このトピックでは、パラメータを作成してフィルタにバインドする方法、または既存のパラメータを選択してフィルタにバインドする方法について説明します。
ワークブックのキャンバスから選択したフィルタ値を別のキャンバスに渡す場合や、ダッシュボード・フィルタの動作およびユーザーへの公開方法をより詳細に制御する場合は、パラメータをフィルタにバインドします。
フィルタへのパラメータのバインドは、1方向バインドであるため、パラメータによって、ユーザーが選択できる使用可能なフィルタ値のリストが制限されることはありません。パラメータのプロパティによって、フィルタから使用できる値が定義されます。
フィルタにバインドされたパラメータは、フィルタの選択をリスニングします。パラメータがフィルタ値を受け入れると、ワークブック内のパラメータの使用場所にその値を渡します。
フィルタへのパラメータのバインドには多くの用途があります。たとえば、デフォルトでは、ダッシュボード・フィルタ・コントロールをキャンバスに追加すると、フィルタはそのキャンバスにのみ適用されます。フィルタにバインドされたパラメータを使用して、ワークブック内の複数のキャンバスにわたってダッシュボード・フィルタを固定できます。同じフィルタが同じパラメータにバインドされたダッシュボード・コントロールが複数のキャンバスに含まれている場合、ユーザーが選択したフィルタ値は各キャンバスに適用されます。
ワークブック・フィルタのデータ値を選択してから、「パラメータの作成」オプションを使用して、パラメータの作成とフィルタへのバインドを行います。パラメータを作成したら、ワークブックの他のフィルタにバインドして、フィルタ間でデータ値を渡すことができます。
パラメータを作成し、ほとんどのダッシュボード・フィルタ・タイプにバインドできます。パラメータを作成したら、ワークブックの他のフィルタ(別のキャンバスの同じフィルタなど)にバインドして、フィルタ間でデータ値を渡すことができます。
データ値を除外するフィルタを設定し、「パラメータにバインド」オプションを使用して、除外パラメータの作成とフィルタへのバインドを行います。パラメータを作成したら、ワークブックの他のフィルタにバインドして、フィルタ間で除外するデータ値を渡すことができます。
二重列フィルタのデータ値を選択してから、「パラメータの作成」オプションを使用して、パラメータの作成とフィルタへのバインドを行います。作成するパラメータでは、選択した値と対応する列がプロパティとして使用され、追加されるのはワークブックの「パラメータ」タブです。
フィルタにバインドするシステム・パラメータまたは既存のワークブック・パラメータを選択し、選択したフィルタ値をパラメータに渡します。