- java.lang.Object
-
- java.awt.font.GlyphVector
-
- すべての実装されたインタフェース:
Cloneable
public abstract class GlyphVector extends Object implements Cloneable
GlyphVector
オブジェクトは、最終的にGlyphVector
を表示するデバイスと対応するように変換された座標空間で各グリフを配置するための幾何学的な情報を含むグリフのコレクションです。GlyphVector
は、自身が格納している一連のグリフの解釈を行いません。 一連のグリフの中の隣り合うグリフの関係は、視覚座標空間の中でグリフの配置を決めるためにだけ使われます。GlyphVector
のインスタンスは、Font
によって生成されます。テキストの中間的な表現をキャッシュに格納できるテキスト処理アプリケーションでは、描画中に使用する
GlyphVector
を作成してキャッシュに格納するのが、ユーザーに文字のビジュアルな表現を提供するためのもっとも速い方法です。GlyphVector
は1つのFont
にだけ関連付けられていて、このFont
に関連して使用できるデータだけを提供します。 さらに、GlyphVector
から得られるメトリックは、ピクセル化およびスペーシングがFont
内のアルゴリズムに依存するため、一般に幾何学的にスケーラブルではありません。GlyphVector
およびそのコンポーネントであるグリフを正確に測定できるようにするには、GlyphVector
を作成するときに、スケーリング変換、平滑化モード、および部分メトリックス・モードを指定する必要があります。 これらの特性は、転送先デバイスから導かれることがあります。GlyphVector
の各グリフについて、次の情報を取得できます。- グリフの位置
- グリフに関連した変換
GlyphVector
のコンテキストでのグリフのメトリックス。 グリフのメトリックスは、別の変換、アプリケーションが指定した描画ヒント、およびGlyphVector
内にあるグリフの特定のインスタンスなどの要素によって異なる場合がある。
GlyphVector
の生成に使用されたデータを変更しても、GlyphVector
の状態は変わりません。GlyphVector
内にあるグリフの位置を調整するメソッドが提供されます。 これらのメソッドは、グリフの表現のために位置揃えのオペレーションを実行するアプリケーションに最適です。GlyphVector
内にある個々のグリフを変換するメソッドも提供されます。 これらのメソッドは、特に特殊効果に役立ちます。GlyphVector
全体、またはGlyphVector
内にある個々のグリフの視覚、論理、およびピクセル境界を両方とも返すメソッドが提供されます。GlyphVector
のShape
を返すメソッド、およびGlyphVector
内にある個々のグリフのShapeを返すメソッドが提供されます。- 関連項目:
Font
,GlyphMetrics
,TextLayout
-
-
フィールドのサマリー
フィールド 修飾子と型 フィールド 説明 static int
FLAG_COMPLEX_GLYPHS
getLayoutFlagsで使用するフラグで、このGlyphVector
のグリフから文字へのマッピングが複雑であることを示します(ランの方向に沿って、厳密に昇順または降順にグリフが文字に1対1でマッピングされません)。static int
FLAG_HAS_POSITION_ADJUSTMENTS
getLayoutFlagsで使用するフラグで、このGlyphVector
に位置調整があることを示します。static int
FLAG_HAS_TRANSFORMS
getLayoutFlagsで使用するフラグで、このGlyphVector
にグリフごとの変換があることを示します。static int
FLAG_MASK
getLayoutFlagsでサポートされるフラグのマスクです。static int
FLAG_RUN_RTL
getLayoutFlagsで使用するフラグで、このGlyphVector
のランの方向が右から左であることを示します。
-
コンストラクタのサマリー
コンストラクタ コンストラクタ 説明 GlyphVector()
-
メソッドのサマリー
すべてのメソッド インスタンス・メソッド 抽象メソッド 具象メソッド 修飾子と型 メソッド 説明 abstract boolean
equals(GlyphVector set)
指定されたGlyphVector
がこのGlyphVector
と厳密に等しいかどうかを判定します。abstract Font
getFont()
このGlyphVector
に関連付けられたFont
を返します。abstract FontRenderContext
getFontRenderContext()
このGlyphVector
に関連付けられたFontRenderContext
を返します。int
getGlyphCharIndex(int glyphIndex)
指定されたグリフの文字インデックスを返します。int[]
getGlyphCharIndices(int beginGlyphIndex, int numEntries, int[] codeReturn)
指定されたグリフの文字インデックスを返します。abstract int
getGlyphCode(int glyphIndex)
指定されたグリフのグリフ・コードを返します。abstract int[]
getGlyphCodes(int beginGlyphIndex, int numEntries, int[] codeReturn)
指定された複数のグリフのグリフ・コードの配列を返します。abstract GlyphJustificationInfo
getGlyphJustificationInfo(int glyphIndex)
