モジュール java.xml.ws
パッケージ javax.xml.ws

クラスEndpoint



  • public abstract class Endpoint
    extends Object
    Webサービス端点。

    端点は、このクラスに定義されたstaticメソッドを使用して作成されます。 端点は常に1つのBindingと1つのimplementorに結合され、端点の作成時にこの両方が設定されます。

    端点は、発行または未発行のいずれかの状態をとります。 publishメソッドは、端点の発行を開始するために使用できます。発行が開始されると、着信要求の受入れが開始されます。 逆に、stopメソッドを使用すると、着信要求の受入れを中止し、端点を停止させることができます。 停止後、端点を再び発行することはできません。

    着信要求をディスパッチするために使用されるスレッドをより強力に制御するため、Executorが端点に設定されることもあります。 たとえば、ThreadPoolExecutorを作成し、端点にそれを登録することによって、特定のパラメータを持つスレッド・プールを有効にすることができます。

    包含するBindingを使用して、ハンドラ・チェーンを設定することができます。

    端点は、それにバインドされているメタデータ文書(WSDL、XMLSchema文書など)のリストを含むことがあります。 発行時に、JAX-WS実装は、implementorに存在する注釈に基づいて新規生成するのではなく、メタデータのできるだけ多くを再利用しようとします。

    導入されたバージョン:
    1.6, JAX-WS 2.0
    関連項目:
    Binding, BindingType, SOAPBinding, Executor
    • フィールドのサマリー

      フィールド 
      修飾子と型 フィールド 説明
      static String WSDL_PORT
      標準プロパティ: WSDLポートの名前。
      static String WSDL_SERVICE
      標準プロパティ: WSDLサービスの名前。
    • コンストラクタのサマリー

      コンストラクタ 
      コンストラクタ 説明
      Endpoint​()  
    • フィールドの詳細

      • WSDL_SERVICE

        public static final String WSDL_SERVICE
        標準プロパティ: WSDLサービスの名前。

        型: javax.xml.namespace.QName

        関連項目:
        定数フィールド値
      • WSDL_PORT

        public static final String WSDL_PORT
        標準プロパティ: WSDLポートの名前。

        型: javax.xml.namespace.QName

        関連項目:
        定数フィールド値
    • コンストラクタの詳細

      • Endpoint

        public Endpoint​()
    • メソッドの詳細

      • create

        public static Endpoint create​(Object implementor)
        指定されたimplementorオブジェクトを持つ端点を作成します。 BindingType注釈を介して指定されたバインディングがある場合、それを使用しなければならず、そうでない場合、デフォルトのSOAP 1.1 /HTTPバインディングを使用しなければいけません。

        新しく作成された端点は、publish(String)およびpublish(Object)メソッドのいずれかを呼び出すことによって発行できます。

        パラメータ:
        implementor - 端点の実装者。
        戻り値:
        新しく作成された端点。
      • create

        public static Endpoint create​(Object implementor,
                                      WebServiceFeature... features)
        指定されたimplementorオブジェクトおよびWebサービス機能を持つ端点を作成します。 BindingType注釈を介して指定されたバインディングがある場合、それを使用しなければならず、そうでない場合、デフォルトのSOAP 1.1 /HTTPバインディングを使用しなければいけません。

        新しく作成された端点は、publish(String)およびpublish(Object)メソッドのいずれかを呼び出すことによって発行できます。

        パラメータ:
        implementor - 端点の実装者。
        features - 端点に構成するWebServiceFeatureのリスト。 features パラメータに含まれていないサポートされる機能には、デフォルト値が設定される。
        戻り値:
        新しく作成された端点。
        導入されたバージョン:
        1.7, JAX-WS 2.2
      • create

        public static Endpoint create​(String bindingId,
                                      Object implementor)
        指定されたバインディング型とimplementorオブジェクトを使用して端点を作成します。

