java.awt.image
クラス FilteredImageSource

java.lang.Object
  java.awt.image.FilteredImageSource

すべての実装されたインタフェース:

ImageProducer

public class FilteredImageSource
extends Object
implements ImageProducer

このクラスは、ImageProducer インタフェースを実装したものです。 イメージとフィルタオブジェクトを取り込み、元のイメージにフィルタをかけて新しいイメージを生成します。赤と青の成分を交換することにより、イメージにフィルタをかける例を示します。

 
        Image src = getImage("doc:///demo/images/duke/T1.gif");
        ImageFilter colorfilter = new RedBlueSwapFilter();
        Image img = createImage(new FilteredImageSource(src.getSource(),
                                                        colorfilter));
 
 

関連項目:

ImageProducer

コンストラクタの概要

FilteredImageSource(ImageProducer orig, ImageFilter imgf)
既存の ImageProducer とフィルタオブジェクトから ImageProducer オブジェクトを構築します。

メソッドの概要

void	addConsumer(ImageConsumer ic) フィルタを通したイメージデータを要求するコンシューマのリストに指定された ImageConsumer を追加します。
boolean	isConsumer(ImageConsumer ic) このイメージのデータの配信対象となっているコンシューマのリストに、ImageConsumer が現在登録されているかどうかを判定します。
void	removeConsumer(ImageConsumer ic) このイメージのデータの配信対象となっているコンシューマのリストから ImageConsumer を削除します。
void	requestTopDownLeftRightResend(ImageConsumer ic) 指定された ImageConsumer に、上から下、左から右の順でもう 1 回イメージデータを配信し直すように要求します。
void	startProduction(ImageConsumer ic) フィルタを通したイメージの生成を開始します。

クラス java.lang.Object から継承されたメソッド

clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

コンストラクタの詳細

FilteredImageSource

public FilteredImageSource(ImageProducer orig,
                           ImageFilter imgf)

既存の ImageProducer とフィルタオブジェクトから ImageProducer オブジェクトを構築します。

パラメータ:

orig - 指定された ImageProducer

imgf - 指定された ImageFilter

関連項目:

ImageFilter, Component.createImage(java.awt.image.ImageProducer)

メソッドの詳細

addConsumer

public void addConsumer(ImageConsumer ic)

フィルタを通したイメージデータを要求するコンシューマのリストに指定された ImageConsumer を追加します。指定された ImageConsumer のイメージデータを操作するために、元の ImageFilter が作成されます (フィルタの getFilterInstance メソッドを使用)。そして、新しく作成されたフィルタインスタンスは 元の ImageProducer の addConsumer メソッドに渡されます。

このメソッドは ImageProducer インタフェースを実装するこのクラスの副作用として public になります。ユーザーコードから呼び出すことはできず、ユーザーコードから呼び出された場合の現象は特定できません。

定義:

インタフェース ImageProducer 内の addConsumer

パラメータ:

ic - フィルタを通したイメージのコンシューマ

関連項目:

ImageConsumer

isConsumer

public boolean isConsumer(ImageConsumer ic)

このイメージのデータの配信対象となっているコンシューマのリストに、ImageConsumer が現在登録されているかどうかを判定します。

このメソッドは ImageProducer インタフェースを実装するこのクラスの副作用として public になります。ユーザーコードから呼び出すことはできず、ユーザーコードから呼び出された場合の現象は特定できません。

定義:

インタフェース ImageProducer 内の isConsumer

パラメータ:

ic - 指定された ImageConsumer

戻り値:

ImageConsumer がリスト上にある場合は true、そうでない場合は false

関連項目:

ImageConsumer

removeConsumer

public void removeConsumer(ImageConsumer ic)

このイメージのデータの配信対象となっているコンシューマのリストから ImageConsumer を削除します。

このメソッドは ImageProducer インタフェースを実装するこのクラスの副作用として public になります。ユーザーコードから呼び出すことはできず、ユーザーコードから呼び出された場合の現象は特定できません。

定義:

インタフェース ImageProducer 内の removeConsumer

パラメータ:

ic - 指定された ImageConsumer

関連項目:

ImageConsumer

startProduction

public void startProduction(ImageConsumer ic)

フィルタを通したイメージの生成を開始します。指定された ImageConsumer がすでにフィルタを通したイメージのコンシューマでない場合、ImageConsumer のイメージデータを操作するために、元の ImageFilter のインスタンスが作成されます (フィルタの getFilterInstance メソッドを使用)。そして、ImageConsumer のフィルタインスタンスが元の ImageProducer の startProduction メソッドに渡されます。

このメソッドは ImageProducer インタフェースを実装するこのクラスの副作用として public になります。ユーザーコードから呼び出すことはできず、ユーザーコードから呼び出された場合の現象は特定できません。

定義:

インタフェース ImageProducer 内の startProduction

パラメータ:

ic - フィルタを通したイメージのコンシューマ

関連項目:

ImageConsumer

requestTopDownLeftRightResend

public void requestTopDownLeftRightResend(ImageConsumer ic)

指定された ImageConsumer に、上から下、左から右の順でもう 1 回イメージデータを配信し直すように要求します。ピクセル順序を保存できるかどうかはフィルタによって決まるので、要求は ImageFilter に渡され、処理されます。

このメソッドは ImageProducer インタフェースを実装するこのクラスの副作用として public になります。ユーザーコードから呼び出すことはできず、ユーザーコードから呼び出された場合の現象は特定できません。

定義:

インタフェース ImageProducer 内の requestTopDownLeftRightResend

パラメータ:

ic - 指定された ImageConsumer

関連項目:

ImageConsumer