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マニュアルページセクション 1M: システム管理コマンド Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
- システム上の新しいグループ定義の追加 (作成)
/usr/sbin/groupadd [-g gid [-o]] [-S repository] [-U user1[,user2..] ] group
groupadd コマンドは、files および ldap リポジトリ内のグループデータベースに適切なエントリを追加することにより、システム上に新しいグループ定義を作成します。
グループを追加できるようにするには、管理者は User Management 権利プロファイルを付与されているか、または solaris.group.manage 承認を保持している必要があります。グループが正常に追加されると、そのグループを変更および削除する承認が管理者に付与されます。groupmod(1M)およびgroupdel(1M)を参照してください。solaris.group.assign 承認 (通常は root アカウント) が割り当てられている管理者は、usermod(1M)を使用して承認の割り当てを変更できます。
サポートしているオプションは、次のとおりです。
新しいグループにグループ ID gid を割り当てます。このグループ ID は、/usr/include/sys/param.h で定義された MAXUID より小さい負でない 10 進整数である必要があります。グループ ID のデフォルトは、現在割り当てられている最大の番号の次に大きい使用可能な (一意の) 番号です。たとえば、グループ 100、105、および 200 がグループとして割り当てられている場合、次のデフォルトのグループ番号は 201 です。(0 から 99 までのグループ ID は、SunOS の今後の用途のために予約されています。)
重複した (一意でない) gid を許可します。このオプションを使用するには、管理者は solaris.group.assign 承認を保持している必要があります。
有効なリポジトリは files と ldap です。リポジトリは、更新するネームサービスを指定します。repository が指定されていない場合は、files リポジトリが使用されます。リポジトリが files の場合、ユーザー名およびその他の項目は、別のネームサービスリポジトリに存在する可能性があり、files リポジトリ内のグループに割り当てることができます。リポジトリが ldap の場合、割り当て可能な属性はすべて ldap リポジトリに存在している必要があります。
グループにユーザーのリスト (user1、user2...) を追加します。
次のオペランドがサポートされています。
一連の小文字英字と数字で構成される文字列。文字列が MAXGLEN-1 (通常は 8 文字) を超えた場合は、警告メッセージが書き込まれます。group フィールドには、少なくとも 1 文字が含まれている必要があります。小文字、数字、またはその両方の組み合わせを使用でき、コロン (:) または改行を含めることはできません。
次の終了ステータスが返されます。
正常終了。
無効なコマンド構文。groupadd コマンドの使用法に関するメッセージが表示されます。
オプションに無効な引数が指定されました。
gid が一意ではありません (-o オプションを使用していない場合)。
group が一意ではありません。
グループデータベースを更新できません。
/etc/group
/usr/include/userdefs.h
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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users(1B), groupdel(1M), groupmod(1M), grpck(1M), logins(1M), pwck(1M), useradd(1M), userdel(1M), usermod(1M), group(4), attributes(5)
groupadd は、システムにグループ定義を追加します。ネットワークネームサービスを使用してローカルの /etc/group ファイルに追加のエントリを補足している場合、groupadd は指定されたグループ名とグループ ID が外部のネームサービスに対して一意かどうかを検証し、files リポジトリ内のエントリを使用します。
group エントリの文字数が 2047 を超えると、groupdel(1M) や groupmod(1M) などのグループ保守コマンドは失敗します。