        新しく作成された端点は、publish(String)およびpublish(Object)メソッドのいずれかを呼び出すことによって発行できます。

        パラメータ:
        bindingId - 使用するバインディングを指定するURI。 bindingIDがnullで、BindingType注釈を介してバインディングが指定されていない場合は、デフォルトのSOAP 1.1 /HTTPバインディングを使用する必要がある。
        implementor - 端点の実装者。
        戻り値:
        新しく作成された端点。
      • create

        public static Endpoint create​(String bindingId,
                                      Object implementor,
                                      WebServiceFeature... features)
        指定されたバインディング・タイプ、実装オブジェクト、およびWebサービス機能を持つ端点を作成します。

        新しく作成された端点は、publish(String)およびpublish(Object)メソッドのいずれかを呼び出すことによって発行できます。

        パラメータ:
        bindingId - 使用するバインディングを指定するURI。 bindingIDがnullで、BindingType注釈を介してバインディングが指定されていない場合は、デフォルトのSOAP 1.1 /HTTPバインディングを使用する必要がある。
        implementor - 端点の実装者。
        features - 端点に構成するWebServiceFeatureのリスト。 features パラメータに含まれていないサポートされる機能には、デフォルト値が設定される。
        戻り値:
        新しく作成された端点。
        導入されたバージョン:
        1.7, JAX-WS 2.2
      • getBinding

        public abstract Binding getBinding​()
        この端点のバインディングを返します。
        戻り値:
        この端点のバインディング
      • getImplementor

        public abstract Object getImplementor​()
        この端点の実装オブジェクトを返します。
        戻り値:
        この端点のimplementor
      • publish

        public abstract void publish​(String address)
        指定されたアドレスでこの端点を発行します。 必要なサーバー・インフラストラクチャは、JAX-WS実装により、デフォルト設定を使用して作成および構成されます。 サーバー構成をより詳細に制御するには、publish(Object)メソッドを代わりに使用してください。
        パラメータ:
        address - 使用するアドレスを指定するURI。 このアドレスは、端点作成時に指定したバインディングに対応していなくてはならない。
        例外:
        IllegalArgumentException - 指定したアドレスURIを端点のバインディングとともに使用できない場合。
        IllegalStateException - 端点がすでに発行されている、または、すでに停止されている場合。
        SecurityException - java.lang.SecurityMangerが使用されている場合で、アプリケーションにWebServicePermission("publishEndpoint")アクセス権がないとき。
      • publish

        public static Endpoint publish​(String address,
                                       Object implementor)
        指定されたアドレスで、指定されたimplementorオブジェクトの端点を作成および発行します。

        必要なサーバー・インフラストラクチャは、JAX-WS実装により、デフォルト設定を使用して作成および構成されます。 サーバー構成をより詳細に制御するには、create(String,Object)メソッドおよびpublish(Object)メソッドを代わりに使用してください。

        パラメータ:
        address - 使用するアドレス、および、トランスポートまたはプロトコルを指定するURI。 http: URIが、使用されているSOAP 1.1/HTTPバインディングに帰着する必要がある。 実装がその他のURIスキームをサポートすることも可能である。
        implementor - 端点の実装者。
        戻り値:
        新しく作成された端点。
        例外:
        SecurityException - java.lang.SecurityMangerが使用されている場合で、アプリケーションにWebServicePermission("publishEndpoint")アクセス権がないとき。
      • publish

        public static Endpoint publish​(String address,
                                       Object implementor,
                                       WebServiceFeature... features)
        指定されたアドレスで、指定されたimplementorオブジェクトの端点を作成および発行します。 作成される端点はWebサービス機能で構成されます。

        必要なサーバー・インフラストラクチャは、JAX-WS実装により、デフォルト設定を使用して作成および構成されます。 サーバー構成をより詳細に制御するには、create(String,Object)メソッドおよびpublish(Object)メソッドを代わりに使用してください。

