モジュール javafx.media
パッケージ javafx.scene.media

クラスMediaPlayer



  • public final class MediaPlayer
    extends Object
    MediaPlayerクラスは、メディアの再生のコントロールを提供します。 MediaおよびMediaViewクラスとの組合せで使用し、メディアの再生を表示および制御します。 MediaPlayerにはビジュアル要素が一切含まれないため、MediaViewクラスとともに使用して、存在するすべてのビデオ・トラックを表示する必要があります。

    MediaPlayerは、pause()play()stop()およびseek()の各コントロールに加え、すべてのタイプのメディアに適用されるrateおよびautoPlayプロパティも提供します。 また、オーディオ再生の特性を制御する、balancemuteおよびvolumeの各プロパティも提供します。 オーディオ品質に対するより詳細な制御は、プレイヤに関連付けられたAudioEqualizerで実現されます。 オーディオ再生の周波数記述子は、AudioSpectrumListenerを登録することによって監視できます。 再生位置、速度およびバッファリングに関する情報は、それぞれcurrentTimecurrentRateおよびbufferProgressTimeの各プロパティから取得できます。 メディア・マーカー通知は、onMarkerプロパティとして登録されたイベント・ハンドラにより受信されます。

    期間が有限であるメディアの場合、再生の位置は0.0からそのメディアの期間までの任意の時点までに設定できます。 MediaPlayerでは、startTimeおよびstopTimeプロパティを追加することによってこの定義を詳細化し、実質的に、[startTime,stopTime]に時間位置が制約された仮想メディア・ソースを定義します。 メディアの再生は、startTimeで開始し、stopTimeまで続行します。 これらの2つのエンドポイントによって定義された間隔はサイクルと呼ばれ、その期間は開始時間と停止時間の差となります。 このサイクルは、特定の回数または無限に繰り返すように設定できます。 メディア再生の合計期間は、サイクルの期間とサイクルが再生される回数によって決まります。 サイクルが停止時間に到達してサイクルが再び再生されると、onRepeatプロパティに対して登録されたイベント・ハンドラが起動します。 サイクルが停止時間に到達してサイクルが繰り返されない場合、onEndOfMediaプロパティに対して登録されたイベント・ハンドラが起動します。 現在再生されているサイクルのゼロ相対インデックスがcurrentCountにより維持されます。

    MediaPlayerの操作は本質的に非同期です。 プレイヤは、そのステータスがMediaPlayer.Status.READYに遷移する(実質上、通常はメディアのプリロールが完了したときに発生)までは、コマンドに即時に応答する準備が整っていません。 ただし、プレイヤのステータスがREADYになる前にプレイヤに対して行われた一部のリクエストは、このステータスに入ったときに有効になります。 これらには、READY遷移の前の、play()の起動(途中でpause()stop()が起動されなかった場合)、autoPlaybalancemuteratestartTime, stopTimevolumeのいずれかのプロパティの設定などがあります。

    アプリケーションによってプレイヤのステータス変更が認識されるように、statusプロパティをモニターでき、また、特定のステータスに入ったときにアクションを実行する必要がある場合は、コールバック関数をonReadyなどのプロパティを介して登録できます。 また、errorおよびonErrorプロパティを使用して、それぞれ、エラーの発生をモニターし、それに対応してアクションが実行されるようにできます。

    複数のMediaViewの間で同じMediaPlayerオブジェクトを共有できます。 このことは、プレイヤ自体には影響しません。 特に、ビューのプロパティ設定は、メディアの再生に一切影響しません。

