Oracle® Solaris 11.2 での sendmail サービスの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

sendmail の version 8.14 での変更点

    sendmail サービスが version 8.14 に更新されました。また、sendmail の重要な変更点のいくつかを次に示します。

  • sendmail.cf および submit.mc 構成ファイルを自動的に再構築するように、システムを構成可能になりました。必要な手順については、構成ファイルを自動的に再構築する方法を参照してください。

  • デフォルトでは、sendmail デーモンは新しいローカルデーモンモードで動作します。ローカル専用モードでは、ローカルホストからの着信メールだけを受信します。たとえば、cron ジョブからのメールやローカルユーザー間のメールを受信します。発信メールの経路は変更されず、着信メールだけが変更されます。ローカル専用モードを選択する場合には、–bl (Become Local モードの略) オプションを使用します。このモードの詳細については、sendmail(1M) のマニュアルページを参照してください。–bd (Become Daemon モード) に戻す方法については、オープンモードで sendmail を使用する方法を参照してください。

  • makemap コマンドの –t および –u オプションが想定どおりに機能するようになりました。–u オプションを指定した場合でも、–t オプションで宣言された区切り文字が区切り文字として使用されます。以前は、–u オプションが使用されると、–t オプションで定義された区切り文字にかかわらず、空白が区切り文字として使用されていました。これらのオプションの詳細については、makemap(1M) のマニュアルページを参照してください。