モジュール java.corba

パッケージ org.omg.PortableInterceptor

ORBサービスがORBの通常の実行フローを遮断できるようにするためのORBフックを登録するメカニズムを提供します。

インタセプタの種類

登録できるインタセプタは、現時点で次の3種類あります。
  • IORInterceptor - IOR内のプロファイルに格納されるタグ付きコンポーネントの作成に使用される。
  • ClientRequestInterceptor - クライアント側でORBを介して要求/応答シーケンスの流れを遮断する。
  • ServerRequestInterceptor - サーバー側でORBを介して要求/応答シーケンスの流れを遮断する。
インタセプタの登録手順については、ORBInitializerクラスのjavadocを参照してください。

org.omg.PortableInterceptorパッケージの既知の制限/実装されていないメソッド

  • RequestInfo
    • sync_scope(): 常にSYNC_WITH_TRANSPORTを返します。
    • arguments(): DII/DSIコールでのみサポート
    • exceptions(): クライアント側のDIIコールでのみサポートされています。 サーバー側ではサポートされません。
    • contexts(): クライアント側のDIIコールでのみサポートされています。 ORBがコンテキストを送信しないため、サーバー側ではサポートされません。
    • operation_context(): クライアント側のDIIコールでのみサポートされています。 ORBがコンテキストを送信しないため、サーバー側ではサポートされません。
    • result(): DII/DSIコールでのみサポート
  • ClientRequestInfo
    • received_exception_id(): DIIの場合常にnullを返す
    • get_request_policy(int type): 実装されていません。
  • ServerRequestInfo
    • sending_exception(): 非DSIの場合、サーバー側のユーザー例外をサポートしていません。

パッケージの仕様

Java(TM) Platform, Standard Edition 6が準拠する公式のOMG仕様のサポート・セクションの正確なリストは、「Java SE 6での正式なCORBAサポート仕様」を参照してください。

導入されたバージョン:
1.4