    導入されたバージョン:
    JavaFX 2.0
    関連項目:
    MediaMediaView
    • プロパティの詳細

      • autoPlay

        public BooleanProperty autoPlayProperty
        できるだけすぐに再生を開始するかどうか。 新しいプレイヤの場合、これはプレイヤがREADY状態に達した時点で発生します。 デフォルト値はfalseです。
        関連項目:
        isAutoPlay()setAutoPlay(boolean)
      • rate

        public DoubleProperty rateProperty
        メディアを再生する速度。 たとえば、1.0の速度ではメディアは通常の(エンコードされた)再生速度で再生され、2.0では通常速度の2倍で再生されます。現在サポートされているレートの範囲は[0.0, 8.0]です。 デフォルト値は1.0です。
        関連項目:
        getRate()setRate(double)
      • currentRate

        public ReadOnlyDoubleProperty currentRateProperty
        設定を考慮しない再生の現在の比率。 たとえば、rateが1.0に設定され、プレイヤが一時停止または停止している場合、currentRateはゼロになります。
        関連項目:
        getCurrentRate()
      • volume

        public DoubleProperty volumeProperty
        メディアを再生するボリューム。 有効な値の範囲は[0.0 1.0]で、ここで0.0は無音、1.0はフル音量(デフォルト)です。
        関連項目:
        getVolume()setVolume(double)
      • balance

        public DoubleProperty balanceProperty
        音声出力のバランス(左右の設定)。 有効な値の範囲は[-1.0, 1.0]で、-1.0は左に振切り、0.0はセンター、1.0は右に振切りです。 デフォルト値は、0.0です。
        関連項目:
        getBalance()setBalance(double)
      • startTime

        public ObjectProperty<Duration> startTimeProperty
        メディアが再生を開始するか、または繰り返す場合に再開する時間オフセット。 再生が停止すると、現在の時間がこの値にリセットされます。 この値が正である場合、再生位置をメディア内の任意の時間に設定できない場合は、メディアの初回再生時に再生が開始される前の遅延が発生する可能性があります。 これは、たとえばビデオ・ストリーム内のイントラフレーム数のオフセットの参照表が含まれないビデオで発生します。 このような場合、開始時間に到達する直前のイントラフレームの位置までビデオ・フレームがスキップされる必要があります。 デフォルト値はDuration.ZEROです。

        制約: 0 ≤ startTime < stopTime

        関連項目:
        getStartTime()setStartTime(Duration)
      • totalDuration

        public ReadOnlyObjectProperty<Duration> totalDurationProperty
        終了するまで再生を許可された場合の再生時間の合計。 cycleCountINDEFINITEに設定されている場合、これもINDEFINITEとなります。 メディア期間がUNKNOWNである場合、これも同様にUNKNOWNとなります。 それ以外の場合、合計期間はcycleDurationとcycleCountにより決まります。
        関連項目:
        getTotalDuration()
      • bufferProgressTime

        public ReadOnlyObjectProperty<Duration> bufferProgressTimeProperty
        MediaPlayerを停止せずにメディアを再生できる量を示す現在のバッファの位置。 これは、ネットワーク接続から読み取る場合などのバッファされるストリームに適用され、ローカル・ファイルなどには適用されません。

        bufferProgressTimeを超える位置に移動すると、再生の再開が可能になる十分な量のデータがバッファされるまで再生がわずかに一時停止します。

        関連項目:
        getBufferProgressTime()
      • cycleCount

        public IntegerProperty cycleCountProperty
        メディアを再生する回数。 デフォルトではcycleCount1に設定され、これはメディアが1回のみ再生されることを意味します。 cycleCountを1より大きい値に設定すると、メディアは指定された回数または停止されるまで再生されます。 INDEFINITEに設定すると、再生はstop()またはpause()が呼び出されるまで繰り返されます。

        constraints: cycleCount ≥ 1

        関連項目:
        getCycleCount()setCycleCount(int)
      • currentCount

        public ReadOnlyIntegerProperty currentCountProperty
        完了した再生サイクルの数。 初回では、値は0となります。 2回目では値は1になり、以降も同様に続きます。 これは各サイクルの終了時のstartTimeに戻る直前、つまりstopTimeまたはメディアの終わりに達したときに増分されます。
        関連項目:
        getCurrentCount()
      • mute