このGlyphVector
内の指定されたインデックスのグリフの位置揃えプロパティを返します。abstract Shape
getGlyphLogicalBounds(int glyphIndex)
このGlyphVector
内の指定されたグリフの論理境界を返します。abstract GlyphMetrics
getGlyphMetrics(int glyphIndex)
このGlyphVector
内の指定されたインデックスのグリフのメトリックスを返します。abstract Shape
getGlyphOutline(int glyphIndex)
その内部がこのGlyphVector
内の指定されたグリフのビジュアルな表現に対応するShape
を返します。Shape
getGlyphOutline(int glyphIndex, float x, float y)
その内部がこのGlyphVector
内の指定されたグリフのビジュアルな表現に対応するShape
を、x,y からの位置のオフセットとして返します。Rectangle
getGlyphPixelBounds(int index, FontRenderContext renderFRC, float x, float y)
指定された位置で指定されたFontRenderContext
を使ってGraphics
内にこのGlyphVector
がレンダリングされるときのインデックスの位置にあるグリフのピクセル境界を返します。abstract Point2D
getGlyphPosition(int glyphIndex)
このGlyphVector
の原点に対する、指定されたグリフの相対位置を返します。abstract float[]
getGlyphPositions(int beginGlyphIndex, int numEntries, float[] positionReturn)
指定された複数のグリフのグリフ位置を配列として返します。abstract AffineTransform
getGlyphTransform(int glyphIndex)
このGlyphVector
内に指定されたグリフの変換を返します。abstract Shape
getGlyphVisualBounds(int glyphIndex)
GlyphVector
内の指定されたグリフの視覚境界を返します。int
getLayoutFlags()
GlyphVectorのグローバルな状態を記述するフラグを返します。abstract Rectangle2D
getLogicalBounds()
GlyphVector
の論理境界を返します。abstract int
getNumGlyphs()
このGlyphVector
内のグリフの数を返します。abstract Shape
getOutline()
その内部がこのGlyphVector
のビジュアルな表現に対応するShape
を返します。abstract Shape
getOutline(float x, float y)
x, yで描画されたときに、その内部がこのGlyphVector
のビジュアルな表現に対応するShape
を返します。Rectangle
getPixelBounds(FontRenderContext renderFRC, float x, float y)
指定された位置にある指定されたFontRenderContext
を使用してグラフィックス内にレンダリングされるときの、このGlyphVector
のピクセル境界を返します。abstract Rectangle2D
getVisualBounds()
このGlyphVector
の視覚境界を返します。視覚境界は、GlyphVector
の輪郭のバウンディング・ボックスです。abstract void
performDefaultLayout()
このGlyphVector
内の各グリフにデフォルトの位置を割り当てます。abstract void
setGlyphPosition(int glyphIndex, Point2D newPos)
このGlyphVector
内の指定されたグリフの位置を設定します。abstract void
setGlyphTransform(int glyphIndex, AffineTransform newTX)
このGlyphVector
内の指定されたグリフの変換を設定します。
-
-
-
フィールドの詳細
-
FLAG_HAS_TRANSFORMS
public static final int FLAG_HAS_TRANSFORMS
getLayoutFlagsで使用するフラグで、このGlyphVector
にグリフごとの変換があることを示します。- 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
FLAG_HAS_POSITION_ADJUSTMENTS
public static final int FLAG_HAS_POSITION_ADJUSTMENTS
getLayoutFlagsで使用するフラグで、このGlyphVector
に位置調整があることを示します。 これがtrueである場合、グリフの位置はグリフのデフォルトの有効幅を累積した位置と一致しません(たとえば、カーニングが行われた場合など)。- 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
FLAG_RUN_RTL
public static final int FLAG_RUN_RTL
getLayoutFlagsで使用するフラグで、このGlyphVector
のランの方向が右から左であることを示します。 これはグリフから文字へのマッピングに関するもので、グリフの視覚的な位置は一般にこの順序になるとはいえ、必ずしもそうであるとはかぎりません。- 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