        パラメータ:
        address - 使用するアドレス、および、トランスポートまたはプロトコルを指定するURI。 http: URIが、使用されているSOAP 1.1/HTTPバインディングに帰着する必要がある。 実装がその他のURIスキームをサポートすることも可能である。
        implementor - 端点の実装者。
        features - 端点に構成するWebServiceFeatureのリスト。 features パラメータに含まれていないサポートされる機能には、デフォルト値が設定される。
        戻り値:
        新しく作成された端点。
        例外:
        SecurityException - java.lang.SecurityMangerが使用されている場合で、アプリケーションにWebServicePermission("publishEndpoint")アクセス権がないとき。
        導入されたバージョン:
        1.7, JAX-WS 2.2
      • publish

        public abstract void publish​(Object serverContext)
        指定されたサーバー・コンテキストでこの端点を発行します。 サーバー・コンテキストは、サーバー・インフラストラクチャおよび特定のトランスポートのアドレッシング情報をカプセル化します。 このメソッドの呼出しを成功させるには、それに引数として渡されるサーバー・コンテキストが端点のバインディングと互換性がなくてはいけません。
        パラメータ:
        serverContext - 端点を発行するために使用されるサーバー・コンテキストを表すオブジェクト。
        例外:
        IllegalArgumentException - 指定されたサーバー・コンテキストが実装によってサポートされていない、または、端点のバインディングとともに使用できないことが判明した場合。
        IllegalStateException - 端点がすでに発行されている、または、すでに停止されている場合。
        SecurityException - java.lang.SecurityMangerが使用されている場合で、アプリケーションにWebServicePermission("publishEndpoint")アクセス権がないとき。
      • publish

        public void publish​(HttpContext serverContext)
        指定されたサーバー・コンテキストでこの端点を発行します。 サーバー・コンテキストは、サーバー・インフラストラクチャおよび特定のトランスポートのアドレッシング情報をカプセル化します。 このメソッドの呼出しを成功させるには、それに引数として渡されるサーバー・コンテキストが端点のバインディングと互換性がなくてはいけません。

        これは、コンテナ開発者が端点を移植性の高い方法で発行するためのものであり、エンド開発者向けのものではありません。

        パラメータ:
        serverContext - 端点を発行するために使用されるサーバー・コンテキストを表すオブジェクト。
        例外:
        IllegalArgumentException - 指定されたサーバー・コンテキストが実装によってサポートされていない、または、端点のバインディングとともに使用できないことが判明した場合。
        IllegalStateException - 端点がすでに発行されている、または、すでに停止されている場合。
        SecurityException - java.lang.SecurityMangerが使用されている場合で、アプリケーションにWebServicePermission("publishEndpoint")アクセス権がないとき。
        導入されたバージョン:
        1.7, JAX-WS 2.2
      • stop

        public abstract void stop​()
        発行中のこの端点を停止します。 端点が発行されていない場合、このメソッドは何もしません。
      • isPublished

        public abstract boolean isPublished​()
        端点が発行されている状態の場合、trueを返します。
        戻り値:
        端点が発行されている状態の場合、true
      • getMetadata

        public abstract List<Source> getMetadata​()
        サービスのメタデータ文書リストを返します。
        戻り値:
        List<javax.xml.transform.Source> - サービスのメタデータ文書リスト
      • setMetadata

        public abstract void setMetadata​(List<Source> metadata)
        この端点のメタデータを設定します。
        パラメータ:
        metadata - 端点のメタデータ情報を含むXML文書ソース(WSDLまたはXMLスキーマ文書など)のリスト
        例外:
        IllegalStateException - 端点がすでに発行されている場合。
      • getExecutor

        public abstract Executor getExecutor​()
        このEndpointインスタンスのexecutorを返します。 executorは、着信要求をimplementorオブジェクトにディスパッチするために使用されます。
        戻り値:
        要求をディスパッチするために使用されるjava.util.concurrent.Executor
        関連項目:
        Executor
      • setExecutor