        public BooleanProperty muteProperty
        プレイヤの音声をミュートするかどうか。 trueは、オーディオが再生されていないことを示します。 このプロパティの値はvolumeに影響せず、オーディオがミュートされた後ミュート解除され、volumeプロパティがその間に変更されなかった場合は、オーディオの再生は同じ音量レベルで再開されます。 デフォルト値はfalseです。
        関連項目:
        isMute()setMute(boolean)
      • onRepeat

        public ObjectProperty<Runnable> onRepeatProperty
        プレイヤのcurrentTimestopTimeに達し、繰り返す場合に起動されるイベント・ハンドラ。 startTimeの位置に戻る前に、コールバックが実行されます。
        関連項目:
        getOnRepeat()setOnRepeat(Runnable)
      • audioSpectrumNumBands

        public IntegerProperty audioSpectrumNumBandsProperty
        オーディオ・スペクトルのバンド数。 デフォルト値は128、最小値は2です。 オーディオ信号の周波数範囲は、指定された数の周波数ビンに分割されます。 たとえば、一般的なデジタル音楽信号の周波数範囲は[0.0, 22050] Hzです。 この場合のスペクトル・バンドの数が10に設定されている場合、このスペクトルの各周波数ビンの幅は2205 Hzとなり、最も低い周波数ビンの下限は0.0に等しくなります。
        関連項目:
        getAudioSpectrumNumBands()setAudioSpectrumNumBands(int)
      • audioSpectrumThreshold

        public IntegerProperty audioSpectrumThresholdProperty
        デシベル単位の感度しきい値は、正の整数以外にする必要があります。 指定されたスペクトル・バンド内のピーク周波数について、このしきい値より小さい値は、しきい値の値に設定されます。 デフォルト値は-60 dBです。
        関連項目:
        getAudioSpectrumThreshold()setAudioSpectrumThreshold(int)
      • audioSpectrumListener

        public ObjectProperty<AudioSpectrumListener> audioSpectrumListenerProperty
        オーディオ・スペクトル更新のリスナー。 リスナーが登録されるとオーディオ・スペクトルの計算が有効化され、リスナーが削除されると計算が無効化されます。 単一のリスナーのみを登録でき、複数のオブザーバが必要となる場合は、イベントを転送する必要があります。

        たとえば、再生中のオーディオの周波数スペクトルをプロットしたり、ミュージック・ビジュアライザの波形を生成する場合に、AudioSpectrumListenerが役立つ場合があります。

        関連項目:
        getAudioSpectrumListener()setAudioSpectrumListener(AudioSpectrumListener)
    • フィールドの詳細

      • INDEFINITE

        public static final int INDEFINITE
        実質的には無限回の再生サイクルを表す値。 cycleCountがこの値に設定されている場合、プレイヤは停止または一時停止されるまでMediaの再生を繰り返します。
        関連項目:
        定数フィールド値
    • コンストラクタの詳細

      • MediaPlayer

        public MediaPlayer​(Media media)
        特定のメディアのプレイヤを作成します。 これは、MediaオブジェクトをMediaPlayerと関連付ける唯一の方法です。プレイヤが作成されると、これを変更することはできません。 コンストラクタ内で同期的に発生するエラーにより、例外がスローされます。 非同期で発生するエラーによりerrorプロパティが設定され、その結果任意のonErrorコールバックが起動されます。

        作成されると、プレイヤのstatusMediaPlayer.Status.UNKNOWNになります。 statusMediaPlayer.Status.READYに遷移すると、プレイヤは使用可能な状態になります。 プレイヤの作成からREADYステータスに入るまでの時間は、メディアがネットワーク接続を介して読み取られるかローカル・ファイル・システムから読み取られるかなどのことによって異なります。

        パラメータ:
        media - 再生するメディア。
        例外:
        NullPointerException - メディアがnullである場合。
        MediaException - コンストラクタ内でなんらかの同期エラーが発生した場合。
    • メソッドの詳細

