Oracle® Solaris 11.2 での暗号化と証明書の管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

鍵管理フレームワークの使用

このセクションでは、パスワード、パスフレーズ、ファイル、キーストア、証明書、CRL などの公開鍵オブジェクトを、pktool コマンドを使って管理する方法について説明します。

鍵管理フレームワーク (KMF) を使うと公開鍵技術を集中管理できます。

表 4-1  鍵管理フレームワークの使用のタスクマップ
タスク
説明
参照先
証明書を作成します。
PKCS #11、NSS、または OpenSSL で使用される証明書を作成します。
証明書をエクスポートします。
証明書とそれをサポートする鍵を含むファイルを作成します。このファイルはパスワードで保護できます。
証明書をインポートします。
別のシステムから取得した証明書をインポートします。
別のシステムから取得した PKCS #12 形式の証明書をインポートします。
パスフレーズを生成します。
PKCS #11 キーストアまたは NSS キーストアにアクセスするためのパスフレーズを生成します。
対称鍵を生成する。
ファイルの暗号化やファイルの MAC の作成で、またはアプリケーションのために使用する対称鍵を生成します。
鍵のペアを生成します。
アプリケーションで使用する公開鍵と非公開鍵のペアを生成します。
PKCS #10 CSR を生成します。
外部の認証局 (CA) が署名するための PKCS #10 証明書署名要求 (CSR) を生成します。
pktool(1) マニュアルページ
PKCS #10 CSR に署名します。
PKCS #10 CSR に署名します。
KMF にプラグインを追加します。
プラグインをインストール、変更、および一覧表示します。また、KMF からプラグインを削除します。