(Component source,
int id,
boolean temporary)
- FocusEvent オブジェクトを構築し、変更がテンポラリかどうかを判定します。
- パラメータ:
source
- イベントの発生元のコンポーネントid
- イベントのタイプを示す整数temporary
- フォーカスの変更がテンポラリであれば true となる boolean 値
FocusEvent
public FocusEvent(Component source,
int id)
- FocusEvent オブジェクトを構築し、フォーカスの変更がパーマネントかどうかを判定します。
- パラメータ:
source
- イベントの発生元のコンポーネントid
- イベントのタイプを示す整数
isTemporary
public boolean isTemporary()
- フォーカス変更イベントがテンポラリであるか、パーマネントであるかを示します。
- 戻り値:
- フォーカスの変更がテンポラリであれば true となる boolean 値
paramString
public String paramString()
- このイベントを特定するパラメータの文字列を返します。このメソッドは、イベントログの作成およびデバッグに使用します。
- オーバーライド:
- クラス
ComponentEvent
内の paramString
- 戻り値:
- イベントを特定する文字列とその属性
バグや機能要求の報告
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、 Java 2 SDK SE Developer Documentation を参照してください。このドキュメントには、概念、用語の定義、回避策、 実用的なコード例など、開発者を対象にした詳細な解説が掲載されています。 Java、Java 2D、JDBC は、米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems, Inc. の商標もしくは登録商標です。
Copyright 1993-2000 Sun Microsystems, Inc. 901 San Antonio Road,
Palo Alto, California, 94303, U.S.A. All Rights Reserved.