      • getAudioEqualizer

        public final AudioEqualizer getAudioEqualizer​()
        このプレイヤに関連付けられているAudioEqualizerを取得します。
        戻り値:
        AudioEqualizerまたはnull (プレイヤが破棄された場合)
      • getError

        public final MediaException getError​()
        errorプロパティの値またはエラーがない場合はnullを取得します。
        戻り値:
        MediaExceptionまたはnull
      • setOnError

        public final void setOnError​(Runnable value)
        エラーが発生した場合に呼び出されるイベント・ハンドラを設定します。
        パラメータ:
        value - イベント・ハンドラまたはnull
      • getOnError

        public final Runnable getOnError​()
        エラーのイベント・ハンドラを取得します。
        戻り値:
        イベント・ハンドラ。
      • getMedia

        public final Media getMedia​()
        再生されているMediaインスタンスを取得します。
        戻り値:
        Mediaオブジェクト。
      • setAutoPlay

        public final void setAutoPlay​(boolean value)
        autoPlayプロパティ値を設定します。
        パラメータ:
        value - 自動再生を有効にするかどうか
      • isAutoPlay

        public final boolean isAutoPlay​()
        autoPlayプロパティ値を取得します。
        戻り値:
        値。
      • autoPlayProperty

        public BooleanProperty autoPlayProperty​()
        できるだけすぐに再生を開始するかどうか。 新しいプレイヤの場合、これはプレイヤがREADY状態に達した時点で発生します。 デフォルト値はfalseです。
        関連項目:
        isAutoPlay()setAutoPlay(boolean)
      • play

        public void play​()
        メディアの再生を開始します。 以前に一時停止されている場合、再生は一時停止位置から再開します。 再生が停止されている場合、startTimeから開始します。 再生が実際に開始されると、statusMediaPlayer.Status.PLAYINGに設定されます。
      • pause

        public void pause​()
        プレイヤを一時停止します。 プレイヤが実際に一時停止されると、statusMediaPlayer.Status.PAUSEDに設定されます。
      • setRate

        public final void setRate​(double value)
        再生速度を指定された値に設定します。 この効果は、[0.0, 8.0]の範囲に固定されます。 このメソッドの起動は、メディアの期間がDuration.INDEFINITEである場合には効果がありません。
        パラメータ:
        value - 再生速度
      • getRate

        public final double getRate​()
        再生速度を取得します。
        戻り値:
        再生速度
      • rateProperty

        public DoubleProperty rateProperty​()
        メディアを再生する速度。 たとえば、1.0の速度ではメディアは通常の(エンコードされた)再生速度で再生され、2.0では通常速度の2倍で再生されます。現在サポートされているレートの範囲は[0.0, 8.0]です。 デフォルト値は1.0です。
        関連項目:
        getRate()setRate(double)
      • getCurrentRate

        public final double getCurrentRate​()
        現在の再生速度を取得します。
        戻り値:
        現在の速度
      • currentRateProperty

        public ReadOnlyDoubleProperty currentRateProperty​()
        設定を考慮しない再生の現在の比率。 たとえば、rateが1.0に設定され、プレイヤが一時停止または停止している場合、currentRateはゼロになります。
        関連項目:
        getCurrentRate()
      • setVolume

        public final void setVolume​(double value)
        オーディオ再生音量を設定します。 この効果は、[0.0, 1.0]の範囲に固定されます。
        パラメータ:
        value - 音量
      • getVolume

        public final double getVolume​()
        オーディオ再生音量を取得します。 デフォルト値は1.0です。
        戻り値:
        オーディオ音量
      • volumeProperty

        public DoubleProperty volumeProperty​()
        メディアを再生するボリューム。 有効な値の範囲は[0.0 1.0]で、ここで0.0は無音、1.0はフル音量(デフォルト)です。
        関連項目:
        getVolume()setVolume(double)
      • setBalance

