モジュール java.desktop
パッケージ java.awt

クラスImage

  • 直系の既知のサブクラス:
    AbstractMultiResolutionImage, BufferedImage, VolatileImage


    public abstract class Image
    extends Object
    抽象クラスImageは、グラフィカル・イメージを表すすべてのクラスのスーパー・クラスです。 イメージは、必ずプラットフォーム固有の方法で取得してください。
    導入されたバージョン:
    1.0
    • フィールドのサマリー

      フィールド 
      修飾子と型 フィールド 説明
      protected float accelerationPriority
      このイメージの高速化の優先順位。
      static int SCALE_AREA_AVERAGING
      Area Averagingイメージ・スケーリング・アルゴリズムを使用します。
      static int SCALE_DEFAULT
      デフォルトのイメージ・スケーリング・アルゴリズムを使用します。
      static int SCALE_FAST
      スケーリング後のイメージの滑らかさよりもスケーリング速度に高い優先順位を与えるイメージ・スケーリング・アルゴリズムを選択します。
      static int SCALE_REPLICATE
      ReplicateScaleFilterクラスで具体化されたイメージ・スケーリング・アルゴリズムを使用します。
      static int SCALE_SMOOTH
      スケーリング速度よりもイメージの滑らかさに高い優先順位を与えるイメージ・スケーリング・アルゴリズムを選択します。
      static Object UndefinedProperty
      特定のイメージに対して定義されていないプロパティが取得された場合は常に、UndefinedPropertyオブジェクトを返すようにしてください。
    • コンストラクタのサマリー

      コンストラクタ 
      コンストラクタ 説明
      Image​()  
    • フィールドの詳細

      • accelerationPriority

        protected float accelerationPriority
        このイメージの高速化の優先順位。 サブクラスは自由にさまざまなデフォルトの優先順位を設定し、アプリケーションはsetAccelerationPriority(float)メソッドを使用して自由に特定のイメージの優先順位を設定できます。
        導入されたバージョン:
        1.5
      • UndefinedProperty

        public static final Object UndefinedProperty
        特定のイメージに対して定義されていないプロパティが取得された場合は常に、UndefinedPropertyオブジェクトを返すようにしてください。
      • SCALE_DEFAULT

        public static final int SCALE_DEFAULT
        デフォルトのイメージ・スケーリング・アルゴリズムを使用します。
        導入されたバージョン:
        1.1
        関連項目:
        定数フィールド値
      • SCALE_FAST

        public static final int SCALE_FAST
        スケーリング後のイメージの滑らかさよりもスケーリング速度に高い優先順位を与えるイメージ・スケーリング・アルゴリズムを選択します。
        導入されたバージョン:
        1.1
        関連項目:
        定数フィールド値
      • SCALE_SMOOTH

        public static final int SCALE_SMOOTH
        スケーリング速度よりもイメージの滑らかさに高い優先順位を与えるイメージ・スケーリング・アルゴリズムを選択します。
        導入されたバージョン:
        1.1
        関連項目:
        定数フィールド値
      • SCALE_REPLICATE

        public static final int SCALE_REPLICATE
        ReplicateScaleFilterクラスで具体化されたイメージ・スケーリング・アルゴリズムを使用します。 Imageオブジェクトは、ツールキットが供給するイメージ処理の基盤により効率的に統合され、かつ同じアルゴリズムを実行するフィルタで代用することもできます。
        導入されたバージョン:
        1.1
        関連項目:
        ReplicateScaleFilter, 定数フィールド値
      • SCALE_AREA_AVERAGING

        public static final int SCALE_AREA_AVERAGING
        Area Averagingイメージ・スケーリング・アルゴリズムを使用します。 イメージ・オブジェクトは、ツールキットが供給するイメージ処理の基盤により効率的に統合され、かつ同じアルゴリズムを実行するフィルタで代用することもできます。
        導入されたバージョン:
        1.1
        関連項目:
        AreaAveragingScaleFilter, 定数フィールド値
    • コンストラクタの詳細