FLAG_COMPLEX_GLYPHS
public static final int FLAG_COMPLEX_GLYPHS
getLayoutFlagsで使用するフラグで、このGlyphVector
のグリフから文字へのマッピングが複雑であることを示します(ランの方向に沿って、厳密に昇順または降順にグリフが文字に1対1でマッピングされません)。- 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
FLAG_MASK
public static final int FLAG_MASK
getLayoutFlagsでサポートされるフラグのマスクです。 マスクでカバーされるビットだけをテストします。- 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
-
メソッドの詳細
-
getFont
public abstract Font getFont()
このGlyphVector
に関連付けられたFont
を返します。- 戻り値:
- この
GlyphVector
の生成に使われるFont
。 - 関連項目:
Font
-
getFontRenderContext
public abstract FontRenderContext getFontRenderContext()
このGlyphVector
に関連付けられたFontRenderContext
を返します。- 戻り値:
- この
GlyphVector
の生成に使われるFontRenderContext
。 - 関連項目:
FontRenderContext
,Font
-
performDefaultLayout
public abstract void performDefaultLayout()
このGlyphVector
内の各グリフにデフォルトの位置を割り当てます。 これにより、このGlyphVector
の初期レイアウト時に生成された情報が破棄されることがあります。
-
getNumGlyphs
public abstract int getNumGlyphs()
このGlyphVector
内のグリフの数を返します。- 戻り値:
- この
GlyphVector
内のグリフの数。
-
getGlyphCode
public abstract int getGlyphCode(int glyphIndex)
指定されたグリフのグリフ・コードを返します。 この戻り値は、このGlyphVector
を生成したFont
オブジェクトに対してだけ意味があります。- パラメータ:
glyphIndex
- グリフ・コードを取得するグリフに対応する、このGlyphVector
内のインデックス。- 戻り値:
- 指定された
glyphIndex
に対応するグリフのグリフ・コード。 - 例外:
IndexOutOfBoundsException
-glyphIndex
が0未満、またはこのGlyphVector
内のグリフの数と等しいか、それより大きい値の場合
-
getGlyphCodes
public abstract int[] getGlyphCodes(int beginGlyphIndex, int numEntries, int[] codeReturn)
指定された複数のグリフのグリフ・コードの配列を返します。 この戻り値の内容は、このGlyphVector
の生成に使用したFont
に対してだけ意味があります。 このメソッドを使うと、グリフ・コードの処理が容易かつ効率的になります。 配列が渡されなかった場合は、新しく作成されます。- パラメータ:
beginGlyphIndex
- グリフ・コードの取得を開始する、このGlyphVector
内のインデックス。numEntries
- 取り出すグリフ・コードの数codeReturn
- グリフ・コードを受け取り、戻り値として返される配列- 戻り値:
- 指定されたグリフのグリフ・コードの配列。
- 例外:
IllegalArgumentException
-numEntries
が0より小さい場合IndexOutOfBoundsException
-beginGlyphIndex
が0より小さい場合IndexOutOfBoundsException
-beginGlyphIndex
とnumEntries
の合計が、このGlyphVector
内のグリフの数より大きい場合
-
getGlyphCharIndex
public int getGlyphCharIndex(int glyphIndex)
指定されたグリフの文字インデックスを返します。 (文字インデックスは、グリフによって表される最初の論理文字のインデックス) デフォルトの実装では、文字への1対1、左から右のグリフのマッピングが想定されます。- パラメータ:
glyphIndex
- グリフのインデックス- 戻り値:
- グリフによって表される最初の文字のインデックス
- 導入されたバージョン:
- 1.4
-
getGlyphCharIndices
public int[] getGlyphCharIndices(int beginGlyphIndex, int numEntries, int[] codeReturn)
指定されたグリフの文字インデックスを返します。 (文字インデックスは、グリフによって表される最初の論理文字のインデックス) インデックスはグリフの順に返されます。 デフォルトの実装では、グリフごとにgetGlyphCharIndexを呼び出しますが、パフォーマンス上の理由から、サブクラスではこの実装をオーバーライドする必要がある可能性があります。 このメソッドを使うと、グリフ・コードの処理が容易かつ効率的になります。 配列が渡されなかった場合は、新しく作成されます。- パラメータ:
beginGlyphIndex
