Oracle® Solaris 11.2 での暗号化と証明書の管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

pktool signcsr コマンドを使用して証明書要求に署名する方法

この手順は、PKCS #10 証明書署名要求 (CSR) に署名するために使用されます。PEM または DER 形式の CSR を使用できます。署名プロセスによって X.509 v3 証明書が発行されます。PKCS #10 CSR を生成するには、pktool(1) のマニュアルページを参照してください。

始める前に

この手順では、自身が認証局 (CA) であり、CSR を受信しており、それがファイル内に格納されてると想定します。

  1. pktool signcsr コマンドへの必要な引数に関する次の情報を収集します。
    signkey

    署名者の鍵を PKCS #11 キーストア内に格納した場合、signkey は、この非公開鍵を取得するラベルです。

    署名者の鍵を NSS キーストアまたはファイルキーストア内に格納した場合、signkey は、この非公開鍵を保持するファイル名です。

    csr

    CSR のファイル名を指定します。

    serial

    署名される証明書のシリアル番号を指定します。

    outcer

    署名される証明書のファイル名を指定します。

    issuer

    自分の CA 発行者名を識別名 (DN) 形式で指定します。

    signcsr サブコマンドのオプションの引数については、pktool(1) のマニュアルページを参照してください。

  2. 要求に署名し、証明書を発行します。

    たとえば、次のコマンドは、PKCS #11 リポジトリにある署名者の鍵を使用して証明書に署名します。

    # pktool signcsr signkey=CASigningKey \
    csr=fromExampleCoCSR \
    serial=0x12345678 \
    outcert=ExampleCoCert2010 \
    issuer="O=Oracle Corporation, \
    OU=Oracle Solaris Security Technology, L=Redwood City, ST=CA, C=US, \
    CN=rootsign Oracle"

    次のコマンドは、ファイルにある署名者の鍵を使用して証明書に署名します。

    # pktool signcsr signkey=CASigningKey \
    csr=fromExampleCoCSR \
    serial=0x12345678 \
    outcert=ExampleCoCert2010 \
    issuer="O=Oracle Corporation, \
    OU=Oracle Solaris Security Technology, L=Redwood City, ST=CA, C=US, \
    CN=rootsign Oracle"
  3. 証明書を要求者に送信します。

    電子メール、Web サイト、またはその他のメカニズムを使用すると証明書を要求者に配信できます。

    たとえば、電子メールを使用して ExampleCoCert2010 ファイルを要求者に送信できます。