java.lang.Object
- javafx.scene.layout.Border

```
public final class Border
extends Object
```
Regionのボーダー。ボーダーは、リージョンのボーダーのレンダリングに必要な一連のデータ全体をカプセル化する不変のオブジェクトです。このクラスは不変のため、複数の異なるリージョンで同じボーダーを自由に再使用できます。リージョンのボーダーをスタイリングするCSSルールの詳細については、「JavaFX CSSリファレンス・ガイド」を参照してください。
すべてのボーダーはstrokesまたはimages、あるいはその両方で構成されます。どちらのリストもnullにはなりませんが、一方または両方を空にできます。レンダリング時に、イメージが指定されていないまたはイメージのロードに失敗した場合は、すべてのストロークが順番にレンダリングされます。イメージが指定され、ロードに成功した場合は、ストロークは描画されませんが、ボーダーのinsetsおよびoutsetsには影響します。
ボーダーのoutsetsは、すべてのボーダーの描画および配置に対応するために必要なリージョンの描画領域の拡大を定義します。これらのアウトセットは、このボーダーに指定されているBorderStrokeとBorderImageの両方で定義されます。アウトセットは厳密に負でない数値となります。
getInsets()は、すべてのボーダーの最も内側の端の定義に使用されます。また、常に厳密に負でない数値となります。リージョンは、Backgroundおよびボーダーの枠、およびRegion's paddingを使用して、リージョンのinsetsを決定し、リージョンの子のコンテンツ領域を定義します。ボーダーのアウトセット、背景のアウトセット、およびリージョンの幅と高さによって、リージョンの幾何学的境界が定義されます(layoutBounds、boundsInLocalおよびboundsInParentに順に影響します)。
ボーダーは、イメージを持つリージョンをスキップする場合に最もよく使用され、多くの場合、9パッチ・スケーリング手法とともに使用されます。そのような場合、ストロークされるボーダーを指定することもできますが、これは、なんらかの理由でイメージのロードに失敗した場合にのみ使用されます。

導入されたバージョン:

JavaFX 8.0

フィールドのサマリー

フィールド
修飾子と型フィールド説明

static Border EMPTY
空のボーダーで、nullのかわりに使用するのに役立ちます。

コンストラクタのサマリー

コンストラクタ
コンストラクタ	説明
`Border(List<BorderStroke> strokes, List<BorderImage> images)`	BorderStrokesおよびBorderImagesのリストを指定して、新しいBorderを作成します。
`Border(BorderImage... images)`	BorderImagesの配列を指定して、新しいBorderを作成します。
`Border(BorderStroke... strokes)`	BorderStrokesの配列を指定して、新しいBorderを作成します。
`Border(BorderStroke[] strokes, BorderImage[] images)`	BorderStrokesとBorderImagesの配列を指定して、新しいBorderを作成します。

メソッドのサマリー

すべてのメソッド静的メソッドインスタンス・メソッド具象メソッド
修飾子と型	メソッド	説明
`boolean`	`equals(Object o)`	このオブジェクトと他のオブジェクトが等しいかどうかを示します。
`static List<CssMetaData<? extends Styleable,?>>`	`getClassCssMetaData()`
`List<BorderImage>`	`getImages()`	このボーダーのストロークのかわりに使用するイメージをともに定義するBorderImageのリスト。
`Insets`	`getInsets()`	枠は、リージョンの端から枠線の最も内側の端までの距離を定義します(その距離が負でない場合)。
`Insets`	`getOutsets()`	枠線のアウトセットは、描画される枠線の最も外側の端を定義します。
`List<BorderStroke>`	`getStrokes()`	このボーダーのストロークされる部分をともに定義するBorderStrokeのリスト。
`int`	`hashCode()`	オブジェクトのハッシュ・コード値を返します。
`boolean`	`isEmpty()`	ボーダーが空かどうかを取得します。

クラス java.lang.Objectから継承されたメソッド
clone、finalize、getClass、notify、notifyAll、toString、wait、wait、wait

- フィールドの詳細
  - EMPTY
```
public static final Border EMPTY
```
    空のボーダーで、nullのかわりに使用するのに役立ちます。
- コンストラクタの詳細
  - Border
```
public Border(BorderStroke... strokes)
```
    BorderStrokesの配列を指定して、新しいBorderを作成します。この配列はnullか、null値が含まれている可能性があります。 null値はすべて無視され、strokesまたはoutsetsまたはinsetsには影響しません。
    
