モジュール java.desktop
パッケージ javax.swing.text

クラスDefaultEditorKit

  • すべての実装されたインタフェース:
    Serializable, Cloneable
    直系の既知のサブクラス:
    StyledEditorKit

    public class DefaultEditorKit
    extends EditorKit
    特定のタイプのテキスト・ドキュメントに対して適切なエディタとして機能するために、テキスト・コンポーネントに必要なセットです。 テキストをプレーン・テキストとして扱い、簡易エディタとして最小限度の機能を提供する、デフォルトの実装を提供します。
    Newlines
    改行を扱うプロパティは2つあります。 システム・プロパティline.separatorはプラットフォーム依存で、「\n」、「\r」、または「\r\n」と定義されます。 もう一つはDefaultEditorKitで定義される、EndOfLineStringPropertyと呼ばれるプロパティです。これはドキュメントのロード時に自動的に定義され、最初に出現する改行文字になります。 ドキュメントのロード時にEndOfLineStringPropertyが適切に設定され、ドキュメントの書き戻し時にEndOfLineStringPropertyが使用されます。 ただし、ドキュメントがメモリー内にある間は、ドキュメントがディスク上にある場合の復帰改行がどのように定義されているかにかかわらず、改行の定義に「\n」文字が使用されます。 したがって、検索時には、常に「\n」を使用するようにしてください。 新規ドキュメントが作成され、EndOfLineStringPropertyが未定義の場合、ドキュメントの書出しにはSystemプロパティが使用されます。

    EndOfLineStringPropertyは、get/putPropertyメソッドを使用してDocument上で設定されます。 サブクラスはこの動作をオーバーライドできます。

    関連項目:
    直列化された形式
    • ネストされたクラスのサマリー

      ネストされたクラス 
      修飾子と型 クラス 説明
      static class  DefaultEditorKit.BeepAction
      ビープ音を作成します。
      static class  DefaultEditorKit.CopyAction
      選択した領域をコピーして、その内容をシステム・クリップボードに格納します。
      static class  DefaultEditorKit.CutAction
      選択した領域を切り取り、その内容をシステム・クリップボードに格納します。
      static class  DefaultEditorKit.DefaultKeyTypedAction
      キー入力イベントを受け取ったとき、キーマップ・エントリがない場合にデフォルトで実行されるアクションです。
      static class  DefaultEditorKit.InsertBreakAction
      ドキュメントに行または段落の区切りを配置します。
      static class  DefaultEditorKit.InsertContentAction
      関連するドキュメントに内容を格納します。
      static class  DefaultEditorKit.InsertTabAction
      ドキュメントにタブ文字を配置します。
      static class  DefaultEditorKit.PasteAction
      システム・クリップボードの内容を、選択された範囲、あるいはキャレットの前(何も選択されていない場合)に貼り付けます。
    • フィールドのサマリー