        public final void setBalance​(double value)
        オーディオ・バランスを設定します。 この効果は、[-1.0, 1.0].の範囲に固定されます。
        パラメータ:
        value - バランス
      • getBalance

        public final double getBalance​()
        オーディオ・バランスを取得します。
        戻り値:
        オーディオ・バランス
      • balanceProperty

        public DoubleProperty balanceProperty​()
        音声出力のバランス(左右の設定)。 有効な値の範囲は[-1.0, 1.0]で、-1.0は左に振切り、0.0はセンター、1.0は右に振切りです。 デフォルト値は、0.0です。
        関連項目:
        getBalance()setBalance(double)
      • setStartTime

        public final void setStartTime​(Duration value)
        開始時間を設定します。 この効果は、[Duration.ZEROstopTime)の範囲に固定されます。 このメソッドの起動は、メディアの期間がDuration.INDEFINITEである場合には効果がありません。
        パラメータ:
        value - 開始時間
      • getStartTime

        public final Duration getStartTime​()
        開始時間を取得します。 デフォルト値はDuration.ZEROです。
        戻り値:
        開始時間
      • startTimeProperty

        public ObjectProperty<Duration> startTimeProperty​()
        メディアが再生を開始するか、または繰り返す場合に再開する時間オフセット。 再生が停止すると、現在の時間がこの値にリセットされます。 この値が正である場合、再生位置をメディア内の任意の時間に設定できない場合は、メディアの初回再生時に再生が開始される前の遅延が発生する可能性があります。 これは、たとえばビデオ・ストリーム内のイントラフレーム数のオフセットの参照表が含まれないビデオで発生します。 このような場合、開始時間に到達する直前のイントラフレームの位置までビデオ・フレームがスキップされる必要があります。 デフォルト値はDuration.ZEROです。

        制約: 0 ≤ startTime < stopTime

        関連項目:
        getStartTime()setStartTime(Duration)
      • setStopTime

        public final void setStopTime​(Duration value)
        停止時間を設定します。 この効果は、(startTimeMedia.duration]の範囲に固定されます。 このメソッドの起動は、メディアの期間がDuration.INDEFINITEである場合には効果がありません。
        パラメータ:
        value - 停止時間
      • getStopTime

        public final Duration getStopTime​()
        停止時間を取得します。 デフォルト値はgetMedia().getDuration()です。 メディアの初期化が未完了である場合、Media.durationの値がDuration.UNKNOWNになる可能性があります。
        戻り値:
        停止時間
      • getCycleDuration

        public final Duration getCycleDuration​()
        サイクル期間を秒単位で取得します。
        戻り値:
        サイクル期間
      • getTotalDuration

        public final Duration getTotalDuration​()
        すべてのサイクル(繰返し)を含む合計再生継続時間を取得します。
        戻り値:
        合計再生期間
      • totalDurationProperty

        public ReadOnlyObjectProperty<Duration> totalDurationProperty​()
        終了するまで再生を許可された場合の再生時間の合計。 cycleCountINDEFINITEに設定されている場合、これもINDEFINITEとなります。 メディア期間がUNKNOWNである場合、これも同様にUNKNOWNとなります。 それ以外の場合、合計期間はcycleDurationとcycleCountにより決まります。
        関連項目:
        getTotalDuration()
      • getCurrentTime

        public final Duration getCurrentTime​()
        現在のメディア時間を取得します。
        戻り値:
        現在のメディア時間
      • seek

        public void seek​(Duration seekTime)
        新しい再生時間についてプレーヤを検索します。 このメソッドの起動は、プレイヤのステータスがMediaPlayer.Status.STOPPEDである場合、またはメディア期間がDuration.INDEFINITEである場合には効果がありません。

