アプリケーションによっては、ドラッグ&ドロップターゲットがあります。ターゲットは、アプリケーションの制御領域の右上角にあります。図 1-17にドラッグ&ドロップターゲットを示します。カラーのワークステーションでは、ドラッグ&ドロップターゲットはわずかに薄暗く表示されます。
ドラッグ&ドロップターゲットにオブジェクトをドロップすると、そのオブジェクトはアプリケーションにロードされ、現在ロードされているものが何であれ、それを入れ換えます。たとえば、ファイルまたは選択したテキストをテキストエディタのドラッグ&ドロップターゲットにドロップすると、テキストエディタ全体の内容がそのドロップしたファイルまたはテキストに入れ替わります。
ドラッグ&ドロップターゲットが図 1-18 に示すような横線を持っている場合は、現在のアプリケーションの内容全体がドロップターゲットからドラッグできることを意味します。たとえば、テキストエディタのドラッグ&ドロップターゲットから線のついた領域をドラッグするときは、テキストエディタの内容全体がドラッグされます。
場合によってはデータを含むペインにオブジェクトを直接ドロップして、オブジェクトをロードする替わりに追加することができます。たとえば、テキストをテキストペインのどこかにドロップしてテキストをペインのテキストに挿入することができます (現在あるテキストを入れ換える替わりに、テキストをドラッグ&ドロップターゲットにドロップした場合こうなります)。またもう一つの例としては、ファイルをファイルマネージャのフォルダにドロップすると、ファイルをフォルダに追加することができます。
DeskSet アプリケーション間でファイルをドラッグ&ドロップするには、多くの方法があります。次にいくつかの例を示します。
ファイルをドラッグし、印刷ツールアイコンまたはそのドラッグ&ドロップターゲットにドロップして、ファイルを印刷することができます。図 1-19 は印刷ツールのドラッグ&ドロップターゲットです。第 10 章「印刷ツール」で印刷ツールの詳細を説明します。
不要になったファイルを削除するには、ファイルマネージャまたはマルチメディアメールツールのメッセージのアタッチメントウィンドウにあるそのファイルのアイコンの上でセレクトボタンを押して、それをごみ箱アイコンまでドラッグしてセレクトボタンを離します。
ファイルマネージャからテキストファイル、フォルダ、または他のアイコンをドラッグし、ワークスペースにドロップしてファイルを参照することができます。
マルチメディアメールツールのメッセージウィンドウにアタッチされたファイルをドラッグして、それをワークスペースにドロップすることができます。ファイルの作成に使われたアプリケーション (ファイルマネージャ、テキストエディタ、オーディオツール、アイコンエディタなど) が呼び出され、ファイルはアプリケーションウィンドウでオープンされます。これらのツールの詳細に関しては、第 2 章「ファイルマネージャ」または第 4 章「マルチメディアメールツール」を参照してください。