4 macOSでのJDKのインストール

JDKでは、Intelベース(x64)とApple Silicon (AArch64)の両方のMacコンピュータがサポートされます。

macOSにJDKをインストールする場合のシステム要件

サポートされているプロセッサおよびブラウザの詳細は、Oracle JDKの動作保証済システム構成を参照してください。

macOSでのJDKのインストール手順の表記

JDKのインストール手順にはバージョンの表記が含まれています。この表記により、機能、一時および更新のバージョン情報を表します。

たとえば、JDK 18、一時0、更新0、パッチ0をインストールする場合、このバンドルの名前は次の文字列で表現されます。

macOS x64システム:

  • jdk-18.interim.update.patch_macos-x64_bin.dmg

    または

  • jdk-18.interim.update.patch_macos-x64_bin.tar.gz
この文字列は次のようになります。
jdk-18_macos-x64_bin.dmg
または
jdk-18_macos-x64_bin.tar.gz

macOS aarch64 (64ビットARM)システム:

  • jdk-18.interim.update.patch_macos-aarch64_bin.dmg

    または

  • jdk-18.interim.update.patch_macos-aarch64_bin.tar.gz
この文字列は次のようになります。
jdk-18_macos-aarch64_bin.dmg

または

jdk-18_macos-aarch64_bin.tar.gz

ノート:

コンポーネントの接尾辞が0の場合、コンポーネントは除外されます。

macOSのデフォルトのJDKバージョンの確認

コマンド行を使用してJavaアプリケーションを起動すると、デフォルトのJDKが使用されます。

複数のJDKをmacOSシステムにインストールできます。

端末ウィンドウでjava -versionと入力することにより、どのJDKのバージョンがデフォルトであるかを確認できます。インストールされているバージョンが18、一時0、更新0、パッチ0の場合、テキスト18が含まれる文字列が表示されます。次に例を示します。

$ java -version
java version "18"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 18)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 23.2-b04, mixed mode)

異なるバージョンのJavaを実行するには、フルパスを指定するか、java_homeツールを使用します。次に例を示します。

$ /usr/libexec/java_home -v 18 --exec javac -version

macOSでのJDKのインストール

macOSにJDKをインストールするには:
  1. 必要なJDK .dmgまたはファイルを、.tar.gzページからダウンロードします:
    • macOS x64システム: jdk-18.interim.update.patch_macos-x64_bin.dmgまたはjdk-18.interim.update.patch_macos-x64_bin.tar.gz
    • macOS aarch64 (64ビットARM)システム: jdk-18.interim.update.patch_macos-aarch64_bin.dmgまたはjdk-18.interim.update.patch_macos-aarch64_bin.tar.gz

    ライセンス契約に同意するをクリックします。

  2. ブラウザの「ダウンロード」ウィンドウから、またはファイル・ブラウザから、.dmgファイルをダブルクリックして起動します。
    ボックスをオープンするアイコンと.pkgファイルの名前を含むファインダ・ウィンドウが表示されます。
  3. JDK 18.pkgアイコンをダブルクリックして、インストール・アプリケーションを開始します。
    インストール・アプリケーションにより「概要」ウィンドウが表示されます。
  4. 「続行」をクリックします。
    「インストール・タイプ」ウィンドウが表示されます。
  5. 「インストール」をクリックします。
    次のメッセージを示すウィンドウが表示されます: インストーラは新しいソフトウェアをインストールしようとしています。パスワードを入力してこれを許可します。
  6. 管理者のユーザー名とパスワードを入力し、「ソフトウェアのインストール」をクリックします。
    ソフトウェアがインストールされ、確認ウィンドウが表示されます。
ソフトウェアのインストール後、ディスク領域を節約する場合は、.dmgまたは.tar.gzファイルを削除します。

macOSでのJDKのアンインストール

macOSからJDKをアンインストールするには:
管理者権限が必要です。

ノート:

/usr/binからJavaツールを削除することでJavaをアンインストールしないでください。このディレクトリはシステム・ソフトウェアの一部で、次にOSの更新を実行するときに変更がリセットされます。

  1. /Library/Java/JavaVirtualMachinesに移動します。
  2. rootユーザーとしてrmコマンドを実行するか、sudoツールを使用して、次の形式に一致する名前のディレクトリを削除します。
    /Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-18.interim.update.patch.jdk

    たとえば、18、一時0、更新0、パッチ0をアンインストールする手順は、次のとおりです。

    $ rm -rf jdk-18.jdk

macOSでのインストールに関するFAQ

この項では、macOSコンピュータでのJDKのインストールに関連した次のようなよくある質問への回答を示します。

1. システム・デフォルトであるJavaのバージョンを見つけるにはどうすればよいですか。

コマンド行からJavaアプリケーションを実行すると、デフォルトのJDKが使用されます。Javaアプリケーションを開発しない場合、このことを気にする必要はありません。macOSのデフォルトのJDKバージョンの確認を参照してください。

2. Javaをアンインストールするにはどうすればよいですか。

「macOSでのJDKのアンインストール」を参照してください。

3. Java for macOS 2012-006をインストールした後に、Java 18のmacOS JDKと一緒にAppleのJava 6を引き続き使用できますか。

コマンド行を使用して引き続きJava 6を使用して開発する場合、希望するコマンド環境になるように起動スクリプトを変更できます。bashの場合、次を使用します。

$ export JAVA_HOME=`/usr/libexec/java_home -v 18`

一部のアプリケーションでは、/usr/bin/javaを使用してJavaを呼び出します。Java for macOS 2012-006をインストールすると、/usr/bin/javaでは、インストールされた最新のJDKが検索され、/usr/bin内のJava関連のすべてのコマンド行ツールに対してそれが使用されます。Java 6が検索されるようにこれらのアプリケーションを変更するか、アプリケーションの新しいバージョンについて開発者に連絡する必要があります。

4. アプリケーションのユーティリティのJava Preferencesアプリケーションはどうなったのですか。

Java Preferencesアプリケーションは、Apple Javaインストールの一部でしたが、Oracle Javaでは使用されません。したがって、Apple Javaを含まないAppleのmacOSリリースには、Java Preferencesは含まれません。