        seek()の動作は次のように制約されます。開始時間および停止時間はそれぞれメディア再生の有効な下限および上限を示しています。

        MediaPlayerシーク表
        seekTime移動先の位置
        null変更なし
        Duration.UNKNOWN変更なし
        Duration.INDEFINITE停止時間
        seekTime < 開始時間開始時間
        seekTime > 停止時間停止時間
        開始時間 ≤ seekTime ≤ 停止時間seekTime
        パラメータ:
        seekTime - リクエストされた再生時間
      • getStatus

        public final MediaPlayer.Status getStatus​()
        プレイヤの現在のステータスを取得します。
        戻り値:
        再生ステータス
      • getBufferProgressTime

        public final Duration getBufferProgressTime​()
        bufferProgressTime値を取得します。
        戻り値:
        バッファ進行時間
      • bufferProgressTimeProperty

        public ReadOnlyObjectProperty<Duration> bufferProgressTimeProperty​()
        MediaPlayerを停止せずにメディアを再生できる量を示す現在のバッファの位置。 これは、ネットワーク接続から読み取る場合などのバッファされるストリームに適用され、ローカル・ファイルなどには適用されません。

        bufferProgressTimeを超える位置に移動すると、再生の再開が可能になる十分な量のデータがバッファされるまで再生がわずかに一時停止します。

        関連項目:
        getBufferProgressTime()
      • setCycleCount

        public final void setCycleCount​(int value)
        サイクル・カウントを設定します。 この効果は、[1,Integer.MAX_VALUE]に制約されます。 このメソッドの起動は、メディアの期間がDuration.INDEFINITEである場合には効果がありません。
        パラメータ:
        value - サイクル・カウント
      • getCycleCount

        public final int getCycleCount​()
        サイクル・カウントを取得します。
        戻り値:
        サイクル・カウント。
      • cycleCountProperty

        public IntegerProperty cycleCountProperty​()
        メディアを再生する回数。 デフォルトではcycleCount1に設定され、これはメディアが1回のみ再生されることを意味します。 cycleCountを1より大きい値に設定すると、メディアは指定された回数または停止されるまで再生されます。 INDEFINITEに設定すると、再生はstop()またはpause()が呼び出されるまで繰り返されます。

        constraints: cycleCount ≥ 1

        関連項目:
        getCycleCount()setCycleCount(int)
      • getCurrentCount

        public final int getCurrentCount​()
        現在のサイクルのインデックスを取得します。
        戻り値:
        現在のサイクル・インデックス
      • currentCountProperty

        public ReadOnlyIntegerProperty currentCountProperty​()
        完了した再生サイクルの数。 初回では、値は0となります。 2回目では値は1になり、以降も同様に続きます。 これは各サイクルの終了時のstartTimeに戻る直前、つまりstopTimeまたはメディアの終わりに達したときに増分されます。
        関連項目:
        getCurrentCount()
      • setMute

        public final void setMute​(boolean value)
        muteProperty()の値を設定します。
        パラメータ:
        value - muteの設定
      • isMute

        public final boolean isMute​()
        muteProperty()値を取得します。
        戻り値:
        ミュートの設定
      • muteProperty

        public BooleanProperty muteProperty​()
        プレイヤの音声をミュートするかどうか。 trueは、オーディオが再生されていないことを示します。 このプロパティの値はvolumeに影響せず、オーディオがミュートされた後ミュート解除され、volumeプロパティがその間に変更されなかった場合は、オーディオの再生は同じ音量レベルで再開されます。 デフォルト値はfalseです。
        関連項目:
        isMute()setMute(boolean)
      • setOnMarker

        public final void setOnMarker​(EventHandler<MediaMarkerEvent> onMarker)
        マーカー・イベント・ハンドラを設定します。
        パラメータ:
        onMarker - マーカー・イベント・ハンドラ
      • getOnMarker

        public final EventHandler<MediaMarkerEvent> getOnMarker​()
        マーカー・イベント・ハンドラを取得します。
        戻り値:
        マーカー・イベント・ハンドラ。
      • setOnEndOfMedia