- 最初のグリフのインデックスnumEntries
- グリフのインデックスの数codeReturn
- 文字インデックスを格納する配列- 戻り値:
- 文字インデックスの配列。グリフごとに1つ。
- 導入されたバージョン:
- 1.4
-
getLogicalBounds
public abstract Rectangle2D getLogicalBounds()
GlyphVector
の論理境界を返します。 このメソッドは、このGlyphVector
を、視覚的に隣り合うGlyphVector
オブジェクトと関連して配置するときに使います。- 戻り値:
- この
GlyphVector
の論理境界であるRectangle2D
。
-
getVisualBounds
public abstract Rectangle2D getVisualBounds()
このGlyphVector
の視覚境界を返します。視覚境界は、GlyphVector
の輪郭のバウンディング・ボックスです。 ラスター化やピクセル調整があるため、このGlyphVector
の描画によって影響を受けるピクセルの一部がボックス内に納まらない場合もあります。- 戻り値:
- この
GlyphVector
のバウンディング・ボックスであるRectangle2D
。
-
getPixelBounds
public Rectangle getPixelBounds(FontRenderContext renderFRC, float x, float y)
指定された位置にある指定されたFontRenderContext
を使用してグラフィックス内にレンダリングされるときの、このGlyphVector
のピクセル境界を返します。 renderFRCはこのGlyphVector
のFontRenderContext
と同じでなくてもよく、nullでもかまいません。 nullの場合は、このGlyphVector
のFontRenderContext
が使われます。 デフォルトの実装は、x, yからのオフセットおよび次の整数値に丸められた視覚境界を返し(つまり、視覚境界を囲む整数値の矩形を返す)、FRCを無視します。 サブクラスはこのメソッドをオーバーライドする必要があります。- パラメータ:
renderFRC
-Graphics
のFontRenderContext
。x
- このGlyphVector
を描画するX座標。y
- このGlyphVector
を描画するY座標。- 戻り値:
- 影響を受けるピクセルの境界を示す
Rectangle
。 - 導入されたバージョン:
- 1.4
-
getOutline
public abstract Shape getOutline()
その内部がこのGlyphVector
のビジュアルな表現に対応するShape
を返します。- 戻り値:
- この
GlyphVector
の輪郭であるShape
。
-
getOutline
public abstract Shape getOutline(float x, float y)
x, yで描画されたときに、その内部がこのGlyphVector
のビジュアルな表現に対応するShape
を返します。- パラメータ:
x
- このGlyphVector
のX座標。y
- このGlyphVector
のY座標。- 戻り値:
- 指定された座標で描画されたときに、この
GlyphVector
の輪郭であるShape
。
-
getGlyphOutline
public abstract Shape getGlyphOutline(int glyphIndex)
その内部がこのGlyphVector
内の指定されたグリフのビジュアルな表現に対応するShape
を返します。 このメソッドが返す輪郭は、個々のグリフの原点を中心に配置されます。- パラメータ:
glyphIndex
-GlyphVector
に対するインデックス- 戻り値:
- この
GlyphVector
の指定されたglyphIndex
にあるグリフの輪郭であるShape
。 - 例外:
IndexOutOfBoundsException
-glyphIndex
が0未満、またはこのGlyphVector
内のグリフの数と等しいか、それより大きい値の場合
-
getGlyphOutline
public Shape getGlyphOutline(int glyphIndex, float x, float y)
その内部がこのGlyphVector
内の指定されたグリフのビジュアルな表現に対応するShape
を、x,y からの位置のオフセットとして返します。 このメソッドが返す輪郭は、個々のグリフの原点を中心に配置されます。- パラメータ:
glyphIndex
-GlyphVector
に対するインデックスx
- このGlyphVector
の位置のX座標y
- このGlyphVector
の位置のY座標- 戻り値:
- 指定された座標で描画されたときに、この
GlyphVector
の指定されたglyphIndex
にあるグリフの輪郭であるShape
。 - 例外:
IndexOutOfBoundsException
-glyphIndex
が0未満、またはこのGlyphVector
内のグリフの数と等しいか、それより大きい値の場合- 導入されたバージョン:
- 1.4
-
getGlyphPosition
public abstract Point2D getGlyphPosition(int glyphIndex)
このGlyphVector
の原点に対する、指定されたグリフの相対位置を返します。glyphIndex
がこのGlyphVector
のグリフの数と等しい場合、このメソッドは最後のグリフの後の位置を返します。 この位置は、GlyphVector
全体の有効幅を定義するのに使用されます。- パラメータ:
glyphIndex
-GlyphVector
に対するインデックス- 戻り値:
- 指定された
glyphIndex