    パラメータ:
    
    strokes - ストローク。これはnullか、nullが含まれている可能性があります。含まれているnullはすべてフィルタで除外され、ストロークの最終的なリストには含められません。 nullの配列は空のリストになります。ストロークおよびイメージの両方が指定され、指定されたイメージのいずれかのロードに成功した場合は、ストロークは表示されません。このように、イメージのロードに失敗した場合は、フォールバックとしてストロークを定義できます。
  - Border
```
public Border(BorderImage... images)
```
    BorderImagesの配列を指定して、新しいBorderを作成します。この配列はnullか、null値が含まれている可能性があります。 null値はすべて無視され、imagesまたはoutsetsまたはinsetsには影響しません。
    
    パラメータ:
    
    images - イメージ。これはnullか、nullが含まれている可能性があります。含まれているnullはすべてフィルタで除外され、イメージの最終的なリストには含められません。 nullの配列は空のリストになります。
  - Border
```
public Border(List<BorderStroke> strokes,
              List<BorderImage> images)
```
    BorderStrokesおよびBorderImagesのリストを指定して、新しいBorderを作成します。これらのリストはnullか、null値が含まれている可能性があります。 null値はすべて無視され、strokesまたはimages、outsetsまたはinsetsには影響しません。
    
    パラメータ:
    
    strokes - ストローク。これはnullか、nullが含まれている可能性があります。含まれているnullはすべてフィルタで除外され、ストロークの最終的なリストには含められません。 nullの配列は空のリストになります。ストロークおよびイメージの両方が指定され、指定されたイメージのいずれかのロードに成功した場合は、ストロークは表示されません。このように、イメージのロードに失敗した場合は、フォールバックとしてストロークを定義できます。
    
    images - イメージ。これはnullか、nullが含まれている可能性があります。含まれているnullはすべてフィルタで除外され、イメージの最終的なリストには含められません。 nullの配列は空のリストになります。
  - Border
```
public Border(BorderStroke[] strokes,
              BorderImage[] images)
```
    BorderStrokesとBorderImagesの配列を指定して、新しいBorderを作成します。これらの配列はnullか、null値が含まれている可能性があります。 null値はすべて無視され、strokesまたはimages、outsetsまたはinsetsには影響しません。
    
    パラメータ:
    
    strokes - ストローク。これはnullか、nullが含まれている可能性があります。含まれているnullはすべてフィルタで除外され、ストロークの最終的なリストには含められません。 nullの配列は空のリストになります。ストロークおよびイメージの両方が指定され、指定されたイメージのいずれかのロードに成功した場合は、ストロークは表示されません。このように、イメージのロードに失敗した場合は、フォールバックとしてストロークを定義できます。
    
    images - イメージ。これはnullか、nullが含まれている可能性があります。含まれているnullはすべてフィルタで除外され、イメージの最終的なリストには含められません。 nullの配列は空のリストになります。
- メソッドの詳細
  - getClassCssMetaData
```
public static List<CssMetaData<? extends Styleable,?>> getClassCssMetaData()
```
    戻り値:
    
    このクラスに関連付けられたCssMetaData。スーパークラスのCssMetaDataを含むことがあります。
  - getStrokes
```
public final List<BorderStroke> getStrokes()
```
    このボーダーのストロークされる部分をともに定義するBorderStrokeのリスト。このリストは変更不可能で、不変です。 nullにはなりません。 null要素は含まれません。
    
    戻り値:
    
    このBorderのストローク部分を一緒に定義するBorderStrokesのリスト
  - getImages
```
public final List<BorderImage> getImages()
```
    このボーダーのストロークのかわりに使用するイメージをともに定義するBorderImageのリスト。このリストが指定され、リスト内の1つ以上のイメージのロードに成功した場合は、指定されたstrokesは描画されません。このリストがnull、またはイメージのロードに失敗した場合は、指定されたstrokesが描画されます。
    このリストは変更不可能で、不変です。 nullにはなりません。 null要素は含まれません。
    
    戻り値:
    
    このBorderのストロークの代わりに使用するイメージを定義するBorderImagesのリスト
  - getOutsets
```
public final Insets getOutsets()
```
    枠線のアウトセットは、描画される枠線の最も外側の端を定義します。これらのアウトセットの値は厳密に負でない数値となります。
    
    戻り値:
    