        public final void setOnEndOfMedia​(Runnable value)
        メディア終了のイベント・ハンドラを設定します。
        パラメータ:
        value - イベント・ハンドラまたはnull
      • getOnEndOfMedia

        public final Runnable getOnEndOfMedia​()
        メディア終了のイベント・ハンドラを取得します。
        戻り値:
        イベント・ハンドラまたはnull
      • setOnReady

        public final void setOnReady​(Runnable value)
        MediaPlayer.Status.READYイベント・ハンドラを設定します。
        パラメータ:
        value - イベント・ハンドラまたはnull
      • getOnReady

        public final Runnable getOnReady​()
        MediaPlayer.Status.READYイベント・ハンドラを取得します。
        戻り値:
        イベント・ハンドラまたはnull
      • setOnPlaying

        public final void setOnPlaying​(Runnable value)
        MediaPlayer.Status.PLAYINGイベント・ハンドラを設定します。
        パラメータ:
        value - イベント・ハンドラまたはnull
      • getOnPlaying

        public final Runnable getOnPlaying​()
        MediaPlayer.Status.PLAYINGイベント・ハンドラを取得します。
        戻り値:
        イベント・ハンドラまたはnull
      • setOnPaused

        public final void setOnPaused​(Runnable value)
        MediaPlayer.Status.PAUSEDイベント・ハンドラを設定します。
        パラメータ:
        value - イベント・ハンドラまたはnull
      • getOnPaused

        public final Runnable getOnPaused​()
        MediaPlayer.Status.PAUSEDイベント・ハンドラを取得します。
        戻り値:
        イベント・ハンドラまたはnull
      • setOnStopped

        public final void setOnStopped​(Runnable value)
        MediaPlayer.Status.STOPPEDイベント・ハンドラを設定します。
        パラメータ:
        value - イベント・ハンドラまたはnull
      • getOnStopped

        public final Runnable getOnStopped​()
        MediaPlayer.Status.STOPPEDイベント・ハンドラを取得します。
        戻り値:
        イベント・ハンドラまたはnull
      • setOnHalted

        public final void setOnHalted​(Runnable value)
        MediaPlayer.Status.HALTEDイベント・ハンドラを設定します。
        パラメータ:
        value - イベント・ハンドラまたはnull
      • getOnHalted

        public final Runnable getOnHalted​()
        MediaPlayer.Status.HALTEDイベント・ハンドラを取得します。
        戻り値:
        イベント・ハンドラまたはnull
      • setOnRepeat

        public final void setOnRepeat​(Runnable value)
        繰返しイベント・ハンドラを設定します。
        パラメータ:
        value - イベント・ハンドラまたはnull
      • getOnRepeat

        public final Runnable getOnRepeat​()
        繰返しイベント・ハンドラを取得します。
        戻り値:
        イベント・ハンドラまたはnull
      • onRepeatProperty

        public ObjectProperty<Runnable> onRepeatProperty​()
        プレイヤのcurrentTimestopTimeに達し、繰り返す場合に起動されるイベント・ハンドラ。 startTimeの位置に戻る前に、コールバックが実行されます。
        関連項目:
        getOnRepeat()setOnRepeat(Runnable)
      • setOnStalled

        public final void setOnStalled​(Runnable value)
        MediaPlayer.Status.STALLEDイベント・ハンドラを設定します。
        パラメータ:
        value - イベント・ハンドラまたはnull
      • getOnStalled

        public final Runnable getOnStalled​()
        MediaPlayer.Status.STALLEDイベント・ハンドラを取得します。
        戻り値:
        イベント・ハンドラまたはnull
      • setAudioSpectrumNumBands

        public final void setAudioSpectrumNumBands​(int value)
        オーディオ・スペクトルのバンド数を設定します。
        パラメータ:
        value - スペクトル・バンドの数、valueは2以上
      • getAudioSpectrumNumBands