のグリフの位置であるPoint2D
オブジェクト。 - 例外:
IndexOutOfBoundsException
-glyphIndex
が0未満、またはこのGlyphVector
内のグリフの数より大きい値の場合- 関連項目:
setGlyphPosition(int, java.awt.geom.Point2D)
-
setGlyphPosition
public abstract void setGlyphPosition(int glyphIndex, Point2D newPos)
このGlyphVector
内の指定されたグリフの位置を設定します。glyphIndex
がこのGlyphVector
のグリフの数と等しい場合、このメソッドは最後のグリフの後の位置を設定します。 この位置は、GlyphVector
全体の有効幅を定義するのに使用されます。- パラメータ:
glyphIndex
-GlyphVector
に対するインデックスnewPos
- 指定されたglyphIndex
のグリフを配置するPoint2D
- 例外:
IndexOutOfBoundsException
-glyphIndex
が0未満、またはこのGlyphVector
内のグリフの数より大きい値の場合- 関連項目:
getGlyphPosition(int)
-
getGlyphTransform
public abstract AffineTransform getGlyphTransform(int glyphIndex)
このGlyphVector
内に指定されたグリフの変換を返します。 この変換はグリフの位置を基準とします。 特定の変換が適用されていない場合、null
を返すことができます。 nullが返された場合は恒等変換になります。- パラメータ:
glyphIndex
-GlyphVector
に対するインデックス- 戻り値:
- 指定された
glyphIndex
のグリフの変換であるAffineTransform
。 - 例外:
IndexOutOfBoundsException
-glyphIndex
が0未満、またはこのGlyphVector
内のグリフの数と等しいか、それより大きい値の場合- 関連項目:
setGlyphTransform(int, java.awt.geom.AffineTransform)
-
setGlyphTransform
public abstract void setGlyphTransform(int glyphIndex, AffineTransform newTX)
このGlyphVector
内の指定されたグリフの変換を設定します。 この変換はグリフの位置を基準とします。null
が引数のnewTX
は、指定されたグリフに適用される特定の変換がないことを示します。 このメソッドを使って、グリフの回転、反転、平行移動、およびスケーリングができます。 変換を追加すると、性能に大きく影響する場合があります。- パラメータ:
glyphIndex
-GlyphVector
に対するインデックスnewTX
-glyphIndex
に対応するグリフの新しい変換- 例外:
IndexOutOfBoundsException
-glyphIndex
が0未満、またはこのGlyphVector
内のグリフの数と等しいか、それより大きい値の場合- 関連項目:
getGlyphTransform(int)
-
getLayoutFlags
public int getLayoutFlags()
GlyphVectorのグローバルな状態を記述するフラグを返します。 下に記述されていないフラグは予約されています。 デフォルトの実装は位置調整、変換、rtl、複雑なフラグに対して0 (falseを意味します)を返します。 サブクラスはこのメソッドをオーバーライドして、GlyphVectorを正しく記述し、関連の呼出しの結果に対応することを確認する必要があります。- 戻り値:
- 状態を記述するフラグを含むint値
- 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
FLAG_HAS_POSITION_ADJUSTMENTS
,FLAG_HAS_TRANSFORMS
,FLAG_RUN_RTL
,FLAG_COMPLEX_GLYPHS
,FLAG_MASK
-
getGlyphPositions
public abstract float[] getGlyphPositions(int beginGlyphIndex, int numEntries, float[] positionReturn)
指定された複数のグリフのグリフ位置を配列として返します。 このメソッドを使うと、グリフ位置の処理が容易かつ効率的になります。 配列が渡されなかった場合は、新しく作成されます。 position 0から始まる偶数の配列エントリは、beginGlyphIndex+position/2
で指定されるグリフのX座標です。 position 1から始まる奇数の配列エントリは、beginGlyphIndex+(position-1)/2
で指定されるグリフのY座標です。beginGlyphIndex
がこのGlyphVector
のグリフの数と等しい場合、このメソッドは最後のグリフの後の位置を取得し、この位置はGlyphVector
全体の前進を定義するために使用されます。- パラメータ:
beginGlyphIndex
- グリフ位置の取得を開始するインデックスnumEntries
- 取り出すグリフの数positionReturn
- グリフ位置を受け取り、戻り値として返される配列。- 戻り値:
beginGlyphIndex
およびnumEntries
で指定されたグリフ位置の配列。- 例外:
IllegalArgumentException
-numEntries
が0より小さい場合IndexOutOfBoundsException
