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Oracle® Identity Manager Microsoft Exchangeコネクタ・ガイド
11.1.1
B72409-14
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Microsoft ExchangeのためのOracle Identity Managerコネクタの更新情報

この章では、リリース11.1.1.6.0のMicrosoft Exchangeコネクタのソフトウェアとドキュメントに関する更新の概要を示します。

この章で説明する更新内容は、次のカテゴリに分類されます。

ソフトウェアの更新

次の各項では、ソフトウェアの更新について説明します。

リリース11.1.1.6.0のソフトウェア更新

リリース11.1.1.6.0でのソフトウェアの更新は次のとおりです。

複数ドメインのサポート

このリリースのコネクタは、フォレスト内ですべてのドメインをサポートする単一のExchange Serverようなトポロジをサポートします。フォレスト内のドメインは親子関係になることも、またはピア・ドメインになることもできます。つまり、コネクタは単一ITリソースを使用してこのトポロジをサポートします。コネクタITリソースはExchange Server固有であり、ドメイン固有ではありません。

詳細は、「複数のドメインにわたるメールボックスのリコンシリエーションおよびプロビジョニング」を参照してください。

複数値属性のサポート

このリリースのコネクタは、MailboxおよびMailUser受信者の複数値属性の管理をサポートします。デフォルトでは、複数値属性はコネクタに標準で備わっていません。新しい属性をカスタマイズまたは追加するには、「新規フィールドの追加のサポート」を参照してください。

Exchange Server 2010の最小権限のサポート

このリリースのコネクタは、Exchange Server 2010での最小権限を使用した受信者の管理をサポートします。コネクタはRecipient Managementロールのみを使用します。

配布グループを使用したターゲット・リソース・リコンシリエーション中のパフォーマンスの向上

配布グループを使用したターゲット・リソース・リコンシリエーション中のパフォーマンスが向上しました。

また、リコンシリエーション属性マップから配布グループが削除された場合、コネクタはターゲット・システムからフェッチするかわりにこれを受け入れます。

特定の組織単位からのリコンシリエーションのサポート

コネクタで特定の組織単位(OU)からのリコンシリエーションがサポートされるようになりました。

特定のメールボックス・データベースからのリコンシリエーションのサポート

コネクタで特定のメールボックス・データベースからのリコンシリエーションがサポートされるようになりました。

リリース11.1.1.6.0で解決された問題

次の問題が、リリース11.1.1.6.0で解決されました。

Oracle Bug# 問題の説明

14594530

この問題はExchange 2010に該当していました。コネクタは最小権限、Recipient Managementロールでユーザーを管理できませんでした。アカウント管理にはDomain Adminの資格証明が必要でした。

14745591

この問題はExchange 2010に該当していました。コネクタはフォレスト内で複数ドメイン・トポロジをサポートしませんでした。

14786992

コネクタはリコンシリエーション中に正しいメールボックス・データベースをフェッチしませんでした。

14748032

コネクタは不適切な日付書式のためParameterBindingExceptionをスローしました。

16032917

単一のユーザーの配布グループのフェッチが失敗した場合は必ずリコンシリエーションが停止しました。

現在、そのようなエラーは無視され、他のユーザーのリコンシリエーションは継続されます。

リリース11.1.1.5.0のソフトウェア更新

リリース11.1.1.5.0でのソフトウェアの更新は次のとおりです。

ICFベース・コネクタ

Identity Connector Framework (ICF)は、すべてのOracle Identity Managerコネクタで必要とされる基本プロビジョニングやリコンシリエーションなどの機能を提供するコンポーネントです。

Oracle Identity Manager Microsoft ExchangeコネクタはICFベースのコネクタです。ICFではクラスパスの分離が使用され、これによりコネクタはレガシー・バージョンのコネクタと共存できます。

ICFおよびその特長の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerのためのアプリケーションの開発とカスタマイズのIdentity Connector Frameworkの理解に関する項を参照してください。

パフォーマンスの向上

このリリースのコネクタのパフォーマンスは、以前のJavaベース・コネクタのパフォーマンスよりも向上しています。

このコネクタは.NETコネクタ・フレームワークの元でPowerShellコマンドレットを使用して、Microsoft Exchangeと通信し、コネクタ操作を実行します。

複数ドメインのサポート

このリリースのコネクタは、単一のExchangeリソース・オブジェクトを使用して、フォレスト内の複数のドメイン(親子ドメイン・トポロジの一部のみ)をサポートします。以前のコネクタでは、各ドメインはExchangeリソース・オブジェクトにより表される必要がありました。

詳細は、「複数のドメインにわたるメールボックスのリコンシリエーションおよびプロビジョニング」を参照してください。

新規フィールドの追加のサポート

このリリースのコネクタは、プロビジョニングおよびリコンシリエーションで、Microsoft Exchangeによりサポートされる単一値および複数値フィールドの追加をサポートします。詳細は、次の項を参照してください。