      フィールド 
      修飾子と型 フィールド 説明
      static String backwardAction
      キャレットを論理的に1ポジション逆方向に移動する処理の名前です。
      static String beepAction
      ビープ音を作成する処理の名前です。
      static String beginAction
      キャレットをドキュメントの先頭に移動するActionの名前です。
      static String beginLineAction
      キャレットを行の先頭に移動するActionの名前です。
      static String beginParagraphAction
      キャレットを段落の先頭に移動するActionの名前です。
      static String beginWordAction
      キャレットを単語の先頭に移動するActionの名前です。
      static String copyAction
      選択された範囲をコピーして、システムのクリップボードに置く処理の名前です。
      static String cutAction
      選択された範囲を切り取り、システムのクリップボードに置く処理の名前です。
      static String defaultKeyTypedAction
      キー入力イベントを受け取ったとき、キーマップ・エントリがない場合にデフォルトで実行されるアクションの名前です。
      static String deleteNextCharAction
      現在のキャレットの直後にある1文字を削除する処理の名前です。
      static String deleteNextWordAction
      選択範囲の先頭に続く単語を削除する処理の名前です。
      static String deletePrevCharAction
      現在のキャレットの直前にある1文字を削除する処理の名前です。
      static String deletePrevWordAction
      選択範囲の先頭の前の単語を削除する処理の名前です。
      static String downAction
      キャレットを論理的に1ポジション下に移動する処理の名前です。
      static String endAction
      キャレットをドキュメントの末尾に移動するActionの名前です。
      static String endLineAction
      キャレットを行の末尾に移動するActionの名前です。
      static String EndOfLineStringProperty
      ドキュメントの読込み時にCRLFを検出した場合に、この名前のプロパティが追加されます。プロパティの値は、「\r\n」になります。
      static String endParagraphAction
      キャレットを段落の末尾に移動するActionの名前です。
      static String endWordAction
      キャレットを単語の末尾に移動する処理の名前です。
      static String forwardAction
      キャレットを論理的に1ポジション順方向に移動する処理の名前です。
      static String insertBreakAction
      ドキュメントに行/段落の区切りを置く処理の名前です。
      static String insertContentAction
      関連するドキュメントに内容を置く処理の名前です。
      static String insertTabAction
      ドキュメントにタブ文字を置く処理の名前です。
      static String nextWordAction
      キャレットを次の単語の先頭に移動するActionの名前です。
      static String pageDownAction
      垂直下方にページを切り替える処理の名前です。
      static String pageUpAction
      垂直上方にページを切り替える処理の名前です。
      static String pasteAction
      システムのクリップボードの内容を選択された範囲、またはキャレットの前(選択範囲がない場合)に貼り付ける処理の名前です。
      static String previousWordAction
      キャレットを前の単語の先頭に移動するActionの名前です。
      static String readOnlyAction
      エディタを読込み専用モードに設定する処理の名前です。
      static String selectAllAction
      ドキュメント全体を選択する処理の名前です。
      static String selectionBackwardAction
      キャレットを論理的に1ポジション逆方向に移動して、選択範囲を延ばす処理の名前です。
      static String selectionBeginAction
      キャレットをドキュメントの先頭に移動するActionの名前です。
      static String selectionBeginLineAction
      キャレットを行の先頭に移動して、選択範囲を広げるActionの名前です。
      static String selectionBeginParagraphAction
      キャレットを段落の先頭に移動して、選択範囲を広げるActionの名前です。
      static String selectionBeginWordAction
      キャレットを単語の先頭に移動して、選択範囲を広げるActionの名前です。
      static String selectionDownAction
      キャレットを論理的に1ポジション下方に移動して、選択範囲を延ばす処理の名前です。
      static String selectionEndAction
      キャレットをドキュメントの末尾に移動する処理の名前です。
      static String selectionEndLineAction
      キャレットを行の末尾に移動して、選択範囲を広げるActionの名前です。
      static String selectionEndParagraphAction
      キャレットを段落の末尾に移動して、選択範囲を広げるActionの名前です。
      static String selectionEndWordAction
      キャレットを単語の末尾に移動して、選択範囲を延ばす処理の名前です。
      static String selectionForwardAction
      キャレットを論理的に1ポジション順方向に移動して、選択範囲を延ばす処理の名前です。
      static String selectionNextWordAction
      選択範囲を次の単語の先頭に移動して、選択範囲を広げるActionの名前です。
      static String selectionPreviousWordAction
      選択範囲を前の単語の先頭に移動して、選択範囲を広げるActionの名前です。
      static String selectionUpAction
      キャレットを論理的に1ポジション上方に移動して、選択範囲を延ばす処理の名前です。
      static String selectLineAction
      キャレットが置かれている行を選択する処理の名前です。
      static String selectParagraphAction
      キャレットが置かれている段落を選択する処理の名前です。
      static String selectWordAction
      キャレットが置かれている単語を選択する処理の名前です。
      static String upAction
      キャレットを論理的に1ポジション上に移動する処理の名前です。
      static String writableAction
      エディタを書込み可能モードに設定する処理の名前です。
    • コンストラクタのサマリー

      コンストラクタ 
      コンストラクタ 説明
      DefaultEditorKit()
      DefaultEditorKitのデフォルトのコンストラクタです。
    • メソッドのサマリー

      すべてのメソッド インスタンス・メソッド 具象メソッド 
      修飾子と型 メソッド 説明
      Caret createCaret()
      関連するViewFactoryが作成するビューをナビゲートできるキャレットを取得します。
      Document createDefaultDocument()
      このタイプのエディタに適した、初期化されていないテキスト・ストレージ・モデルPlainDocumentを作成します。
      Action[] getActions()
      このキットが作成したモデルとビューを使っているテキスト・コンポーネントで使用できるコマンドのセットを取得します。
      String getContentType()
      このキットがサポートするデータのMIMEタイプを返します。
      ViewFactory getViewFactory()
      このキットが作成した任意のモデルのビューを作成するのに適したファクトリを取得します。
      void read​(InputStream in, Document doc, int pos)
      このタイプのコンテンツ・ハンドラに適した形式であると予想されるコンテンツを、指定したストリームから挿入します。
      void read​(Reader in, Document doc, int pos)
      指定されたストリームから内容を挿入します。内容はプレーン・テキストとして扱われます。
      void write​(OutputStream out, Document doc, int pos, int len)
      このタイプのコンテンツ・ハンドラに適した形式で、ドキュメントからストリームへコンテンツを書き込みます。
      void write​(Writer out, Document doc, int pos, int len)
      ドキュメントのコンテンツを、指定されたストリームにプレーン・テキストとして書き込みます。
    • コンストラクタの詳細