        public abstract void setExecutor​(Executor executor)
        このEndpointインスタンスのexecutorを設定します。 executorは、着信要求をimplementorオブジェクトにディスパッチするために使用されます。 このEndpointpublish(Object)メソッドを使用して発行され、指定したサーバー・コンテキストがそれ自身のスレッド処理動作を定義している場合、executorは無視されることがあります。
        パラメータ:
        executor - 要求をディスパッチするために使用されるjava.util.concurrent.Executor
        例外:
        SecurityException - セキュリティ上の理由により、インスタンスがexecutorを設定することをサポートしていない場合(たとえば、必要なアクセス権が不足している場合)。
        関連項目:
        Executor
      • getProperties

        public abstract Map<String,Object> getProperties​()
        このEndpointインスタンスのプロパティ・バッグを返します。
        戻り値:
        Map<String,Object>このインスタンスに関連付けられているプロパティ・バッグ。
      • setProperties

        public abstract void setProperties​(Map<String,Object> properties)
        このEndpointインスタンスのプロパティ・バッグを設定します。
        パラメータ:
        properties - このインスタンスに関連付けられているプロパティ・バッグ。
      • getEndpointReference

        public abstract EndpointReference getEndpointReference​(Element... referenceParameters)
        このEndpointインスタンスに関連付けられたEndpointReferenceを返します。

        このbindingProviderのバインディングがSOAP1.1/HTTPまたはSOAP1.2/HTTPの場合は、W3CEndpointReferenceを返す必要があります。

        パラメータ:
        referenceParameters - 返されるEndpointReferenceインスタンスに関連付けられる参照パラメータ。
        戻り値:
        このEndpointインスタンスのEndpointReference。 返されるEndpointReferenceW3CEndpointReference型の場合は、指定されたreferenceParametersを含む必要がある。
        例外:
        WebServiceException - EndpointReferenceの作成でエラーが発生した場合、またはEndpointが発行されている状態でない場合。
        UnsupportedOperationException - このBindingProviderがXML/HTTPバインディングを使用している場合。
        導入されたバージョン:
        1.6, JAX-WS 2.1
        関連項目:
        W3CEndpointReference
      • getEndpointReference

        public abstract <T extends EndpointReference> T getEndpointReference​(Class<T> clazz,
                                                                             Element... referenceParameters)
        このEndpointインスタンスに関連付けられたEndpointReferenceを返します。
        型パラメータ:
        T - EndpointReferenceのタイプ。
        パラメータ:
        clazz - 取得する必要のあるEndpointReferenceの型を指定する。
        referenceParameters - 返されるEndpointReferenceインスタンスに関連付けられる参照パラメータ。
        戻り値:
        このEndpointインスタンスのclazz型のEndpointReference。 返されるEndpointReferenceW3CEndpointReference型の場合は、指定されたreferenceParametersを含む必要がある。
        例外:
        WebServiceException - EndpointReferenceの作成でエラーが発生した場合、Endpointが発行されている状態でない場合、またはEndpointReferenceの型としてclazzがサポートされていない場合。
        UnsupportedOperationException - このBindingProviderがXML/HTTPバインディングを使用している場合。
        導入されたバージョン:
        1.6, JAX-WS 2.1
      • setEndpointContext

        public void setEndpointContext​(EndpointContext ctxt)
        EndpointContextを設定することにより、JAX-WSランタイムはアプリケーション内の他のエンドポイントのアドレスを知ることができます。 複数の端点がWSDLの異なるポートを共有する場合、WSDLにアクセスすると、複数のポート・アドレスにパッチが適用されます。

        端点を発行する前に設定する必要があります。

        パラメータ:
        ctxt - 複数の端点で共有される
        例外:
        IllegalStateException - 端点がすでに発行されている、または、すでに停止されている場合。
        導入されたバージョン:
        1.7, JAX-WS 2.2