public interface ClassFileTransformer
クラス・ファイルという用語は、『Java™仮想マシン仕様』のセクション3.1の定義に従って使用され、バイト・シーケンスがファイルに存在するかどうかにかかわらず、クラス・ファイル形式のバイト・シーケンスを意味します。
| 修飾子と型 | メソッド | 説明 |
|---|---|---|
byte[] |
transform(ClassLoader loader, String className, Class<?> classBeingRedefined, ProtectionDomain protectionDomain, byte[] classfileBuffer) |
このメソッドの実装は、提供されたクラス・ファイルを変換して、新しい置換クラス・ファイルを返すことができます。
|
byte[] transform(ClassLoader loader, String className, Class<?> classBeingRedefined, ProtectionDomain protectionDomain, byte[] classfileBuffer) throws IllegalClassFormatException
Instrumentation.addTransformer(ClassFileTransformer,boolean)のcanRetransformパラメータに応じて2種類のトランスフォーマがあります。
canRetransformに追加された再変換可能トランスフォーマ
canRetransformに追加された、またはInstrumentation.addTransformer(ClassFileTransformer)に追加された、再変換不可能トランスフォーマ
トランスフォーマがaddTransformerで登録されると、トランスフォーマは、新しいクラス定義とクラス再定義のたびに呼び出されます。 再変換可能トランスフォーマは、クラスの再変換のたびにも呼び出されます。 新しいクラス定義の要求は、ClassLoader.defineClassまたはこのネイティブの同等のものを使って行われます。 クラス再定義の要求は、Instrumentation.redefineClassesまたはこのネイティブの同等のものを使って行われます。 クラス再変換の要求は、Instrumentation.retransformClassesまたはこのネイティブの同等のものを使って行われます。 トランスフォーマは、クラス・ファイル・バイトが確認または適用される前に、要求の処理中に呼び出されます。 複数のトランスフォーマが存在する場合、変換はtransform呼出しのチェーンによって構成されます。 つまり、transformの呼出しによって返されるバイト配列は、classfileBufferパラメータを介して、その次の呼出しの入力になります。
変換は次の順序で適用されます。
再変換では、再変換不可能トランスフォーマは呼び出されず、直前の変換結果が再利用されます。 それ以外の場合は、このメソッドが呼び出されます。 トランスフォーマのそれぞれの種類内では、登録された順序でトランスフォーマが呼び出されます。 ネイティブ・トランスフォーマはJava仮想マシン・ツール・インタフェースのClassFileLoadHookイベントで提供されます。
最初のトランスフォーマへの入力は、classfileBufferパラメータを介して渡され、次のようになります。
ClassLoader.defineClassに渡されるバイト
definitions.getDefinitionClassFile()。ここで、definitionsはInstrumentation.redefineClassesのパラメータ
Instrumentation.retransformClassesを参照
実装しているメソッドが変換不要と判定すると、メソッドはnullを返します。 変換が必要と判定すると、メソッドは新しいbyte[]配列を作成し、すべての必要な変換とともにclassfileBuffer入力をその配列の中にコピーし、新しい配列を返します。 classfileBuffer入力は変更されません。
再変換と再定義のケースでは、トランスフォーマは、再定義セマンティックスをサポートしなければいけません。初期定義中にトランスフォーマが変更したクラスがあとで再変換または再定義される場合、トランスフォーマは、2番目のクラスの出力クラス・ファイルで最初の出力クラス・ファイルが正当に再定義されていることを確認しなければいけません。
トランスフォーマがキャッチしない例外をスローする場合は、それ以降もトランスフォーマが呼び出され、ロードや再定義が試行されます。 このため、例外をスローすることはnullを返すことと同じになります。 非チェック例外がトランスフォーマ・コードで生成されるときに予期しない動作が起こらないようにするため、トランスフォーマはThrowableをキャッチすることができます。 classFileBufferが有効にフォーマットされたクラス・ファイルを表さないとトランスフォーマが判定した場合、トランスフォーマはIllegalClassFormatExceptionをスローする必要があります。これにはnullを返すのと同じ効果がありますが、形式の不備についてのログの作成やデバッグを容易にします。
loader - 変換されるクラスを定義しているローダー。ブートストラップ・ローダーの場合はnullclassName - 『Java仮想マシン仕様』で定義されている完全指定クラスの内部形式のクラス名とインタフェース名。 たとえば、"java/util/List"です。 classBeingRedefined - 再定義または再変換によってトリガーされた場合は、再定義または再変換されているクラス。これがクラス・ロードの場合は、nullprotectionDomain - 定義または再定義されているクラスの保護領域classfileBuffer - クラス・ファイル形式の入力バイト・バッファ(変更されてはならない)null。IllegalClassFormatException - 入力が整形式のクラス・ファイルを表さない場合Instrumentation.redefineClasses(java.lang.instrument.ClassDefinition...) バグまたは機能を送信
詳細なAPIリファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SEのドキュメントを参照してください。 そのドキュメントには、概念的な概要、用語の定義、回避方法、有効なコード例などの、開発者を対象にしたより詳細な説明が含まれています。
Copyright © 1993, 2025, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. Use is subject to license terms. Documentation Redistribution Policyも参照してください。