JavaTM 2 Platform
Std. Ed. v1.3

javax.naming
クラス BinaryRefAddr

java.lang.Object
  |
  +--javax.naming.RefAddr
        |
        +--javax.naming.BinaryRefAddr
すべての実装インタフェース:
Serializable

public class BinaryRefAddr
extends RefAddr

このクラスは、通信終端のアドレスのバイナリ形式を表します。

BinaryRefAddr は、通信機構、およびその通信機構に固有のアドレス記述が格納された不透明なバッファを記述する型で構成されます。アドレス型の形式および解釈と、不透明なバッファの内容は、3 つの関係者の合意に基づいています。3 つの関係者とは、アドレスを使用するクライアント、アドレスを使用して接続されるオブジェクトまたはサーバ、アドレスを作成する管理者またはプログラムです。

バイナリ参照アドレスの例は、BER X.500 表示アドレスです。別の例としては、サービスのオブジェクト処理の直列化された形式があります。

バイナリ参照アドレスは、フィールドが作成されると置換できないという意味で不変です。ただし、不透明なバッファの保持に使用されるバイト配列を使用できます。プログラムでは、このバイト配列は、なるべく変更しないでください。このバイト配列の変更には、明示的な同期化が必要です。

導入されたバージョン:
1.3
関連項目:
RefAddr, StringRefAddr, 直列化された形式

クラス javax.naming.RefAddr から継承したフィールド
addrType
 
コンストラクタの概要
BinaryRefAddr(String addrType, byte[] src)
          アドレス型および内容のバイト配列を使用して、BinaryRefAddr の新しいインスタンスを構築します。
BinaryRefAddr(String addrType, byte[] src, int offset, int count)
          アドレス型および内容のバイト配列領域を使用して、BinaryRefAddr の新しいインスタンスを構築します。
 
メソッドの概要
 boolean equals(Object obj)
          obj がこのアドレスと等しいかが判断されます。
 Object getContent()
          このアドレスの内容をオブジェクトとして取得します。
 int hashCode()
          アドレス型および内容を使用するこのアドレスのハッシュコードが計算されます。
 String toString()
          このアドレスの文字列表現が生成されます。
 
クラス javax.naming.RefAddr から継承したメソッド
getType
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

BinaryRefAddr

public BinaryRefAddr(String addrType,
                     byte[] src)
アドレス型および内容のバイト配列を使用して、BinaryRefAddr の新しいインスタンスを構築します。
パラメータ:
addrType - アドレスの型を記述する null 以外の文字列
src - バイト配列としてのアドレスの null 以外の内容。src の内容は、新しい BinaryRefAddr にコピーされる

BinaryRefAddr

public BinaryRefAddr(String addrType,
                     byte[] src,
                     int offset,
                     int count)
アドレス型および内容のバイト配列領域を使用して、BinaryRefAddr の新しいインスタンスを構築します。
パラメータ:
addrType - アドレスの型を記述する null 以外の文字列
src - バイト配列としてのアドレスの null 以外の内容。src の内容は、新しい BinaryRefAddr にコピーされる
offset - バイトを取得する src の開始インデックス。0 <= offset <= src.length
count - src から抽出されるバイト数。0 <= count <= src.length-offset
メソッドの詳細

getContent

public Object getContent()
このアドレスの内容をオブジェクトとして取得します。結果はバイト配列になります。この配列を変更すると、この BinaryRefAddr の内容に影響します。プログラムでは、この配列の内容は、なるべく変更しないでください。変更が必要な場合は、バッファをロックしてください。
オーバーライド:
クラス RefAddr 内の getContent
戻り値:
このアドレスの内容が格納される null 以外のバッファ

equals

public boolean equals(Object obj)
obj がこのアドレスと等しいかが判断されます。同じアドレス型が格納され、内容がバイト単位で同じ場合は、等しいと判断されます。
オーバーライド:
クラス RefAddr 内の equals
パラメータ:
obj - null の可能性がある判定対象オブジェクト
戻り値:
オブジェクトが等しい場合は true、そうでない場合は false

hashCode

public int hashCode()
アドレス型および内容を使用するこのアドレスのハッシュコードが計算されます。2 つの BinaryRefAddrs のアドレス型および内容が同じ場合は、ハッシュコードも同じになります。別の BinaryRefAddrs が同じハッシュコードを持つこともできます。
オーバーライド:
クラス RefAddr 内の hashCode
戻り値:
int としてのこのアドレスのハッシュコード

toString

public String toString()
このアドレスの文字列表現が生成されます。文字列は、アドレス型およびラベル付きの内容で構成されます。内容の最初の 32 バイトが 16 進数で表示されます。32 バイトを超える場合は、超えていることが「...」で表示されます。この文字列はデバッグのために使用され、プログラムによって解釈されることはありません。
オーバーライド:
クラス RefAddr 内の toString
戻り値:
このアドレスの null 以外の文字列表現

JavaTM 2 Platform
Std. Ed. v1.3

バグや機能要求の報告
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、 Java 2 SDK SE Developer Documentation を参照してください。このドキュメントには、概念、用語の定義、回避策、 実用的なコード例など、開発者を対象にした詳細な解説が掲載されています。

Java、Java 2D、JDBC は、米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems, Inc. の商標もしくは登録商標です。
Copyright 1993-2000 Sun Microsystems, Inc. 901 San Antonio Road,
Palo Alto, California, 94303, U.S.A. All Rights Reserved.