        public final int getAudioSpectrumNumBands​()
        オーディオ・スペクトルのバンド数を取得します。
        戻り値:
        スペクトル・バンドの数
      • audioSpectrumNumBandsProperty

        public IntegerProperty audioSpectrumNumBandsProperty​()
        オーディオ・スペクトルのバンド数。 デフォルト値は128、最小値は2です。 オーディオ信号の周波数範囲は、指定された数の周波数ビンに分割されます。 たとえば、一般的なデジタル音楽信号の周波数範囲は[0.0, 22050] Hzです。 この場合のスペクトル・バンドの数が10に設定されている場合、このスペクトルの各周波数ビンの幅は2205 Hzとなり、最も低い周波数ビンの下限は0.0に等しくなります。
        関連項目:
        getAudioSpectrumNumBands()setAudioSpectrumNumBands(int)
      • setAudioSpectrumInterval

        public final void setAudioSpectrumInterval​(double value)
        オーディオ・スペクトルの通知間隔の値(秒)を設定します。
        パラメータ:
        value - スペクトル更新間隔を指定する正の値
      • getAudioSpectrumInterval

        public final double getAudioSpectrumInterval​()
        オーディオ・スペクトルの通知間隔の値(秒)を取得します。
        戻り値:
        スペクトル更新間隔
      • setAudioSpectrumThreshold

        public final void setAudioSpectrumThreshold​(int value)
        オーディオ・スペクトルのしきい値(デシベル)を設定します。
        パラメータ:
        value - スペクトルしきい値(dB)。0以下にする必要があります。
      • getAudioSpectrumThreshold

        public final int getAudioSpectrumThreshold​()
        オーディオ・スペクトルのしきい値(デシベル)を取得します。
        戻り値:
        スペクトルしきい値(dB)
      • audioSpectrumThresholdProperty

        public IntegerProperty audioSpectrumThresholdProperty​()
        デシベル単位の感度しきい値は、正の整数以外にする必要があります。 指定されたスペクトル・バンド内のピーク周波数について、このしきい値より小さい値は、しきい値の値に設定されます。 デフォルト値は-60 dBです。
        関連項目:
        getAudioSpectrumThreshold()setAudioSpectrumThreshold(int)
      • setAudioSpectrumListener

        public final void setAudioSpectrumListener​(AudioSpectrumListener listener)
        オーディオ・スペクトルのリスナーを設定します。
        パラメータ:
        listener - スペクトル・リスナーまたはnull
      • getAudioSpectrumListener

        public final AudioSpectrumListener getAudioSpectrumListener​()
        オーディオ・スペクトルのリスナーを取得します。
        戻り値:
        スペクトル・リスナーまたはnull
      • audioSpectrumListenerProperty

        public ObjectProperty<AudioSpectrumListener> audioSpectrumListenerProperty​()
        オーディオ・スペクトル更新のリスナー。 リスナーが登録されるとオーディオ・スペクトルの計算が有効化され、リスナーが削除されると計算が無効化されます。 単一のリスナーのみを登録でき、複数のオブザーバが必要となる場合は、イベントを転送する必要があります。

        たとえば、再生中のオーディオの周波数スペクトルをプロットしたり、ミュージック・ビジュアライザの波形を生成する場合に、AudioSpectrumListenerが役立つ場合があります。

        関連項目:
        getAudioSpectrumListener()setAudioSpectrumListener(AudioSpectrumListener)
      • dispose

        public void dispose​()
        プレイヤに関連付けられたすべてのリソースを解放します。 この関数を呼び出した後にプレイヤを使用しないでください。 このメソッドを実行すると、レイヤーはMediaPlayer.Status.DISPOSEDに移行します。 このメソッドは、随時、現在のプレイヤのステータスに関連して呼び出すことができます。
        導入されたバージョン:
        JavaFX 8.0