      • Image

        public Image​()
    • メソッドの詳細

      • getWidth

        public abstract int getWidth​(ImageObserver observer)
        イメージの幅を指定します。 幅が不明な場合、このメソッドは-1を返し、指定されたImageObserverオブジェクトにはあとで通知されます。
        パラメータ:
        observer - イメージがロードされるのを待機しているオブジェクト。
        戻り値:
        このイメージの幅。幅が不明な場合は-1
        関連項目:
        getHeight(java.awt.image.ImageObserver), ImageObserver
      • getHeight

        public abstract int getHeight​(ImageObserver observer)
        イメージの高さを指定します。 高さが不明な場合、このメソッドは-1を返し、指定されたImageObserverオブジェクトにはあとで通知されます。
        パラメータ:
        observer - イメージがロードされるのを待機しているオブジェクト。
        戻り値:
        このイメージの高さ。高さが不明な場合は-1
        関連項目:
        getWidth(java.awt.image.ImageObserver), ImageObserver
      • getSource

        public abstract ImageProducer getSource​()
        イメージのピクセルを生成するオブジェクトを返します。 このメソッドは、イメージ・フィルタリング・クラスと、イメージの変換とスケーリングを実行するメソッドによって呼び出されます。
        戻り値:
        このイメージのピクセルを生成するイメージ・プロデューサ
        関連項目:
        ImageProducer
      • getGraphics

        public abstract Graphics getGraphics​()
        オフスクリーン・イメージに描画するためのグラフィックス・コンテキストを作成します。 このメソッドは、オフスクリーン・イメージにだけ呼び出すことができます。
        戻り値:
        オフスクリーン・イメージに描画するグラフィックス・コンテキスト
        例外:
        UnsupportedOperationException - オフスクリーン・イメージ以外に対して呼び出された場合。
        関連項目:
        Graphics, Component.createImage(int, int)
      • getProperty

        public abstract Object getProperty​(String name,
                                           ImageObserver observer)
        このイメージのプロパティを名前で返します。

        各プロパティ名は、さまざまなイメージの形式で定義されます。 特定のイメージでプロパティが定義されていない場合、このメソッドはUndefinedPropertyオブジェクトを返します。

        このイメージのプロパティが不明な場合、このメソッドはnullを返し、ImageObserverオブジェクトにはあとで通知されます。

        プロパティ名"comment"を使用すると、イメージ、そのソース、またはその作成者の記述としてアプリケーションに提示できるオプションのコメントを格納できます。

        パラメータ:
        name - プロパティ名。
        observer - このイメージがロードされるのを待機しているオブジェクト。
        戻り値:
        名前付きプロパティの値
        例外:
        NullPointerException - プロパティ名がnullの場合。
        関連項目:
        ImageObserver, UndefinedProperty
      • getScaledInstance

        public Image getScaledInstance​(int width,
                                       int height,
                                       int hints)
        このイメージのスケーリング・バージョンを作成します。 デフォルトで指定されたwidthheightでイメージをレンダリングする、新しいImageオブジェクトが返されます。 新しいImageオブジェクトは、元のソース・イメージがすでに完全にロード済みであっても非同期にロードされます。

        widthheightのどちらかが負の数値の場合、元のイメージ寸法の縦横比を維持するような値で代用されます。 widthheightのどちらも負の数値の場合、元のイメージ寸法が使用されます。

        パラメータ:
        width - イメージのスケーリング後の幅。
        height - イメージのスケーリング後の高さ。
        hints - イメージの再抽出のために使うアルゴリズムの種類を示すフラグ。
        戻り値:
        イメージのスケーリング・バージョン
        例外:
        IllegalArgumentException - widthまたはheightがゼロの場合。
        導入されたバージョン:
        1.1
        関連項目:
        SCALE_DEFAULT, SCALE_FAST, SCALE_SMOOTH, SCALE_REPLICATE, SCALE_AREA_AVERAGING
      • flush

        public void flush​()
        Imageオブジェクトに使用されている再構築可能なすべてのリソースを解放します。 これはレンダリングのために画面にキャッシュされているすべてのピクセル・データと、このイメージのピクセルおよびデータを格納する再作成可能なすべてのシステム・リソースを含みます。 イメージは最初に作成された状態に近い状態にリセットされるため、ふたたびレンダリングされる場合、イメージ・データを作成し直すか、ソースから再度フェッチしなければいけません。