-beginGlyphIndex
が0より小さい場合IndexOutOfBoundsException
-beginGlyphIndex
とnumEntries
の合計が、このGlyphVector
内のグリフの数に1を加えた数より大きい場合
-
getGlyphLogicalBounds
public abstract Shape getGlyphLogicalBounds(int glyphIndex)
このGlyphVector
内の指定されたグリフの論理境界を返します。 この論理境界には全部で4個のエッジがあり、そのうちの2つはグリフ変換されてもベースラインと平行を保ち、ほかの2つは隣り合うグリフがあればそれらと共有されます。 このメソッドは、指定されたグリフの当たり判定、グリフのリーディング・エッジまたはトレーリング・エッジへのキャレットの配置、および指定されたグリフの周囲へのハイライト領域の描画を行うために使用されます。- パラメータ:
glyphIndex
- 論理境界の取得元のグリフに対応する、このGlyphVector
内のインデックス- 戻り値:
- 指定された
glyphIndex
のグリフの論理境界であるShape
。 - 例外:
IndexOutOfBoundsException
-glyphIndex
が0未満、またはこのGlyphVector
内のグリフの数と等しいか、それより大きい値の場合- 関連項目:
getGlyphVisualBounds(int)
-
getGlyphVisualBounds
public abstract Shape getGlyphVisualBounds(int glyphIndex)
GlyphVector
内の指定されたグリフの視覚境界を返します。 このメソッドが返す境界は、個々のグリフの原点を中心に配置されます。- パラメータ:
glyphIndex
- 視覚境界の取得元のグリフに対応する、このGlyphVector
内のインデックス- 戻り値:
- 指定された
glyphIndex
のグリフの視覚境界であるShape
。 - 例外:
IndexOutOfBoundsException
-glyphIndex
が0未満、またはこのGlyphVector
内のグリフの数と等しいか、それより大きい値の場合- 関連項目:
getGlyphLogicalBounds(int)
-
getGlyphPixelBounds
public Rectangle getGlyphPixelBounds(int index, FontRenderContext renderFRC, float x, float y)
指定された位置で指定されたFontRenderContext
を使ってGraphics
内にこのGlyphVector
がレンダリングされるときのインデックスの位置にあるグリフのピクセル境界を返します。 renderFRCはこのGlyphVector
のFontRenderContext
と同じでなくてもよく、nullでもかまいません。 nullの場合は、このGlyphVector
のFontRenderContext
が使われます。 デフォルトの実装は、x, yからのオフセットおよび次の整数値に丸められたグリフの視覚境界を返し、FRCを無視します。 サブクラスはこのメソッドをオーバーライドする必要があります。- パラメータ:
index
- グリフのインデックス。renderFRC
-Graphics
のFontRenderContext
。x
- このGlyphVector
を描画するX位置。y
- このGlyphVector
を描画するY位置。- 戻り値:
- 影響を受けるピクセルの境界を示す
Rectangle
。 - 導入されたバージョン:
- 1.4
-
getGlyphMetrics
public abstract GlyphMetrics getGlyphMetrics(int glyphIndex)
このGlyphVector
内の指定されたインデックスのグリフのメトリックスを返します。- パラメータ:
glyphIndex
- メトリックスの取得元のグリフに対応する、このGlyphVector
内のインデックス- 戻り値:
- この
GlyphVector
内の指定されたglyphIndex
のグリフのメトリックスを表すGlyphMetrics
オブジェクト。 - 例外:
IndexOutOfBoundsException
-glyphIndex
が0未満、またはこのGlyphVector
内のグリフの数と等しいか、それより大きい値の場合
-
getGlyphJustificationInfo
public abstract GlyphJustificationInfo getGlyphJustificationInfo(int glyphIndex)
このGlyphVector
内の指定されたインデックスのグリフの位置揃えプロパティを返します。- パラメータ:
glyphIndex
- 位置揃えプロパティの取得元のグリフに対応する、このGlyphVector
内のインデックス- 戻り値:
- この
GlyphVector
内の指定されたglyphIndex
のグリフの位置揃えプロパティを表すGlyphJustificationInfo
オブジェクト。 - 例外:
IndexOutOfBoundsException
-glyphIndex
が0未満、またはこのGlyphVector
内のグリフの数と等しいか、それより大きい値の場合
-
equals
public abstract boolean equals(GlyphVector set)
指定されたGlyphVector
がこのGlyphVector
と厳密に等しいかどうかを判定します。- パラメータ:
set
- テストされる指定されたGlyphVector
- 戻り値:
- 指定された
GlyphVector
がこのGlyphVector
の場合はtrue
、それ以外の場合はfalse
。
-
-