Java Platform, Standard Editionインストレーション・ガイド
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7 LinuxプラットフォームのJREのインストール

このページでは、LinuxのJREのシステム要件、およびJREとLinuxの複数の組合せのインストール手順について説明します。

このページは次のトピックで構成されています。

JDK 8およびJRE 8のインストールに関する一般情報は、「JDK 8およびJRE 8のインストール概要」を参照してください。

インストーラに関連するJDK 8への拡張機能についての情報は、「JDK 8のインストーラの拡張機能」を参照してください。

システム要件

サポートされているプラットフォーム、オペレーティング・システムおよびブラウザに関する情報は、http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/certconfig-2095354.htmlを参照してください。

64ビット・システムでは、64ビットまたは32ビット・バージョンのJavaプラットフォームをダウンロードできます。ただし、32ビット・ブラウザを使用していて、プラグインを使用する場合は、32ビット・バージョンのJavaプラットフォームをインストールする必要があります。実行中のFirefoxのバージョンを確認するには、アプリケーションを起動し、メニュー項目「ヘルプ」 -> 「Mozilla Firefoxについて」を選択します。ウィンドウの下部はバージョン文字列行で、「Linux i686」(32ビット)または「Linux x86_64」(64ビット)のいずれかが表示されます。Javaプラグインを設定するには、「LinuxのJavaプラグインの手動インストールおよび登録」を参照してください。

JRE 8のインストール手順

このトピックは次のトピックで構成されています。

インストール手順の表記およびファイル

表記versionを含む手順に対しては、かわりに適切なJRE更新バージョン番号を使用します。たとえば、JRE 8更新リリース2をインストールしている場合、バンドルの名前を表す次の文字列は、

jre-8uversion-linux-i586.tar.gz

次のようになります。

jre-8u2-linux-i586.tar.gz

前述の例のように、バージョン番号の前にuという文字が付く場合(8u2など)や、アンダーバーが付く場合(jre1.8.0_02など)があります。

次の表は、LinuxプラットフォームでのJRE 8リリースのダウンロードのオプションおよび手順を示しています。

ダウンロード・ファイルおよび手順 アーキテクチャ インストールを実行できるユーザー
jre-8uversion-linux-x64.tar.gz
「Linuxプラットフォームでの64ビットJREのインストール」
64ビット すべてのユーザー
jre-8uversion-linux-i586.tar.gz
「Linuxプラットフォームでの32ビットJREのインストール」
32ビット すべてのユーザー
jre-8uversion-linux-x64.rpm
「RPMベースのLinuxプラットフォームでの64ビットJREのインストール」
64ビットのRPMベースのLinux root
jre-8uversion-linux-i586.rpm
「RPMベースのLinuxプラットフォームでの32ビットJREのインストール」
32ビットのRPMベースのLinux root

JDK 7u6以降のリリースには、JavaFX SDK (バージョン2.2以降)が含まれています。JavaFX SDKおよびランタイムがインストールされ、標準のJDKディレクトリ構造に統合されます。

JavaFXの使用方法の詳細は、http://docs.oracle.com/javase/8/javase-clienttechnologies.htmを参照してください。

Linuxプラットフォームでの64ビットJREのインストール

この手順では、アーカイブ・バイナリ・ファイル(.tar.gz)を使用して、64ビットLinuxのJava Runtime Environment (JRE)をインストールします。

次の手順では、次のファイルを使用します。

jre-8uversion-linux-x64.tar.gz
  1. ファイルをダウンロードします。

    ファイルをダウンロードする前に、ライセンス契約に同意する必要があります。アーカイブ・バイナリは、(rootユーザーだけでなく)誰もが、書込み可能な任意の場所にインストールできます。ただし、システムの場所にJDKをインストールできるのはrootユーザーのみです。

  2. JDKをインストールする場所にディレクトリを変更し、.tar.gzアーカイブ・バイナリを現在のディレクトリに移動します。

  3. tarボールを解凍し、JREをインストールします。

    % tar zxvf jre-8uversion-linux-x64.tar.gz
    

    Java Development Kitファイルは、現在のディレクトリのjdk1.8.0_versionと呼ばれるディレクトリにインストールされます。

  4. ディスク領域を節約する場合は、.tar.gzファイルを削除します。

RPMベースのLinuxプラットフォームでの64ビットJREのインストール

この手順では、システムの場所にあるRPMバイナリ・ファイル(.rpm)を使用して、Red HatやSuSEなどの64ビットRPMベースのLinuxプラットフォームのJava Runtime Environment (JRE)をインストールします。このインストールを実行できるのはrootのみです。