        このメソッドがImageオブジェクトの特定タイプにどのように影響するかを次の例に示します。

        • BufferedImageオブジェクトは、自身のピクセルを格納するプライマリRasterを変更しませんが、ピクセルに関するキャッシュされたすべての情報(高速Blit用に表示ハードウェアへアップ・ロードされたコピーなど)をフラッシュします。
        • 幅と高さを使用してComponentのメソッドによって作成されるImageオブジェクトは、ピクセルのプライマリ・バッファを変更しませんが、BufferedImageオブジェクトの場合と同様に、キャッシュされたすべての情報を解放します。
        • VolatileImageオブジェクトは、自身のピクセル・リソースをすべて解放します。これには、通常はリソースが乏しい表示ハードウェアに格納されるプライマリ・コピーを含みます。 これらのオブジェクトは、後でそれぞれのvalidateメソッドを使用して復元できます。
        • ToolkitクラスやComponentクラスによって作成されたImageオブジェクト(ファイルやURLからロードされたか、ImageProducerによって生成されたもの)はアンロードされ、すべてのローカル・リソースが解放されます。 これらのオブジェクトは、最初に作成されたときと同様に、描画時に必要に応じてあとから元のソースから再ロードできます。
      • getCapabilities

        public ImageCapabilities getCapabilities​(GraphicsConfiguration gc)
        指定されたGraphicsConfigurationのこのイメージの機能を照会できるImageCapabilitiesオブジェクトを返します。 プログラマが、生成した特定のイメージ・オブジェクトの、より詳細な実行時の情報を取得できるようになります。 たとえばユーザーがBufferedImageを生成する時に、そのサイズのイメージを生成するための空き領域がビデオ・メモリーに残っていない場合、オブジェクトは一般に高速化可能ですが、このGraphicsConfigurationではその機能がありません。
        パラメータ:
        gc - GraphicsConfigurationオブジェクト。 このパラメータの値がnullの場合、デフォルトのGraphicsConfigurationのイメージ機能が取得される。
        戻り値:
        指定されたGraphicsConfigurationのこのImageの機能を格納するImageCapabilitiesオブジェクト。
        導入されたバージョン:
        1.5
        関連項目:
        VolatileImage.getCapabilities()
      • setAccelerationPriority

        public void setAccelerationPriority​(float priority)
        このイメージの高速化の重要性に関するヒントを設定します。 この優先順位のヒントは、ビデオ・メモリーなどの高速化が難しいリソースの使用方法を判断する場合に、ほかのイメージ・オブジェクトの優先順位と比較するために使用します。 このイメージの高速化が可能な場合、その高速化を実現するために使用可能なリソースが不足しているが、優先順位の低いほかのイメージの高速化を解除することによって、十分なリソースが解放できる場合、このイメージを優先して、そのほかのイメージの高速化を解除できます。 同じ優先順位のイメージの場合、先着順でリソースを使用します。
        パラメータ:
        priority - 0から1までの値。値が大きいほど、高速化の重要度が高いことを示す。 値0は、このイメージを高速化する必要がないことを示す。 0以外の値は、ほかのイメージに対する高速化の優先順位を判断するためにだけ使用される。
        例外:
        IllegalArgumentException - priorityが0より小さいか、1より大きい場合。
        導入されたバージョン:
        1.5
      • getAccelerationPriority

        public float getAccelerationPriority​()
        高速化の優先順位のヒントの現在の値を返します。
        戻り値:
        0から1までの値、現在の優先順位値を示す
        導入されたバージョン:
        1.5
        関連項目:
        setAccelerationPriority