データの変換および検証のサポート

リコンシリエーション中にOracle Identity Managerに渡されるプロセス・フォーム・フィールド・データやその他のオブジェクトなどのデータの変換も構成できます。さらに、リコンシリエーションおよびプロビジョニング中にOracle Identity Managerとの間でやり取りされるデータの検証も構成できます。詳細は、次の項を参照してください。

スクリプトの実行のサポート

このリリース以降では、Microsoft Exchangeコネクタがデプロイされたコンピュータでスクリプトを実行できます。アカウントのプロビジョニング操作の作成、更新または削除の前または後で実行するスクリプトを構成できます。たとえば、Microsoft Active Directoryユーザー管理コネクタによりユーザーが作成される前に実行するスクリプトを構成できます。

詳細は、「アクション・スクリプトの構成」を参照してください。

接続プーリングのサポート

このリリースのコネクタでは、ICFに基づく接続プーリング機能をサポートしています。以前のリリースでは、ターゲット・システムとの接続は、リコンシリエーションの実行の開始時に確立され、リコンシリエーションの実行の終了時にクローズされました。接続プールの導入により、複数の接続がICFにより確立され、コネクタによる使用のために予約されたままになります。

詳細は、「接続プーリング用の参照定義の設定」を参照してください。

ドキュメント固有の更新

次の各項では、ドキュメント固有の更新について説明します。

リリース11.1.1.6.0のドキュメント固有の更新

リリース11.1.1.6.0のリビジョン26では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

表1-1の「ターゲット・システム」行に、Microsoft Exchange 2019のサポートが追加されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン25では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

表1-1の「Oracle Identity GovernanceまたはOracle Identity Manager」行に、Oracle Identity Governance 12c (12.2.1.4.0)の動作保証が追加されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン24では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています:

Active Directoyのアカウントの電子メール・アドレスが、自動生成された電子メール・アドレスで上書きされることに関する情報が、「Exchange 2010以降に関連するFAQ」に追加されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン23では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン22では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

  • 表1-1の「Oracle Identity Manager」行は、「Oracle Identity GovernanceまたはOracle Identity Manager」に変更され、Oracle Identity Governance 12c (12.2.1.3.0)の動作保証についても更新されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン21におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。

  • 表2-2の次の行が更新されました。

    • ExchangeServerHost

    • ExchangeUser

    • ExchangeUserPassword

  • 表1-1の「ターゲット・システム」行が更新されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン20におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。

  • 表1-1の「ターゲット・システム」行が更新されました。

  • 表2-2の「ExchangeServerType」行が更新されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン19におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。

  • 「コネクタ・サーバー」行が表1-1に追加されました。

  • 表1-1の「JDK」行が、「コネクタ・サーバーのJDK」に変更されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン18におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン17におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。

Microsoft Exchange 9.xおよび11.xコネクタの共存に関する情報が、「Exchange 2007以降に関連するFAQ」で変更されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン16におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。

  • 表1-1の「Oracle Identity Manager」行が更新されています。

  • Oracle Identity Manager 11g リリース2 PS3 (11.1.2.3.0)に固有の情報が「使用上の推奨事項」に追加されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン15におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。

「ノート」が、「コネクタの機能拡張」の冒頭に追加されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン14におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。

表1-1の「他のシステム」行が更新されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン13におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。

「ログ・ファイルのローテーションの構成」の構文エラーが修正されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン12におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン11におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。

  • Microsoft Exchange 2013が、このコネクタでサポートされるターゲット・システムとして追加されました。この情報は、表1-1の「ターゲット・システム」の行に存在します。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン10におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン9におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。

リリース11.1.1.5.0のドキュメント固有の更新

リリース11.1.1.5.0のリビジョン8では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

  • 「動作保証されたコンポーネント」では、ターゲット・システムが次のように更新されました。

    • Microsoft Exchange 2007 SP1、SP2、SP3 (64ビット)

    • Microsoft Exchange 2010 RTM、SP1、SP2、SP3 (64ビット)

リリース11.1.1.5.0のリビジョン7では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

  • 表2-2のContainer、DomainNameおよびExchangeServerTypeパラメータの値が更新されました。

リリース11.1.1.5.0のバージョン6では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

リリース11.1.1.5.0のバージョン4では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

  • 「動作保証されたコンポーネント」では、ターゲット・システム・ホスト・プラットフォームが次のように更新されました。

    • Microsoft Windows Server 2003 (32ビットおよび64ビット)以降

    • Microsoft Windows Server 2008 (32ビットおよび64ビット)以降

リリース11.1.1.5.0のバージョン3では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

リリース11.1.1.5.0のバージョン2では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。