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Oracle Java SE Embedded: 開発者ガイド

9 埋込みデバイスへのJREのデプロイ

この章では、カスタムJREをターゲット・デバイスにデプロイする方法について説明します。

この章には次の項目があります。

カスタムJREのターゲット・デバイスへの移動

JREイメージをターゲット・デバイスで実行するには、そのファイルをjrecreate宛先の(--dest)ディレクトリ(「jrecreateコマンドの出力」を参照してください)からターゲット・デバイスのファイル・システムにコピーします。

コピー方法は、デバイスと環境によって異なります。 たとえば、SDカードまたはネットワーク接続を使用できます。

次のステップを環境(destDirは、jrecreate宛先ディレクトリです)に適応させます:

  1. destDirをホストから、JREをインストールするデバイス・ディレクトリに再帰的にコピーします。 たとえば:

    $ scp -r /tmp/SmallJRE/* root@target:/opt/local/ejdk<version>/
    
  2. 必要に応じて、デバイスのPATH環境変数を更新して、JREのbin/ディレクトリを含めます。 次に例を示します。

    $ PATH=$PATH:/opt/local/ejdk<version>/bin/
    $ export PATH
    

デプロイしたJREでアプリケーションを起動するには、「埋込みアプリケーションの起動」を参照してください。

デプロイされたJREの検証

JREがターゲット・デバイスに正しくデプロイされていることを確認するには、次のコマンドを使用してjavaコマンドを実行 -ターゲットのversionオプション。 たとえば:

$ ssh root@target java -version

コマンド出力には、ビルド番号やコンポーネントなどの詳細が表示されます。

実行中のアプリケーションをデバッグする必要がある場合は、javaコマンドの-XX:+UsePerfDataフラグを使用する必要があります。 Oracle Java SE Embeddedでは、このフラグはデフォルトでオフになっています。

埋込みアプリケーションのデプロイおよび起動の詳細は、「埋込みアプリケーションのデプロイ」および「埋込みアプリケーションの起動」を参照してください。

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