      • DefaultEditorKit

        public DefaultEditorKit()
        DefaultEditorKitのデフォルトのコンストラクタです。
    • メソッドの詳細

      • getContentType

        public String getContentType()
        このキットがサポートするデータのMIMEタイプを返します。 デフォルトはtext/plainです。
        定義:
        getContentType、クラス: EditorKit
        戻り値:
        タイプ
      • getViewFactory

        public ViewFactory getViewFactory()
        このキットが作成した任意のモデルのビューを作成するのに適したファクトリを取得します。 デフォルトではUIにファクトリを作成させるので、このメソッドには実装がありません。
        定義:
        getViewFactory、クラス: EditorKit
        戻り値:
        ビュー・ファクトリ
      • getActions

        public Action[] getActions()
        このキットが作成したモデルとビューを使っているテキスト・コンポーネントで使用できるコマンドのセットを取得します。
        定義:
        getActions、クラス: EditorKit
        戻り値:
        コマンド・リスト
      • createCaret

        public Caret createCaret()
        関連するViewFactoryが作成するビューをナビゲートできるキャレットを取得します。
        定義:
        createCaret、クラス: EditorKit
        戻り値:
        キャレット
      • createDefaultDocument

        public Document createDefaultDocument()
        このタイプのエディタに適した、初期化されていないテキスト・ストレージ・モデルPlainDocumentを作成します。
        定義:
        createDefaultDocument、クラス: EditorKit
        戻り値:
        モデル
      • read

        public void read​(InputStream in,
                         Document doc,
                         int pos)
                  throws IOException,
                         BadLocationException
        このタイプのコンテンツ・ハンドラに適した形式であると予想されるコンテンツを、指定したストリームから挿入します。
        定義:
        read、クラス: EditorKit
        パラメータ:
        in - 読込み元のストリーム
        doc - 挿入先。
        pos - コンテンツを配置するドキュメント内の位置。0以上。
        例外:
        IOException - 入出力エラーが発生した場合
        BadLocationException - posがドキュメント内の無効な位置を表す場合。
      • write

        public void write​(OutputStream out,
                          Document doc,
                          int pos,
                          int len)
                   throws IOException,
                          BadLocationException
        このタイプのコンテンツ・ハンドラに適した形式で、ドキュメントからストリームへコンテンツを書き込みます。
        定義:
        write、クラス: EditorKit
        パラメータ:
        out - 書込み先のストリーム
        doc - 書込み元。
        pos - コンテンツを取得するドキュメント内の位置。0以上。
        len - 書き出す量。0以上。
        例外:
        IOException - 入出力エラーが発生した場合
        BadLocationException - posがドキュメント内の無効な位置を表す場合。
      • read

        public void read​(Reader in,
                         Document doc,
                         int pos)
                  throws IOException,
                         BadLocationException
        指定されたストリームから内容を挿入します。内容はプレーン・テキストとして扱われます。
        定義:
        read、クラス: EditorKit
        パラメータ:
        in - 読込み元のストリーム
        doc - 挿入先。
        pos - コンテンツを配置するドキュメント内の位置。0以上。
        例外:
        IOException - 入出力エラーが発生した場合
        BadLocationException - posがドキュメント内の無効な位置を表す場合。
      • write

        public void write​(Writer out,
                          Document doc,
                          int pos,
                          int len)
                   throws IOException,
                          BadLocationException
        ドキュメントのコンテンツを、指定されたストリームにプレーン・テキストとして書き込みます。
        定義:
        write、クラス: EditorKit
        パラメータ:
        out - 書込み先のストリーム
        doc - 書込み元。
        pos - コンテンツを取得するドキュメント内の位置。0以上。
        len - 書き出す量。0以上。
        例外:
        IOException - 入出力エラーが発生した場合
        BadLocationException - posが0からドキュメントの長さの範囲にない場合。