    境界のアウト・セットは、描画されるボーダーの最も外側のエッジを定義
  - getInsets
```
public final Insets getInsets()
```
    枠は、リージョンの端から枠線の最も内側の端までの距離を定義します(その距離が負でない場合)。これらのアウトセットの値は厳密に負でない数値となります。
    
    戻り値:
    
    インセットは、リージョンの端からボーダーの最も内側の端までの距離を定義
  - isEmpty
```
public final boolean isEmpty()
```
    ボーダーが空かどうかを取得します。ストロークまたはイメージがない場合は空になります。
    
    戻り値:
    
    ボーダーが空の場合はtrue、そうでない場合はfalse。
  - equals
```
public boolean equals(Object o)
```
    このオブジェクトと他のオブジェクトが等しいかどうかを示します。
    equalsメソッドは、null以外のオブジェクト参照での同値関係を実装します。
    
    反射性(reflexive): null以外の参照値xについて、x.equals(x)はtrueを返します。
    対称性(symmetric): null以外の参照値xおよびyについて、y.equals(x)がtrueを返す場合に限り、x.equals(y)はtrueを返します。
    推移性(transitive): null以外の参照値x、y、およびzについて、x.equals(y)がtrueを返し、y.equals(z)がtrueを返す場合、x.equals(z)はtrueを返します。
    一貫性(consistent): null以外の参照値xおよびyについて、x.equals(y)の複数の呼出しは、このオブジェクトに対するequalsによる比較で使われた情報が変更されていなければ、一貫してtrueを返すか、一貫してfalseを返します。
    null以外の参照値xについて、x.equals(null)はfalseを返します。
    
    Objectクラスのequalsメソッドは、もっとも比較しやすいオブジェクトの同値関係を実装します。つまり、null以外の参照値xとyについて、このメソッドはxとyが同じオブジェクトを参照する(x == yがtrue)場合にだけtrueを返します。
    通常、このメソッドをオーバーライドする場合は、hashCodeメソッドを常にオーバーライドして、等価なオブジェクトは等価なハッシュ・コードを保持する必要があるというhashCodeメソッドの汎用規約に従う必要があることに留意してください。
    オーバーライド:
    
    equals 、クラス: Object
    
    パラメータ:
    
    o - 比較対象の参照オブジェクト。
    
    戻り値:
    
    このオブジェクトがobj引数と同じである場合はtrue、それ以外の場合はfalse。
    
    関連項目:
    
    Object.hashCode()、HashMap
  - hashCode
```
public int hashCode()
```
    オブジェクトのハッシュ・コード値を返します。このメソッドは、HashMapによって提供されるハッシュ表などの、ハッシュ表の利点のためにサポートされています。
    hashCodeの一般的な規則は次のとおりです。
    
    Javaアプリケーションの実行中に同じオブジェクトに対して複数回呼び出された場合は常に、このオブジェクトに対するequalsの比較で使用される情報が変更されていなければ、hashCodeメソッドは常に同じ整数を返す必要があります。ただし、この整数は同じアプリケーションの実行ごとに同じである必要はありません。
    equals(Object)メソッドに従って2つのオブジェクトが等しい場合は、2つの各オブジェクトに対するhashCodeメソッドの呼出しによって同じ整数の結果が生成される必要があります。
    Object.equals(java.lang.Object)メソッドに従って2つのオブジェクトが等しくない場合は、2つの各オブジェクトに対するhashCodeメソッドの呼出しによって異なる整数の結果が生成される必要はありません。ただし、プログラマは、等しくないオブジェクトに対して異なる整数の結果を生成すると、ハッシュ表のパフォーマンスが向上する可能性があることに注意するようにしてください。
    
    クラスObjectによって定義されたhashCodeメソッドは、可能なかぎり、異なるオブジェクトに対して異なる整数を返します。 (hashCodeは、ある時点におけるオブジェクト・メモリー・アドレスの関数として実装されても実装されなくてもよい。)
    オーバーライド:
    
    hashCode 、クラス: Object
    
    戻り値:
    
    このオブジェクトのハッシュ・コード値。
    
    関連項目:
    
    Object.equals(java.lang.Object), System.identityHashCode(java.lang.Object)

クラスBorder

フィールドのサマリー

コンストラクタのサマリー

メソッドのサマリー

クラス java.lang.Objectから継承されたメソッド

フィールドの詳細

EMPTY

コンストラクタの詳細

Border

Border

Border

Border

メソッドの詳細

getClassCssMetaData

getStrokes

getImages

getOutsets

getInsets

isEmpty

equals

hashCode