次の手順では、次のファイルを使用します。

jre-8uversion-linux-x64.rpm
  1. ファイルをダウンロードします。

    ファイルをダウンロードする前に、ライセンス契約に同意する必要があります。

  2. suを実行し、スーパーユーザーのパスワードを入力して、rootになります。

  3. JDKパッケージの以前のインストールをアンインストールします。

    # rpm -e package_name
    
  4. パッケージをインストールします。

    # rpm -ivh jre-8uversion-linux-x64.rpm
    

    パッケージをアップグレードするには、次を実行します。

    # rpm -Uvh jre-8uversion-linux-x64.rpm
    
  5. ディスク領域を節約する場合は、.rpmファイルを削除します。

  6. rootシェルを終了します。

    再起動する必要はありません。

Linuxプラットフォームでの32ビットJREのインストール

この手順では、アーカイブ・バイナリ・ファイル(.tar.gz)を使用して、32ビットLinuxのJava Runtime Environment (JRE)をインストールします。

次の手順では、次のファイルを使用します。

jre-8uversion-linux-i586.tar.gz
  1. ファイルをダウンロードします。

    ファイルをダウンロードする前に、ライセンス契約に同意する必要があります。アーカイブ・バイナリは、(rootユーザーだけでなく)誰もが、書込み可能な任意の場所にインストールできます。ただし、システムの場所にJREをインストールできるのはrootユーザーのみです。

  2. JREをインストールする場所にディレクトリを変更し、.tar.gzアーカイブ・バイナリを現在のディレクトリに移動します。

  3. tarボールを解凍し、JREをインストールします。

    % tar zxvf jre-8uversion-linux-i586.tar.gz
    

    JREファイルは、現在のディレクトリのjre1.8.0_versionと呼ばれるディレクトリにインストールされます。

  4. ディスク領域を節約する場合は、.tar.gzファイルを削除します。

RPMベースのLinuxプラットフォームでの32ビットJREのインストール

この手順では、システムの場所にあるRPMバイナリ・ファイル(.rpm)を使用して、Red HatやSuSEなどの32ビットRPMベースのLinuxプラットフォームのJava Runtime Environment (JRE)をインストールします。このインストールを実行できるのはrootのみです。

次の手順では、次のファイルを使用します。

jre-8uversion-linux-i586.rpm
  1. ファイルをダウンロードします。

    ファイルをダウンロードする前に、ライセンス契約に同意する必要があります。

  2. suを実行し、スーパーユーザーのパスワードを入力して、rootになります。

  3. 3. JREパッケージの以前のインストールをアンインストールします。

    # rpm -e package_name
    
  4. パッケージをインストールします。

    # rpm -ivh jre-8uversion-linux-i586.rpm
    

    パッケージをアップグレードするには、次を実行します。

    # rpm -Uvh jre-8uversion-linux-i586.rpm
    
  5. rootシェルを終了します。

    再起動する必要はありません。

  6. 5. ディスク領域を節約する場合は、.rpmファイルを削除します。

一般的なインストールの注意

このトピックでは、一般的なインストールのトピックについて説明します。

ルート・アクセス権

ソフトウェアをインストールすると、jre1.8.0_versionと呼ばれるディレクトリが自動的に作成されます。Java SE Runtime Environmentをシステム全体に関係する場所(/usr/jreなど)にインストールする場合、最初にrootとなって必要な権限を取得する必要があります。ルート・アクセス権がない場合、ホーム・ディレクトリまたは書込み権限のあるサブディレクトリに、Java SE Runtime Environmentを単にインストールします。

ファイルの上書き

jre1.8.0_versionという名前のサブディレクトリを含むディレクトリにソフトウェアをインストールした場合、新しいソフトウェアによって、そのjre1.8.0_versionディレクトリにある同じ名前のファイルが上書きされます。保持しておきたいファイルがある場合は、古いディレクトリの名前を変更します。

システム・プリファレンス

デフォルトでは、インストール・スクリプトは、システム・プリファレンスのバッキング・ストアがJREのインストール・ディレクトリ内に作成されるように、システムを構成します。JREをネットワーク・マウントされたドライブにインストールした場合、他のマシン上のJava Runtime Environmentと共有するために、JREおよびシステム・プリファレンスをエクスポートできます。

Javaプラットフォームでのプリファレンスの詳細は、http://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/preferences/index.htmlを参照してください。

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